元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

万年筆な人を描こう

2011-04-11 | 仕事について

4月15日(金)19時から21時の次回ワークショップ“万年筆で描こう 水彩画編”のテーマが万年筆な人を描こうです。
万年筆が似合うと思う著名人をそれぞれ選んで描くというもので、人物画への初の挑戦です。

万年筆が似合う著名人とは誰だろう。
例えば年1回選出されるハートラインプロジェクトのペンアワードを受賞した人たちは誰もが認める万年筆が似合う人でしょう。
松浦弥太郎さん、リリーフランキーさん、布袋寅蓁さんなどはこれからの万年筆のイメージに近い、今万年筆を使っている人たちの感覚に近い感じがしました。

もちろん作家の方々も万年筆が似合う著名人だと思いますし、万年筆で仕事をしていて欲しいとの願いもこもります。
窓に面した座机、山盛りの灰皿、ペントレイにたくさん並べられた万年筆、そんな作家の机の光景は古い文豪のイメージなのかもしれませんが、そうあってほしいと勝手に思っています。

でも実は私が万年筆の似合う著名人として、最初にイメージしたのは高倉健さんでした。(描けるかどうかは別として)

高倉健さんが出ていた映画で演じていた人たち皆が持っていたあまり荷物が入ってなさそうなボストンバックの中に古いパイロットエリートが入っていて、一人の時間小さな手帳に万年筆で何か書き込んでいるような気がします。

そしてプライベートでは結構万年筆が好きで、手紙などもよく書くということは、何かで読んだことがあります。

高倉健さん以外にも考えたらいくらでもいると思いますし、お客様のHさんは神谷先生と同じくヘミングウェイをイメージされたようで、昨日当店で1枚描き上げておられました。
Tさんは大橋巨泉さんがいいのではと言っておられました。なるほど・・・。