前々からちょっと気になっていた本を紹介します。
昨日の当直中に読みました。
「未熟な医師を育て、粗雑な医療を施し、
しかも過誤の責任の所在すら明らかにしない。
こんな誤診大国が放置されているのは一体なぜなのか?
ニッポンの医学教育の貧困、医学界の密室性、
研究予算の圧倒的な不足と旧時代的な医療システム。
次の医療ミスが奪うのはあなたや家族の命かもしれない…。
医師として45年間アメリカで働いた著者が
祖国・ニッポンの医療を憂い、怒り、告発する驚愕の書。」
というふれこみと、表題にはものものしさを感じるが、
内容的には医師にも患者にも特別加担していない。
元ネタは少し古いかもしれないが、その年齢からは考えられないほど
文章には今も色褪せないみずみずしさを感じるとともに、
日本の医学生のていたらくに対する批判は直接教官から怒られているようで、
学生時代まともに授業を聞いていなかった僕はちょっとしゅんとしてしまった。
大学の講義なんかよりもずっとためになる一冊だと思う。
米国臨床留学を考える方はまずこの本だろうか?
リサーチフェローで留学しても物足りないと思う今日この頃である。
昨日の当直中に読みました。
誤診列島―ニッポンの医師はなぜミスを犯すのか集英社このアイテムの詳細を見る |
「未熟な医師を育て、粗雑な医療を施し、
しかも過誤の責任の所在すら明らかにしない。
こんな誤診大国が放置されているのは一体なぜなのか?
ニッポンの医学教育の貧困、医学界の密室性、
研究予算の圧倒的な不足と旧時代的な医療システム。
次の医療ミスが奪うのはあなたや家族の命かもしれない…。
医師として45年間アメリカで働いた著者が
祖国・ニッポンの医療を憂い、怒り、告発する驚愕の書。」
というふれこみと、表題にはものものしさを感じるが、
内容的には医師にも患者にも特別加担していない。
元ネタは少し古いかもしれないが、その年齢からは考えられないほど
文章には今も色褪せないみずみずしさを感じるとともに、
日本の医学生のていたらくに対する批判は直接教官から怒られているようで、
学生時代まともに授業を聞いていなかった僕はちょっとしゅんとしてしまった。
大学の講義なんかよりもずっとためになる一冊だと思う。
アメリカ臨床留学大作戦―USMLE,英語面接を乗り越えた在米研修医による合格体験記と留学に役立つ情報羊土社このアイテムの詳細を見る |
米国臨床留学を考える方はまずこの本だろうか?
リサーチフェローで留学しても物足りないと思う今日この頃である。