夢の途中

シングルになって夢を実現させるために日々奮闘中。。。かな♪

やっと家ご飯。。。

2010年04月19日 15時44分09秒 | Weblog
暖かな週明け。

穏やかな日差しの中、チャンダンの香が静かに立ち上る。
役所関係の手続きを全部終えたので、晴れて故郷の市民に戻った。
「美月はここの地場に引き寄せられる何かがあるんだよ。」
と、Jは言った。
「だから違う土地に来ても馴染まないで、また戻ってきてしまうんだ。」
なるほど、そういう解釈もあるのか。
それじゃ新居がこの土地になったのにも、何か因縁があるのかな?
「だって元々は別の市に新居を構えるはずだったよね。
 Jの始めたい事業が時流に合わなくなってポシャったせいで、新居がここに変わったんだもん。
 それも私の影響なのかしら?」
「どうだかな。
 でもここは俺の憧れてた場所だから、むしろ望むところかも。」
「そうだよね、だって高校時代にバイクで、私の生家のほうまでよく来てたんでしょ?
 やっぱ縁があったんだろうね。」
カップルが「運命を感じる瞬間」というのがあるらしく、今みたいな同調感もそのひとつだとか。
あとは「食べものの好み」だとか、「趣味趣向」が同じだとかetc.
まぁ、なんだかんだあっても別れないんだから、お互い相性が合ってるんだろう。

今の最大の関心は、事業所を立ちあげること。
「今週中には結果が出るんだよね?」
「うん、もう即買いにするよ。
 だけど外壁補強や内装があるからな・・・」
「外側はオフィス業務には差しさわり無いんでしょ?
 内装って、住むようにできるまで、うちから通えばいいじゃん。」
「え!? ここに住んで良いの?」
「いいよ。」
なんて話もトントン拍子。
・・実はこの週末、Jと長女と3人で近所に買い物に出たんだけど、顔見知りの人とすれ違った時に、Jを2度見されたんだよね。
は・は・は (^_^;)

元夫と住んでいたマンションにJと一緒に住むなんて、我ながらすごい度胸だと思ってる。
ここを離れていたのは、たかだか2年。
いくら来年新居に引っ越すとはいえ、完成するまでの1年くらいはこのマンションにいなくちゃいけない。
けど、ここが都会の良いところ。
詮索する人なんて、ひとりもいないもん。
今までお付き合いのあったママ友さんたちなら訊いてくるだろうけど、それ以外の人たちはけっしてプライバシーには立ち入らない。
だから私も、平気でJとご近所を歩けるんだ。
(実際、元夫は別居期間もあって5年以上も住んでいないし、ほとんどみんな忘れてるだろう。)

と言うことで、やっと食器を出した☆
J特製の肉野菜炒めと炒飯を食べながら、長女が
「やっと家ご飯にありつけるぅぅ♪」
と感激するのを聞いて
「今まで何食べてたの?」
とJ。
「もちろん、買い弁★」
長女の返事で、驚いたように私を見るJ。
「だから言ったじゃん、ここは便利なんだよって。
 仕事帰りにスーパーに寄れば、ちょうど値引きセール中で一石二鳥なんだから。」
「まぁ、仕事から帰ってメシ作るのカッタルイのはわかるよ。
 俺も子育て中のメシの支度はずっと大変だったし。」
「でしょ~♪
 だから、こうしてうちが家ご飯を食べれるのも、Jが作ってくれるおかげだよ。
 ほんと感謝してますぅ♪」
「はいはい、これから頑張ってよ。」
おかげでお米も買ったし、冷蔵庫も食材で満タンになったし、必要最低限の食器は確保した。
あとは・・・
やっぱり6月にデイを退職してから、ボチボチ片付けよう。。。

そう、6月にデイを退職する。
次のシフトを出す時は、もう有休を入れたものにするんだ。
そのために先週から副施設長に話したんだもの。
Jにも再確認した。
「なんだって美月はそう短気なの?
 もっと事業所ビルの確認してからでいいじゃない?」
「ダメ!
 もうJにはドンドンこっちで決めてかなきゃ、何にも進まないんだもん。
 デイ辞めた後は、ちゃんと私のこと拾ってよ。」
「もう、美月はすぐ怒るんだから~」
すぐ話をはぐらかすJだけど、その分 お父さまのほうがいろいろ計らってくれてるみたい。
Jへの相続だけじゃなく、私への支度金も用意してくれてるらしい。
何だか申し訳ない。。。
ところがJは、お父さまから資産を引き継ぐことで、とてつもなく気が大きくなってきてる始末。
「なんかね、もう一回り大きなクルーザーも買えちゃうかもしれないんだよなぁ。
 ちょっとマリーナに相談してきたんだけど、年間経費が・・・」
「ちょっと!
 なんでもうそんな年間経費まで聞いてきてるのよ?」
「だって買うとなったら、マリーナの維持費が気になるし、3億クラスのクルーザーを維持するとなると、年間1200万かかるって・・」
「3億~~~~~~!?
 維持費で年間1200万~~~~!?」
「あ・・・いやいや、例えばだから。」
こち亀の中川さんかっちゅぅの。。。 (ーー;)

うちで中華鍋揮ってご飯を作ってるJのままで良いのに・・って思う反面、早く新居を完成させてセレブの仲間入りを果たしたいと思ったりする。
矛盾する想いを抱えつつ、ほんとに夢が実現するのか、見届けたいのは事実だ。
結果、どれだけのものを背負いこむことになろうとも。。。 




 





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