元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

お客様方からの教え

2006-10-31 | 万年筆
最初は本当に純粋にそれで書けば気持ちよく文字を書くことができて、仕事が楽しかっただけでした。
インクで書いた文字で埋められた手帳を見るのは、気分がよかったというだけでした。
そんな時あるお客様と出会いました。
その人は私と齢も近く、同じ波長を感じました。
齢は近く若かったですが、あるビジネスを成功させていてたくさんのペンを持っておられました。本当にたくさんのことをその人から教えていただき、今の私の知識のほとんどはその時に基礎ができたと思っています。
今から考えるとその人は、本当に進んだ考え方を持っていて、ペン以外にも勉強になることがたくさんありました。
その人が最初だったと思います。それから私はいろんなお客様からたくさんのことを学ぶことができるようになりました。
同じ職場の人から吸収したいと思うことは少なくても、お客様方からたくさんの大切なことを教えてもらうことができたことは本当に幸せだったと思っています。

2 コメント

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客として (mtfuji)
2006-11-04 21:07:54
客として店の方と話す時に必要以上に緊張することがあります。その店員さんが本当に親身になって相談に乗ってくれているのか、単に高いものを売りつけようとしているだけなのか。これは端で見ているとすぐわかるので、家内の買い物について行ったりすると横で聞いていて、「これはまずいな」と思ったら「もう時間がないよ」といって連れ出したりすることになることがあります。反対に「買った方が良いんじゃないか」と声をかけたりすることもあります。ただ自分ではよくわからないことが多く、それだけに緊張してしまい、イヤだなと思うことが多いものです。ですから私は余程のことがないとデパートには行きません。デパート店員の方にはその当たりが巧み人が多いので、私は緊張します。
逆に店の方の方はそういう風に客が半分身を引いてみていると感じ取れても踏み込んで販売しなければならないわけですから難しいですよね。
私は客という立場に立ったことしかないので、販売員の方の苦労は想像するだけです。
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販売員として (penandmessage)
2006-11-05 01:44:17
あまり売る気を前面に出しすぎて失敗することは、たくさんの販売員の方が経験されていると思います。
お客様と楽しくお話をさせていただいて、その結果お買い物していただけたらそれが理想ですし、お互いとても有意義な時間を過ごすことができて、また後につながるように思います。
そういう販売員がどれくらいおられるか分かりませんが、売る気のない人はいないと思いますし、もちろん私も売れないよりは売れた方が嬉しいですが、お互い楽しい時間を過ごすということが、まず必要だと思っています。
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