元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

自分を救う仕事

2019-03-23 | 仕事について

(写真と本文は関係ありません)

 

勤勉とか実直ということは、どちらかというと得意なことだけど、我々の仕事において何かを生み出すものではないと思っています。

それは女性から やさしそうな人と言われるくらい意味のないことなのかもしれません。よく言われるけれど。

若い頃、真面目に上司や先輩の言う通りしていたら、仕事は完了して、それが報われると思っていました。

しかし、仕事を自分で考えて、見つけ出し、作り出すことができなければ、店においては人材とは言えず、代わりはいくらでもいることに気付きました。

今の状況を把握して、周りの環境を知って、次にどのような手を打つかを考える。それを既成概念に凝り固まった上司や先輩を説得して実行することで、自分の仕事になる。

そういう仕事ができる人が自分で自分を救うことができる人で、きっとどこででも生きていける仕事の仕方なのだと思います。

今の時代は私の若い頃よりも、そういうものだという既成概念が壊れて、ルールがなくなっていて、真面目である意味がさらになくなっているとように思います。

頭は良くないけれど、体だけは丈夫で休まず学校に行って皆勤賞をとって、それを誇りに思ったけれど、あまり価値のあることではなく、休まず学校に行ってどうしたかということが、本当は大事だったのだと今気付きます。

体が丈夫だということは、仕事においてもアドバンテージではあったし、親には感謝しているけれど。

誤解がないようにしないといけないのは、仕事を無断欠勤したり、不良行為を勧めているわけではなく、そういうことをしないことは仕事をしている上で当たり前のことだし、与えられた今の仕事をこなすことは今の給料の元になっているということは忘れてはいけない。

しかし、自分の未来を作ったり、自分を救ったりできるのは、自分で考えて作り出した仕事を自分で実行して、結果を残すことだと思っています。