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日本航空赤字 いらだつ銀行団

2009-08-08 | 時事ネタ
日本航空が7日発表した平成21年4~6月期決算で、最終赤字が990億円に上ったことについて、日本政策投資銀行とメガバンク3行は「想定の範囲内」と受け止めている。ただ、業績回復の兆しがいっこうにみられないことにいらだちを強めており、日航が8月末にまとめる中期経営計画では、より厳しいリストラを求めていく構えだ。

「表面的に取り繕ったような優しい再建計画では駄目だ」。日航のメーンバンクである、みずほコーポレート銀行幹部は、4~6月期の大幅赤字を受け、こう語った。

日航の業績悪化は、上期に総額1千億円の緊急融資を実施するため、日航と情報交換を重ねてきた銀行団もある程度は覚悟していた。各行が注視しているのは、8月の経営計画で、抜本的なリストラが本当に打ち出せるかだ。

ライバルの全日本空輸も業績は悪化しているが、「ビジネスクラスさえ埋まれば収益が出る」とされ、景気が上向けば、業績も改善する。これに対し、日航は「エコノミーも全部埋めないと、収益が出ない」ともいわれ、抜本的に収益構造を転換しないと、業績の回復も見込めない。

さらに日航は資金繰りのため、下期にも1千億円の融資が必要。追加融資について、銀行団は「8月の経営計画をみてから」としており、現段階では具体的な協議は進んでいない。

「今回の赤字で手のひらを返すようなことはしない」(関係者)とし、支援を継続することでは一致している。所管する国土交通省も、「航空大手2社体制」の方針を堅持し、月内にも日航の抜本的な経営改革に向けた準備に入る。

ただ、泥沼的に融資が膨らみ、不良債権化すれば、自行の経営が圧迫されるのは確実で、追加融資に慎重にならざるを得ないのが実情だ。


【産経新聞】


JALには血税も注入されているのだから、手厚い企業年金や大幅な賃金カットをしなくては、銀行だけでなく国民も納得しないだろう。

年金カットはOBが猛反発してるらしいし、賃金カットも労働組合が反発して話が進まないようだが、これじゃまるでGMやクライスラーをみているようだ。


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