私は観光に行くと必ず資料館なり博物館なりを探すのですが、熊野にも熊野市歴史民俗資料館というものがあることを知り、
花の窟神社の参拝後に拝観に行きました。
熊野市教育委員会が運営している、ちゃんとした施設のようなのですが、まぁ、なんというか怪し~い感じなのです・・・
来館者名簿を見ると一週間は人が来た気配がありません!
私が入館すると、よっぽど珍しいのか?館長らしき人が案内をしてくれました。
一階に歴史資料、二階に民俗資料ということで
一階では古地図や花の窟神社に貼ってあったお縄掛け神事の図の原板なんかの説明を受けたり、火縄銃なんかを触らせてもらったりしました。
ただ館長?の説明通りに動いていくので、所狭しと置かれた展示物を気が引けてジックリ見れないのが残念!
その代わりに二階は、館長の専門外なのか?二階に上がるのが面倒なのか?
お好きにどうぞ!って感じ・・・・
最初に怪し~いって書いたのは、展示方法が古いし、展示物が雑多に置かれていて、
本物か?レプリカか?さえ、よくわからない状態なのです。
それ以外にも館長の雰囲気っていうのもありますが・・・
でも、この資料館のおかげで産田神社というのがあることを知ることが出来たのです。
花の窟神社や資料館のある海側から車で5分ほど入った山裾に産田神社はあります。
ちょうど七五三の例祭の準備中でした。
本殿はやっぱり神明造でした。
資料館でもらった由緒書では、ここでイザナミノミコトがカグツチノミコトを産んだとされていますが、
イザナミノミコトを葬ったのもこちらの方だとされる説もあるようです。
また、さんま寿司の発祥の地とも・・・
イザナミノミコト伝説においては花の窟神社と共に外せない神社なのですが、こちらには観光客が一人もいない!
まぁ、花の窟神社の方は御神体として巨岩があって解りやすいのですが、こちらには本殿はもちろんありますが、これといった解りやすいものがないのが観光客の少ない理由かもしれません。
いくら日本書紀の神代の記述といっても、もとになる伝承なりがあったはずで、この場所を伝承地とするなにかがあったはずなんでしょうけどねぇ…
例祭の準備を見ていると鎮守として地元の人に大切にされているように思えたので、これで良いか・・・
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