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「私の頭の中の消しゴム」

2005-10-23 23:28:31 | 映画
これは若年性アルツハイマーを患った夫婦の永久不滅のラブストーリーである。
あいかわらず、あらすじはヒトサマにおまかせして、と。一応ネタバレ注意。


「忘れる」の反対語はなんだろうか。
「覚えている」?
いや、「忘れられない」だ。魂で覚えているということ。

この映画とは状況が違うけれど、
今も私は3年付き合ったあの人のことが忘れられない。
彼は今もこの街で生きていると思うけど、
二人が離れて何年も過ぎて、
忘れたくないと思っていた記憶も、
あやふやになってきた。
それはつらいが、私はあの人との恋を乗り越えたいと思っているのだから、
それでいいのかもしれない。乗り越えるために忘れたいとも思う。

だけど、あの人に忘れられたくない。
私のこと、たまには思い出してくれているだろうか。
私が好きだったものを見ては私のことを思い出してくれているのだろうか。
二人でよく出かけた場所に、今は違う子を連れているのだろうか。
今は誰とライブに行っているのだろうか。
私の誕生日なんて忘れてしまったのだろうか。
私は今でも電話番号も匂いも手の大きさも覚えているのに。
私は何をみても何を聴いてもどこにいっても
思い出せるというのに。
やっぱり忘れられないし、忘れられるのがこわい。


・・・・・。

セリフのリフレインが二人の記憶を効果的にしているし、
ソン・イェジンの豊かな表情がかわいいし、
チョン・ウソンの深い悲しみと大きな愛情の演技がすばらしかった。
効果的な演出で二人が愛し合っていたことを観客に印象づけていて、
十何回のドラマを美しく映画におさめられていると思う。
二人があまりにすてきで、せつなさを引き立たせている。

レストランで倒れ、病院に運ばれ、チョルスをみたとたん抱きつき、
お父さんが心の戸を開け、
そのまま結婚式のシーンに流れるときのしなやかな髪を結うシーンが
なんてドラマティックなんだ。
専業主婦になったスジンが、チョルスを見送ったあと、
チョルスがスジンを驚かせようと窓に戻ってきたシーンの
窓越しの二人のシルエットは完璧です。
スジンの手紙で山の高さやコーラの値段という
はっきりと見える数字と、
目には見えない愛。

ラスト、スケッチブックを落とすシーン。
絵に描くほど愛していたのに、
その絵も、ページがめくれるほどに単調な線になり、
病気は進行していて、
「はじめまして」と挨拶してしまうスジン。
もう、ファンデーションがとれて鼻の頭が赤くなるまで泣いた。
今年一番泣いた映画。泣くつもりで行ったけど期待以上。

私は、人生最期のとき何を思い出すだろうか。


愛を信じられない人、運命を信じている人、
恋をしたい人、
ぜひこの映画を観て欲しい。

今日の音楽:「すばらしい日々」ユニコーン



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4 コメント

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はじめまして。 (pua)
2005-10-23 23:47:34
TBありがとうございます。私も送らせて頂きました。



映画の中でも効果的に出てきましたけど、においって一瞬で記憶を呼び起こすものだな~と思います。



でもホント、トイレの中で顔を確認しなくちゃいけないくらい、思いっきり泣いてしまいました
puaさんへ (ぢもと)
2005-10-24 10:26:41
コメントありがとうございます!

私はレイトショーで見たから涙のあとの顔はぐちゃぐちゃになっていようが良かったのですが、

昼間で、しかもデートの人やと気が気でないですよね



純愛ブームはまだまだ続きそうですね~

今頃私にも韓流ブームが到来したかも!?です



ブログへコメントありがとうございました (jamsession123go)
2005-10-30 09:07:06
ブログへコメントありがとうございました。

予告編から想像した以上に感動、感涙した映画でしたね。

jamsession123goにも、韓流ブームがきそうです(笑)

jamsession123goさんへ (ぢもと)
2005-10-31 22:39:47
jamsession123goさん、ありがとうございます!

ホンマ、泣かされました。

みんなトイレに駆け込む駆け込む・・。

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