招きねこの手も借りたい

主婦のち仕事、ところによって母、時々芝居。

なんだかなぁ

2009年02月11日 | 日常
母が入院して、今月20日で三ヶ月になる。

病状は、慢性化していて痛みは相変わらずとれない。
国分太一似の主治医は、あと一ヶ月ほどかかるかなぁと言っていたのに、
病棟の婦長から退院を促された。

自宅で、今の母を私ひとりで見るのは難しい。
何より、自宅の母の部屋は2階だし、
ずっと母を説得していたのにベッドがイヤで、
和室に布団の生活だった。
今の状態の母を家で見るには、大きなリフォームや
家具の移動も必要だ。

私はしょっちゅう家をあけているので、
母をひとりにする時間も長くなる。

こんな状況で、今の母を見られない。

長兄のところへも行けない。
まず、電車や車での長時間の移動がムリだ。
母も、長兄に迷惑をかけたくないと言う(私にはかけてもいいのか?と問いたいが)

そんなこんなで、病院から紹介してもらった施設を見学に行ったのだが、
そこはなんともはや、ひどいところで、
施設内で介護保険を利用したサービスも受けられない。
プライドが高く、人見知りも激しく、マイペースな母が
やっていけるはずがないと判断した。

地域の担当のケアマネージャーさんにも付いて来てもらったので、
すぐ相談し、迅速に他のところを探してもらった。

結局、金額は少し高くなるが
自宅のそばにある、
個室の施設に入れてもらえることになった。
そこは、介護保険を使ってヘルパーさんを呼んだり、
デイサービスにリハビリに通ったり、
訪問看護も受けることができる。

いろんなことを、短期間に考え、決断し、実行しなければならなくなった。

考えてみたら、これまで私は
自分で責任をもって物事を決断したことがなかった。
そのツケが一気に今来た感じだ。

明日は、婦長さんと再度話し合いをし、
少しでも入院期間を延ばしてもらえないか頼んでみる。

関わっている芝居の公演もこの週末と来週末にあるし、
来月は指導を担当しているところの朗読発表会もある。

それと並行して、母の引っ越しの荷造りや、
必要なものの買い物もすることになる。

もうひとり、私がいたらなぁ。

あ、だめ。
こんな役立たずがもうひとり増えたところで、
一緒にグチグチ言うだけだ。

もうひとり、有能な私がいたらなぁ。

有能な私…どんな私だ。
ちょっと会ってみたいとか思ったりして。

無能な私は、明日確定申告の件でうちの税理士さんと打ち合わせをする。
多分、いろいろつっこまれて聞かれて、
????…ということになりそうだ。

ちょっと、今、いろんなことから逃げたい気分である。