砂場の「ごぜんそば」

　たまにはもう少しのどごしが勝っているのを食べて見ようということで再び足を向けた
砂場（大坂屋）。御前粉といいますか、蕎麦の白い部分を使って作り上げるわけですが、
多少暗めの室内でも「白い」ことが分かりそうな白さです。

　口に含んで噛んでみると、多少は弱くなっているものの、噛みきれるまで「抵抗」する
蕎麦であって、このお店のそれだなあということが（なんとなく）分かります。

　そうはいっても江戸蕎麦のさらにのどごしを優先させたとなれば、それは「食事」とい
うよりむしろ「おやつ」である面をさらに強調した風なのかなあとも。「大盛」だってで
きませんし・・・。

　まま、のどごしの良さに勢いこんで＆調子に乗って、大量の蕎麦を「ズルズル～」しな
いよう、数本の蕎麦をすするのに自制心（？）が要ったような。だって一気に食べたらな
んか勿体無いというか損したような気分になって・・・。

　基本的に肩肘を貼るコトもない店なのですが、そうはいっても「今度は何を食べようか
なあ」などと、お店をでた直後に思うと、どうもああいう感じの店が自分の中での「流行
り」なのかなと・・・。