初登板初先発 (Ｂ監督)

１５日の練習試合、北東タイガース戦の先発はチームで１．２を争う努力家のＴが、なんと対外試合初登板初先発でした。練習試合とはいえ、かなりの重圧が予想された中で、いつもどおり「飄々」と投げ込む姿はとても頼もしく映りました。応援に来てくれた彼のお母さんやおばあちゃん、そして姉妹たちの目にも普段とは違った彼の姿が映ったのではないでしょうか？
それは我々チームスタッフやチームメイトにも同様だったと思います。彼が普段から続けている「努力」が周囲の期待を上回る結果として結実したのですから、チームにとってこれ以上の成果はありません。これでエースのＳ、セットアッパーのＹ、抑えのＴ一と４本柱が確立されました。更に大型左腕のＹも登板機会を狙っていますし、ルーキー時代にはエースだったチーム１の勉強家Ｆも復権を狙っています。子どもたちには常々言ってますが、「１回３アウトで三振を取るには最低でも９球必要だけど、打たせて取れればそれ以下の球数で終わらせることも可能だよね」と。守備にリズムが出ると攻撃にも好影響を及ぼす相乗効果が表れます。この日のＴは身を以ってこれを実践して、チームにサヨナラ勝ちという好結果をもたらせてくれました。終盤には途中から退いた「宴会部長」がボール＆バットボーイを務めてくれ、相手より先にファールボールを取るんだという全力疾走をして、チーム内に明るく一体感ある雰囲気を作りあげてくれ、その後のサヨナラ勝利へのきっかけを作ってくれました。この試合でも子どもたちの「無限の可能性」と「成長力」を実感できました。