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By 安頓(あんとん)

ホロコースト記念館を訪ねる

2008-02-01 | トピックス
ホロコーストって
聞いたことがありますか?


夕焼けの中に立つアンネの像


知ってはいたが、初めて訪ねて
以前から福山にホロコースト記念館があることは知っていました。でも訪ねたことがなかったのです。以前通りすがりに撮った写真で特集したことはありましたが。
新しく記念館が落成してからまだあまり日が経っていません。

googleで「ホロコースト記念館 福山」で検索すると以前の記事が上位2番目でリストされているのには驚きました。

新館ができたという記事を中国新聞で見てからもまだ行ったことがなかったのです。
前の記事を書いたときにも少し調べて少しの知識は蓄えていましたが、行ってみるといろんな事実を知ることになったのです。


ホロコースト記念館(新館)の全景


当日の閉館の時間は4:30と書いてあったのですが、私が入館したのは3:50くらい。
あまり時間はないから、どうしようかと考えたのですが、とりあえず行ってみよう。
入るとまずは、ビデオ(スクリーン)に予備知識、ホロコーストの歴史、この記念館の概要などが約10分間流される。じつはこの時は私一人だけ。

その後、館内の見学にと階段を上がっていくと、館員の方が「ご説明しましょうか?」って言われるので、せっかくだから説明を聞くことに。
一人だけの見学者なのに、ていねいに展示されたものの説明をしてくださった。
私もせっかくなので、いろいろと質問をしながら回ることに。
これだけ、質問ばかりする見学者もめずらしいのでしょう、とても力が入った説明をしていただきました。
結局出たのは、5:30を回っていました。私一人のためにずっと付き添って説明をして下さった館員さんには感謝です。ありがとうございました。


資料室です。自由に閲覧できます



展示室の二階へ続く階段

ホロコーストの概要
1995年―戦後50年の節目の年(アウシュビッツ収容所解放50年、またアンネの日記で知られるアンネ・フランク没後50年の年)に開館しました。

(引用)第2次世界大戦中のヨーロッパで、ただユダヤ人であるという理由で600万の生命が奪われました。彼らはいわれのない差別と迫害を受け、ガス室などで無残に虐殺されていきました。その中には150万もの子供たちが含まれていたのです。

 この記念館は、この「ホロコースト」(ナチスによる大虐殺)を知っていただくために日本で最初につくられた子供たちの学びの場です。

 この記念館を訪れる青少年が、当時の子どもたちの残した写真や作品などを通して、歴史の現実を学ぶことができますように。そしてこの所での学びが「差別と偏見」のない平和な時代を築いていく助けとなれば幸いです。 (引用終わり)はてなダイアリーより


ホロコーストとはギリシャ語で「生け贄」をさす言葉らしい。
アウシュビッツとともにこの言葉の持つ響きはとても重い。写真を中心に当時の収容所の様子、ガス室の様子、1平方キロ四方に何十万人という人が収容され、そして犠牲になっていった。
そのホロコーストの模型が作られていて、映画で見たことのあるあの鉄道が敷かれて、ユダヤ人が降ろされる場所を思い出したのです。
そこで、まず振り分けられたそうです。働ける者と、ガス室へ向かわせる者と…

120cmのバーをくぐり抜ける者は、ガス室への意味
当然その身長は子どもと言うことになる。ユダヤ人の子どもが成長してナチスに恨みを持つ前に、殺害するということを意味していたようです。

人間が人間を殺害するしかも、ガス室の中で苦しみながら…
まるで山のように積み上げられた靴、これがそこでなくなった人の数だという。
アンネは連合軍がこれらの収容所を開放する直前に、そこでなくなったそうです。
アンネの日記…そうあの実物(もちろんレプリカですが)を見ると、ほんとうに几帳面にノートの端から端までぎっしりと書き詰められた日記。
希望を捨てていない、生きている証とも言うべき力強い字だった。


二階からアンネがのぞく


少しアップで…


収容所から見た蝶々の自由さを表現


記念館の裏側にある庭に「アンネの像」が立っていた


アンネの形見のバラ(夕暮れ時でちょっと暗いのですが)


同じくバラ


入口にあるプレート


記念館前から内部を臨む



見学が終わって、胸の中には何とも言えない「怒り」と「寂しさ」が交錯した。
人が人を差別し、命を奪っていくことの残酷さ。ナチスヒットラーは独裁者だったが、選挙で国民に選ばれた者だったというのが、ドイツ人の一番の汚点だったのではないかと想像します。

もちろん、戦争という名の下に日本軍も同じようなことを行った事実からも目はそらせないでしょう。戦争という異常な事態の中では、人をあやめると言うことが正当化されてしまう異常な心理となって行動するようです。
そうしないと、今度は自分の命が危ない…だから従う。

人類の繰り返して来た過ちを、二度と繰り返さないためにも子どもたちにこそ、こういった教育を行うことの意味を強く感じるのでした。

1/31(木)  1,308 pv

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16 コメント

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おはよう。 (かんちゃん)
2008-02-01 05:50:40
おはよう。

行ってきましたーと 書いてあったので 見に来ましたよ。

以前 紹介されてた記事は 覚えてますよ。

福山には いい 施設が あるのですね。

記事を 読んでいて ほんと 多くの人に 知って欲しいし

過去に 目を そむけてはいけないと 思いました。
目を背けてはいけない (安頓)
2008-02-01 09:01:25
かんちゃん、おはよう。
今日も一番乗りです。

