五里夢中於札幌菊水 

野戦病院へ出向予定。
医療崩壊に対して国民全てと共闘を夢想。
北海道の医療崩壊をなんとか防ぎたい。

バリバリ夕張

2007-04-21 18:08:28 | 道内医療問題
夕張の最近の情報をまとめてみました。

慈恵医大より夕張医療センターへ応援に来てくださっている安江英晴先生がブログを開設されています。→夕張君@夕張日記
応援しています。

伊関氏のブログより引用している文を引用↓
いつも御世話になっております。interviewは必見です。


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以下引用

北方ジャーナル平成19年5月号が、村上智彦医師にインタビューを行っている。

東日本税理士法人のHPに内容がアップされている。
http://www.higashinihon-group.com/data/data_y/j070419_1.pdf

インタビューで興味を引いたのは次の部分

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(引用開始)

-ここのドクターも頑張ってらしたわけですよね。
「『病院から診療所にダウンサイズか』って声もありますけど、考えてみてください。私がここ来た時、医者2人だったんですよ。170床に2人」

-標準数を相当に割り込んで。

「標準数どころか、すでに診療所じゃないですか。入院も20人ぐらいになってて、それで24時間救急受けて、透析やって、外来やって、病棟も受けてた。これどう考えても労働基準法違反ですよ。敢えて言いますけど、2人で必死にやってた状況、市民の皆さんご存じだったわけですよね。その先生たちが辞める時、なんの声もなかった」

-寂しい話ですよね。花束のひとつもない。そういう仕事なんですかね。

「札幌や東京で仕事してた方が全然ラクじゃないですか」

(引用終了)

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こちらは医療シス研 ブログより↓

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夕張市民は、被害者だけではない、加害者の面がある。

一部の夕張市民は、最後まで残った2人のドクターに対して、感謝の気持ちはおろか、罵倒の声を浴びせた。

一部の患者の暴言に対して、その他の夕張市民はたしなめることをしなかったのは事実である。

夕張市民は、このことを認識すべきである。

 先日、夕張市の救急担当の方が村上先生をたずねてきて夕張市内の救急を受け入れるように打診があったようです。

 現在、夕張医療センターでは常勤医は村上先生だけであり、先生1人で1日平均90人前後の外来患者を診ています。そして、入院患者も6人前後受け入れています。
 また、夕張医療センターにかかりつけの患者さんについては、救急を受け入れるようにしています。

 その状況を知っているはずの夕張市がさらに救急を受け入れるように打診してきていることについて、何も考えていない夕張市の対応にがっかりしてしまいました。

 今までの、市立総合病院時代も2人の常勤医で市内のほぼすべての救急を受け入れていて、医師が疲弊しきっていたことに何の反省もなく、また、同じ過ちを繰り返そうとしていることにあきれて何も言えません。

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90人/日の外来、ぐったりきますね。
また、かかりつけの患者さんは診ておられるのでクリニックといえでも
24時間気は休まらないわけである。
そこに一般の救急を受け入れていたら・・・。
村上先生の前に勤められていた先生方の苦労の凄まじさは・・・。

性悪説が正しいんだな・・・。
礼節を身に付けずに成長した人間をゼロにするのは不可能。
それらをたしなめる人材がいることを期待するのも期待過剰であろうが、
この一部の無礼者のために、ごく普通の善人が医療面で害を被ることに気づくべきだ。

村上語録;
「病院は健康を保障する場所ではない」
「平均寿命が一番長いのが東京ではない」

身の丈に合った医療、応援しています。
ない袖をふれないものはふれない。
高度医療が無くてもいいものが田舎にはいっぱいあるはずだ。
救急車を一台しか運用できないのは厳しい状況ではあるが・・・。


さて夕張市長選は?迷走しているようです。

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私財200億円「羽柴秀吉」夕張市長選に殴り込み

 「羽柴秀吉」を名乗り、東京や大阪の知事選など数々の選挙に立候補してきた青森県五所川原市の会社経営、三上誠三氏(57)が今度は、財政難に苦しむ夕張市長選(4月22日投開票)に無所属で出馬する意向を固めたことが6日、わかった。
 5日朝から夕張市に乗り込み、観光施設などを視察した三上氏は、夕刊フジの取材に「自動車でいえば、どこかが壊れている。一度、車検に出して新しい部品を入れ、まず走れるようにしなければ」と意欲を見せた。
 さらに、「私財200億円のうち、半分使ってもいいと家族の許可を得てきた。今回で12回目の選挙になるが、あとは住民のムード次第」と話しており、同日夜に最終決断するという。
 この日、菅義偉総務相に「財政再建団体」移行を正式に認められた同市だが、“秀吉出陣”で状況は変わるか。

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羽柴氏の公式ホームページ→http://www.geocities.jp/tono_hideyoshi/index7.html

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[2007年4月19日19時28分]日刊sports

混戦模様の夕張市長選、7候補が舌戦
 財政再建団体に転落した夕張市の新たなかじ取り役を選ぶ市長選は22日、投開票される。道外からも4人が参戦し、同市長選では過去最多、今回の統一地方選の市長選でも最多の7人が立候補。再選挙の可能性も取りざたされる混戦模様だ。

 市長の月給は約26万円と全国最低で、権限も大幅に制限されるが、各候補は“夕張再生”の担い手となるべく、連日舌戦を繰り広げている。

 「企業誘致で人口を増やし雇用拡大する。希望の持てる町にする」

 東京都知事選など各地の選挙に出馬している青森県出身の会社役員羽柴秀吉(本名・三上誠三)氏(57)は19日夕、スーツに長靴の姿で、まだ雪の残る街頭で訴えた。

 長野県知事選で見せた軽飛行機による“空中遊説”など奇抜な選挙活動は今回は封印、市内くまなくあいさつに回る。夕張市とはこれまで縁がなかったにもかかわらず、市民の反応は上々だ。

