元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

“万年筆で書こう”WorkShop” 

2010-07-18 | 仕事について
FridayWorkshop“万年筆で描いて、色を塗ろう”第1回目を7月16日に開催しました。
皆さん本当に楽しそうでしたし、私も絵を描くことがこんなに楽しいものかと今さらながらに知りましたが、これも講師を勤めて下さっている神谷利男さんや生徒役の陽気で真面目な皆様がおられたからだと、感謝しています。

私はドラえもんや鉄腕アトムなど、誰が描いてもそれほど技量の差が出ない絵でも、全く別な何かになってしまうほど、絵が下手で、今まで絵を描くことを楽しいと思ったことがありませんでした。
絵の上手な人にコツを聞いてみても、見たままを描いたらいいんだとしか教えられず、見たまま描けたら、ドラえもんが怖い熊になったり、アトムが裸に半ズボンを穿いたオバチャンみたいになるはずがなく、自分にとって絵を描くことは恥を晒すことだと思っていました。
昨年、神谷利男さんのたくさんのイラストをまじえて描かれた日記ノートを見せていただいて、絵はたくさんの文字よりも伝える力があって、自分のためにぜひ絵を描くようになりたいと思いました。
神谷さんのご理解があって、非常にご多忙なスケジュールの中、昨年万年筆画ワークショップの講師をしていただきました。
万年筆だけで、絵を描き、12月には卒業制作などを展示したり、打ち上げをしたりしました。
今年はステップアップして、水彩絵具での色づけにチャレンジしていますが、これは非常に楽しいと、一番下手な私が太鼓判を押します。
色の混色がなかなか決まらず、絵具を無駄に消費する方が多いですが、自分なりに一番近いと思う色を作って、思い切って塗る楽しさは絵から遠ざかっている私のような人に知ってもらいたいと思いました。
神谷さんのアドバイスは、本当に的確で、その通り描くと見違えるように絵が変わります。
学校の美術の時間とあまりにも違っていて、学生の時もこんなに楽しく絵を描くことができていたら、怖い熊を描くこともなかったと思いました。
万年筆画教室は、毎月第3金曜日に開催しています。
途中きからのご参加も大歓迎です。
鉛筆と顔料インクの入った万年筆、スケッチブック(F2相当)、水彩絵具、絵筆などをお持ち下さい。
不明な点がございましたら、ぜひお問い合わせください。電話078-360-1933です。