ホロコースト、アウシュビッツ、これらの言葉は人類の残した最大の汚点だと思います。
広島に住んでいるものとしては、収容所を開放した連合軍が、ほぼ同じ時期に広島に原爆を投下したというもう一つの人類の汚点も見逃せません。

こうした人類の犯した過ちをいかに次の世代に語り継ぐか、これが今を生きる大人の役目だと思います。
神への冒涜 (あき)
2008-02-01 09:55:53
人が人の運命を決めてしまう。ましてや、罪もない人々を殺めてしまう行為は許されるはずもなく、いかなる理由があろうとも「神への冒涜」であるといわざる終えない。
日本人とて、同様の行為を中国大陸で行っているわけで…

「歴史の過ち」ですまされるわけもなく、二度とこのような愚行を繰り返してはいけないことはわかっているはずなのに、今も「テロ組織壊滅」を大儀に同じ事を行っている。



ところで、「ホロコースト記念館」の存在は以前から知っていましたが、大都会などの多くの人目に触れる場所ではない、地方都市の福山市郊外に建てられたのには何か「縁」があったからなのでしょうか?

園内に咲くバラの花の画像がありましたが、福山市の象徴でもあるバラ繋がりですかね?
ホロコースト記念館 (かのこ)
2008-02-01 10:38:37
安頓さん今日は。
そう言えば記念館のこと聞きましたね~。
この記念館ご説明のように
広島県だから意味がありますね。
アウシュビッツ関連の映画や書物TVを沢山見ましたが 人間の愚かさを思わされますね。

今でもアフリカではそれに近い民族の争いが起きているようですし 中東でも宗教紛争が・・・・。
何故人間は争いをするのでしょう・・・??。
何故武器を作りそれで儲けるのでしょう・・?。
人間は愚かだと思います。
この記念館が世界平和に繋がりますように・・。

余談ですが杉浦千畝故郷はかのこの故郷の直ぐ近くです。
記念館 (美獣)
2008-02-01 12:36:28
そういえば、以前『記念館オープン』って書いていましたね。しかしホロコーストって言葉も知りませんでした。生け贄ですか・・・。
こういった出来事が起こっていたと考えると胸が痛みます。
でも、もう何十年も戦争が無く 平和が当たり前のように育ってきた日本人は、どんどん忘れていってしまうんでしょうね。
このような記念館が各地に出来て、いつまでも人類の戒めとして私たちの記憶に残るようになればいいですね。
何かの縁… (安頓)
2008-02-01 13:08:59
あきさんへ
ここの館長の大塚さんというのが牧師さんでヨーロッパに行ったときにアンネのお父さんに会ったらしいのです。
それが運命の出会いだったようです。

それで、現在は福山市御幸町中津原にある教会から新しく新館をつくり、展示品をみなさんに公開し、少しでも人類の犯した過ちを繰り返さないようにと、とくに子どもたちに話を聞かせているそうです。

もちろん、入場料は無料です。
任意で寄付を受け付けてはいますが。そこは気持ちの問題です。

今度帰られたらぜひ、お子さんを連れていてあげて下さい。何かを感じ取ってくっると思いますよ。
杉浦千畝故 (安頓)
2008-02-01 13:12:21
かのこさんへ
杉浦千畝故という方の写真や、行ったことなども説明されました。
かれは6000人のユダヤ人を救ったそうです。
当時大使館で日本の通過許可を出す許可証を発行し、ナチスから守ったそうですね。

館員の方が、熱心に彼の行動についても話してくれました。
たった一人の見学は、とても大きな収穫があったようです。
平和ボケした日本人 (安頓)
2008-02-01 13:16:25
美獣さんへ
まさに、言われるとおり平和すぎて、(平和が悪いわけじゃありません)、戦争や、テロなどの脅威への警戒心やみずからを守るすべさえも忘れてしまったような日本人。

せめて、日本人は戦争の被害者でもあり、加害者でもある両方の側面を持った、世界でもまれな民族です。

語り部が少なくなってきている今、次世代に伝えて行くこと、そして過去の悲惨な出来事を繰り返さないように、伝承していく役割を、それを持っっているのが日本人だと思います。
ぜひ!行きます。 (でんきや)
2008-02-01 15:45:08
 安頓さん、記事のアップありがとうございます。
 
 ナチスに関しては『ライフ イズ ビューティフル』、『サウンド オブ ミュージック』などの映画でも随分心をうたれました・・・が近くにすばらしい記念館があったんですね。

五月の連休に行ってみようと思います。
もちろん子供たちを連れて。

同じ人間なのに本当に虚しく情けないですよね。
 
大阪にいて福山を知る? (安頓)
2008-02-01 17:07:16
でんきやさんへ
面白いですね、福山を離れて福山を知る…
なんか、いいですね。

ぜひとも、お子さんを連れて行ってあげてください。
なんで、人が人を差別し、こんなあやまちをしてしまったのか。
いっしょに考えてみるのは本当の教育かもしれません。

この記事を読んで何か感じてもらえれば、私としてもとてもうれしいです。
コメントありがとうございました。

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