 元学習塾経営若林丈人氏(62)も道外から駆け付けた1人。「長く市政にかかわった人が市長になったら過去の延長になる」と、しがらみの無さと千葉県野田市議を3期務めた実績をアピール。愛媛県旧大西町(現今治市)元助役の鴨川忠弘氏(68)や愛知県春日井市の無職作出龍一氏(33)も支持を訴えている。

 こうした“道外組”の攻勢に危機感を強めるのが元夕張市議の2人だ。千代川則男氏(59)は市議を7期務めたことから「市をチェックできず、破たんの責任を感じているのか」との批判も受けるが、「十字架を背負う覚悟で1年でも早い再生を目指す」。共産党の森谷猛氏(72)は「道外から来た候補に市民の未来を託せるのか」と道外組をけん制している。

 そんな中、高校卒業まで夕張市で暮らした元会社社長藤倉肇氏(66)は「祖父の代から3代夕張出身だ」と地縁を強調。同時に「会社経営者として培った人脈やノウハウを活用して夕張の営業マンとして走り回る」と約束する。連合夕張の支援も得て、幅広く有権者に浸透している。

 市民の間には「今までのおぜん立てされた選挙と違う」と道外からの候補や選択肢の増加を歓迎する声もあるが、困惑の声も。小売店を経営する幸村優子さん(66)は「夕張の将来を誰に託せば良いのか、分からない」と語った。

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(04/21 09:11)北海道新聞

夕張再生へ-注目!市長選
夕張市長選 どの候補にも「頑張って」 各陣営、票が読めず困惑

 【夕張】新人七人が争う夕張市長選(二十二日投開票)は終盤戦に突入し、各陣営は得票数を予想する「票読み」を本格化させているが、陣営幹部を皮肉にも悩ませているのが、人情に厚い“夕張人気質”。どの候補にも快く手を振り、握手に応じる市民が多く、各陣営からは「反応の良さが、どこまで票につながるのか読み切れない」との嘆きも漏れている。(小林宏彰)

 夕張の住宅街。道外出身候補の選挙カーが名前を連呼しながら近づくと、高齢者らが玄関先まで出て、手を振り返した。車を降りた候補と握手も交わし「頑張って」と声をかける。

 「これで一票獲得」と思いたいところだが、実情は違う。候補と笑顔で話した主婦(52)は、誰に投票するかはまだ決めていない。「寒いのに一生懸命選挙をやっているんだから、誰が来ても歓迎してあげないと」

 「市長候補は財政破たんした夕張を良くしたいと考えている人。全員に感謝しなくちゃ」。無職女性(81)は、どの選挙カーにも笑顔で応える。女性の夫(82)は支持候補を決めたが「わざわざ近くまで来た人を無視する市民はいない。夕張は温かいまちだから」と笑う。

 選挙カーを追走すると、散歩中の高齢者、対向車のドライバー、農作業中の女性など、すれ違う人の大半が申し合わせたように手を振り返すのがわかる。

 地元候補の陣営幹部は「夕張市民は本当に優しい。でも、票が読めないんだよ」と苦笑する。過去の選挙戦でも同じ経験をしたそうだ。

 夕張で初の選挙を続ける道外出身候補の一人は「自分の地元でも、これほど反応が良かったことはない。どう判断すればいいか迷う」と心情を明かした。

 優しさと人情味あふれる夕張市民だが、財政破たんに直面したことで、一票を託すリーダーを見極める目は、実は厳しい。ある候補の街頭演説に足を運んだ女性(63)は「できるだけ多くの候補を直接見て、投票する人を決めたい」。候補と握手を交わした中年男性は「手を振り返すのは礼儀。握手したのは、候補の熱意が本物かを確かめるため」という。

 この男性は「市民の本音を見抜けないような人なら、市長は務まらない」と言い切った。

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断然医療不安が一番の問題だけど取り扱っている候補はいないのかな?

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(2007/04/03)

夕張市民の意識調査
危機感胸に生活

JR清水沢駅前の商店街。夕張市民の間には、企業誘致で活性化を願う声が強い

 北海道新聞社が夕張市の財政再建計画の実質スタートを前に、北海道新聞情報研究所に委託して行った市民三百人の意識調査では、「市が財政再建団体になって不安を感じる」との回答が九割に上るなど、今後の生活や街の将来像に対する危機感が浮き彫りになった。こうした市民の心情に、どう向き合うべきか。結果の詳報を紹介する。

<調査の方法>
 3月23-25日、北海道新聞情報研究所に委託して実施。電話帳から無作為に抽出した夕張市内の20歳以上の男女300人に電話で聞いた。

■不安 医療、負担増が突出

 調査で「市が再建団体になって不安を感じる」と答えた人は、「非常に感じる」「少し感じる」を合わせ計87・0%。この「不安派市民」に心配している内容(複数回答)を具体的に聞くと、「医療体制」(70・9%)、「税金や公共料金の引き上げ」(55・9%)が突出して多かった。

 ただこれ以外の不安要素は、世代によって異なる。回答全体では30・7%と四番目だった「老後の生活」は、六十代では41・8%と三番目。全体で六番目(22・6%)の「子供たちの教育」も、子育て世代の三十代では過半数の51・9%が心配ごとに挙げ、三番目に多かった。全体で三番目(39・1%)の「人口が減っていくこと」は、四十代では46・4%と、「税金などの引き上げ」と同率の二番目だった。

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