北京ダック「日本鬼嫁・中国オニシュウトメ」日記。

再開しました。 私は今、夏に居ます。

ダック鬼嫁日記62「旧正月はハナ子の音頭で乾杯 そのにじゅう」

2006-11-23 | ㊥旧正月はハナ子の音頭で乾杯

おぉ、ま~た間が・・・
年末に向けて、何かと忙しいのです。
生活もだいぶ落ち着いてきて、ぷらぷら出歩くことも増えてきたし・・・。
徒歩圏のお買い物スポットもどうやら押さえた。
何が素晴らしいって、やっぱりお魚やさん。
近所の魚屋で、ピカピカの新鮮なのを「三枚におろして頂戴。」が出来るシアワセ。 これってやはり日本だけなのかしら。

                   



ハナ子に呪われながら、車は、浦江に着いた。
乗っている間中、焦点の合わない目で、ぶつぶつと何事か呟いたハナ子。
正味な話、病院に連れて行くべきだと思うんだけど。

到着すると、彼女は急に元気になった。
昼間、迎えのときにも顔を合わせた、ハナ子妹夫婦が出迎えに出てきた。 昼は、いきなり私を無視してくれたり、なかなかに正直な態度で接してくれたハナ子妹。送りのこのときは、叔父叔母が同行しているせいだろう、妙に愛想が良く、私にも親切そうにゆっくり話しかけてきたりする。 昼間はただガーッ!と話しかけて、通じてないと見るや、「この子中国語ぜんぜんわからないのよ!!!」って叫んだくせに。 さては、私には感情が無いとでも思ってるな?

夜も遅かったので、一向はパパ&ハナ子を届けたら早々に退散しようと思っていた。 が、なぜか物凄い強引さで「おうち見学ツアー」に誘われる。 具体的に言うと、腕を掴まれて家の中に引っ張り込まれるのだ。

この、スーパーフレンドリー。
ハナ子もそうだ。 シドニーで同居したときのこと。 たとえば私が洗い物(お皿3枚とかね)をしようとして、流しに近づく。 そこでハナ子は「ママが洗うよ」と声をかける。 私は、「大丈夫。私が洗う」と答える。ハナ子は近寄ってきて、物凄い力で私の腕を掴んで止めたり、しりもちをつくほど強く突き飛ばして私を流しから引き離す

最初は、私は何か間違ったことを言ったのだろうかと思った。
中国語がほぼ出来なくて、メイクァンシー(大丈夫よ)とウォーライ(私がやります)くらいしか言えなかったんだけど、何か失礼な間違いでもしたか。

しかし夫によると、「ハナ子はもともと強引なんだよ。 それだけ。」
そんな、それって中国では普通なの?(今思ったらバカバカしいけど、私はこれをしょっちゅう聞いていた)・・・この答えは、「別に皆がそんなじゃないけど。 でもハナ子実家ではだいたいそう。」

そして、話を元に戻して、ハナ子妹が掴んだ私の腕は、あとが赤くくっきりと残り、しばらくの間消えなかった。
しかしだからと言って、故意に、意地悪でしたわけでもなかった・・・らしい。
ともあれ、「新築の家ツアー」強引に開催。
ハナ子妹&ハナ子は、「どうだ!ウチはピッカピカでキレイだろう!」と、言わんばかりに得意気。

いや、確かに新築で、建物はきれいなのよ。
義鳥の親戚宅と比べても、ひけをとらない広さと新しさ。
でも、その使い方が違う。
義鳥の叔父叔母の家は、本当にきちんと片付いて、きれいに整頓・掃除がされている。 私なんて、掃除が得意では無いから、自分の家を思うと恥ずかしくなるくらいだ。 広くて、物の置き場には困らないとは言え、普段使いの道具類・仕事関係の書類・なんでもほんとうにピシっと手入れして、片付けられている。 

ひきかえ、ハナ子妹宅は、雑然としていた。
出しっぱなし、掃除も滅多にしない・・・というのが目で見てわかる。
なぜそこに放置されているのかわからない品々が家中にある。

べっつに。
私だってだらしない方だと思うし、ハナ子妹宅を悪く言おうとは思わない。 でも、この状態をひとにひけらかそうという神経はどうかしていると思う。 自慢するなら、キレイキレイに掃除してからにすればいいのに。

それから、私はその、聞くに堪えない家屋自慢をなんとなく聞かされている間中、ハナ子が貢いだパパやのお金は、この家のどれだけを作ったのだろうと考えていた。 柱が2本か3本か。 もっとなのか。

家屋ご自慢ツアーのなかで、「ここが客室です」と見せられた際、ハナ子妹は、物凄い勢いで「今晩はここに泊まって行きなさいよ!!!」と、勧めてくれた。 夫が慌てて、「義鳥に荷物を置いてきちゃったから」と断る。
パパたちを迎えに来たときの、ハナ子妹の態度を見たら、それは、泊まれるはずもないのだった。 口先だけだとしても、「泊まれ」と勧めるのがわからない。

ハナ子妹は、非常に残念そうに
「向こうばっかり泊まったら、こっちが負けじゃないの・・・」と呟いていた。

なんだ、それ。

ダレも勝負なんか、してないのに・・・。






「旧正月はハナ子の音頭で乾杯 そのにじゅういち」へ続く。








その場所その場所で、いいものがあるんだと思う。
北京で気楽に山のように買っていた、マンゴーやライチは、日本ではとっても高い。 とても、好きなだけ食べられるものではない。
上海のショーロンポーだとか、香港の有名店のスイーツや麺なんかが東京にもあるけど、高いうえにイマイチなことが多い。
でも、私は魚育ちなので、他のことはさておき、魚食が手軽なのが嬉しい。
日本にいる間だし・・・。

でも、次の行き先については、「中華圏に長逗留するなら、香港にしてほしい」と夫にお願いしてみた。 可能であれば、の話。
北京や上海に住むのは、本当はイヤじゃない。むしろ楽しめるポイントをいくつも挙げられる。
だけど、大陸はハナ子がビザ無しで動き回れるから、できれば避けたい。
憎んでるわけではぜんぜんなくて。
ただ、本当にハナ子の無い世界で暮らしたいだけ。



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