股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

のぼる小寺さん

2020年06月24日 16時12分04秒 | 映画評論ナ行

製作年:2020年
製作国:日本
日本公開:2020年7月3日
監督:古厩智之
出演:工藤遥,伊藤健太郎,鈴木仁,吉川愛,野花梨
映画『のぼる小寺さん』公式サイト

クライミング部の小寺さん(工藤遥)は、壁を見るだけでウズウズしてしまうほどボルダリングが大好きだった。クライミング部の隣で練習する卓球部の近藤(伊藤健太郎)は、小寺さんと話すとうれしくなり、次第に惹(ひ)かれていく。しかし、小寺さんに思いを寄せているのは近藤だけではなかった。
ボルダリングに夢中な女子高生と周囲の若者たちを描いたコミックを、『武士道シックスティーン』などの古厩智之監督が映画化。頑張れない若者たちが、クライミング部所属の女子高生と出会って変化していく。女子高生を元モーニング娘。の工藤遥が演じ、『惡の華』などの伊藤健太郎をはじめ、鈴木仁、吉川愛、小野花梨らが共演。脚本を『けいおん』シリーズや『映画 「聲の形」』などの吉田玲子が担当する。

Filmarksさんのオンライン試写会にて鑑賞。ボルダリングに夢中な女子と、そんな彼女の熱心な姿に惹かれていく男子のお話。クラスの中では変わった存在のボルダリング好きな小寺さんと、特にやりたいこともない地味な男子の近藤。暗くて恥ずかしがり屋の四条。クラスでは明るく振舞っているけど実は小寺さんの追っかけをしているありか。不登校気味で遊び歩いているギャルの梨乃。5人それぞれが自分の世界だけで過ごしていた高校生活が、ふとしたキッカケで変わり始めるのです。
まさにTHE・青春映画といったかんじでした。部活に打ち込んだり、文化祭でワイワイしたり、将来のことについて考えたり、好きな人に思いを寄せたり…大人の僕からしたら一生戻ってこないキラキラした青春の日々に羨ましいのなんのって!
高校生の時に小寺さんのように「これっ!」といった目標を持っている人なんてほとんどいないだろう。でも将来のことを考えなくても、いま目の前にある壁を越えられるように努力することだ大事なんだと思いました。一手一歩踏み出すことで道は開かれて、そこからまた今まで見えなかった新しい道が続いていくのだろう。勉強も部活も遊びも恋も、高校時代に全力で頑張ることをしてこなかった僕にとっては後悔しかありませんが…そのせいか近藤や四条の気持ちはなんとなく分かってしまう(笑)一度しかない10代だからもっと全力投球すべし!と、この映画を観て今の若者たちに伝えたくなりました。
夏の暑さを感じさせない爽やかな青春映画ではありましたが、小寺さん以外のキャラクターの悩みや心情の変化がもう少し細かく描かれていたら良かったかなと思います。全体的にあっさり薄味気味になっていたし、ラストもその先が気になる終わりかたでした…。主演の工藤遥ちゃんは約3ヶ月の猛特訓を経て、実際にボルダリングに挑戦したそうで。滑らかな動きで違和感が全くなかったです!!すごい!!

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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