一期一会 ~万年筆店店主のブログ~

哲学、想いを発信している、Pen and message.店主吉宗史博のブログです。

創業12周年

2019-09-23 | 実生活

今日当店は創業12周年を迎えました。

9月23日は万年筆の日ですが、当時それも知らずにスケジュールの都合が合って、たまたまオープンの日として選んだ日だったので、お客様に言われて驚きました。

そんなふうにこの店ははじめから幸運に恵まれていました。

当時のことを昨日のことのように思い出すと言って下さるお客様がおられますが、私としては早く忘れて欲しいと思っています。
品数が少なく、何も特長がない、お客様がこの店を続かせてあげようと思わない限りすぐに倒れてしまいそうな店でした。
それは今も変わっていなくて情けないけれど、店というのはその店を良いから続いて欲しいと思って下さるお客様が買って下さるから続くものなのです。

創業当時も今も書くことは楽しいということを伝えたいという想いは変っていないけれど、当時の自分は考え過ぎていたし、何も知らなかったと分かっています。
今も何も知らないことには変わりないけれど,シンプルに自分のやりたいと思っていることを好きだと思うやり方ですればいいと思うようになっています。

それは38歳だった青年が、50歳のいい齢になって厚かましくなったからかもしれないし、個人経営の店は結局そうでないと存在意義がないということに気付いたからかもしれません。
チェーン店や大きな店と違って、個人の店は店主の生き様がその店に表れていて、それも魅力のひとつだと思います。
店の仕事でお金を得て生活していて、でもそれだけでなく夢やロマンを追い求めている。それが見えない個人店はただの不便で品数の少ない店になってしまう。
当店も、そんな個人店でありたいと思っています。
だからいくら儲かると言われてもやりたくないと思うことはやらない。でも私の場合、自分がやりたくないと思うことを上手く結果が出るようにできる能力がないこともあるけれど。

最近は店は孤独だと思って仕事しています。
横のつながりを持って、協力して大きなことをする時代なのかもしれませんので、それに逆行する考え方だとは思っています。
集まることは悪いことではないし、仲の良い人は多い方がいいに決まっている。
横のつながりは持つべきだとは思いますので、イベントなどにできるだけ参加するようにはしています。

でも自店だけでもお客様を集められるようになりたい。自店だけで行動を起こせないといけないと思います。
偉そうなことを言いながら、当店にはまだまだ力がなく、頼りないですがしっかりと立っていられる店になっていきたいと思っています。

 

 

 

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