ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

国宝 法隆寺金堂展

2008-07-29 22:17:54 | 仏像
白毫寺を出た時はもうすぐにでも奈良国立博物館に向かわなければならない時間になっていました。念のためというか微かな望みを持って駅の案内所で時間延長が無いか聞いてみたのですが、この日の閉場時間は通常通り!と確認が取れていたので遅くとも四時半には入場していなければならなかったのです。

白毫寺から国立博物館へ向かう途中には新薬師寺や写真美術館があるのですが華麗に?スルー!


↑新薬師寺

新薬師寺まで来ると観光客の人も沢山歩いています!


↑写真美術館

写真美術館は恥ずかしながら未見なのでいつかは見てみたい所です。

もう少し進むとまたも見逃した頭塔があります。まだ陽が高いので場所によってはハッキリと見えますけどね・・・


↑頭塔



やっとの思いで奈良国立博物館に到着!
入場すると閉場間際なのにかなりの人で賑わっていました。もっとゆっくり見れると思っていたのに予想はずれ・・・でも出展数は少ないものの内容は流石でした!
金堂壁画があの近さで見れるとは思っていなかったので、係りの人に本当に本物なのか聞いてしまいました!
見に行った人なら解ると思うのですが、焼け残りの二枚の飛天の図が入ってすぐの目の前にライトに照らされてまるで写真の様に展示してあった(見た限りガラスも無かった)のですから無理も無いと思うのです。多くの人は大きな復元された壁画の方に興味を持たれたみたいですが、国宝好きとしては飛天の図の方が重要!もう二度とこんな近くで見ることは出来ないでしょう・・・
うわさの最古の四天王像は確かに素晴らし過ぎる!薄暗い金堂の中に千年以上も居られただけの事はあります。それに法隆寺の不思議として夢殿の救世観音像の光背が後頭部に釘で打ち付けてある事に疑問を持つ説があるのですが、この四天王像を見れば一目瞭然!妖しい事ではなく、この像が造られた頃には光背を後頭部に釘で打ち付けるのが普通だったことが明らかに解りました!

法隆寺金堂の展示以外は通常の展示とほぼ一緒だったのですが、信貴山縁起絵巻の展示で、すぐ前のカップルが先に進まない!!完全に自分たちの世界に入っているので後ろの人の視線もお構いなし!困ったもんである!別の展示ならいざ知らず!これは絵巻物なので端から見ていかないと意味が良く解らないではないか!つい「動かん奴らやのぉ~!」と嫌味が出てしまった!これが未見の絵巻だったらもっと怒りが爆発していたかもしれません!ww



博物館の外では暑さに参って座っている鹿に写真を撮ろうとする人が集まっていました。

私がカメラを向けると「お前もか!サッサと撮って早く行け!」との声が・・・



うっ!でもお前!そんなに目が離れていては真ん前は見えないやろ?・・・


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