「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

長崎県長崎市神の島 「 神ノ島天主堂 」

2015-08-31 03:04:41 | 教会



長崎湾や女神大橋が見える場所に天主堂が建っている










白亜の天主堂が外国を思わせる








長い階段を上って門まで来ると目の前に天主堂が現れる








頭頂にある8角形から立ち上がるドーム








もっともインパクトの強い棟尻に立つ柱








各所に明かり取りの小窓が設けられている








破風には溝が彫られ水切りに笠木が設置されている








連続したシンプルな窓枠








色とりどりのステンドグラスから漏れる明りが夢を与える








リズミカルでがっちりしたリブ・ヴォールト天井








特徴的な白い束ね柱








民家の間を抜けて長い階段の上に天主堂がある









背景の山に浮かび上がる白亜の天主堂









十字架を乗せた門柱の向こうに女神大橋が見える








天主堂横の窟に立つマリア像








神ノ島天主堂の下にある海に向って建てられたマリア像








ドンク岩に立つ 「 マリア像 」

















長崎湾を見守る海の玄関の教会


所在地  /  長崎県長崎市神の島町
竣 工  /  1897年  ( 明治30年 )
設計者  /  デュラン神父
教会の保護者 /  聖フランシスコ・ザビエル


昭和42年ごろまで小さな島だった神ノ島。
その突端にそびえる神ノ島天主堂は絵になる教会である。

慶応元年にキリシタンの存在が発覚するや、
神ノ島にはブレル神父が巡回するようになり、
明治13年からラゲ神父が定住し、木造の天主堂を建造した。
そして明治25年に赴任したデュラン神父が現在の天主堂の原型を作ったのである。
大正9年とその後2回の改修を経て現在の形になっており、
大浦天主堂に次ぐ早期の信仰告白が天主堂建設の由来となっている。

建物の特徴は正面中央の塔屋とその上に設けた鐘楼と、棟尻に立つ柱である。
頭頂には8角形から立ち上がるドームがあり、天主堂を象徴する意匠となっている。
堂内に入ると、白い束ね柱とリズミカルに交されたリブ・ヴォールト天井が目に入る
眩いばかりの白さを誇る外観は、煉瓦建物に石灰とセメントを塗っているためで、
もともとは漆喰塗りであったと言われている。


神ノ島天主堂へのアクセス
神ノ島天主堂へは、ながさき出島道路から左に「女神大橋」方面に行き、
「女神大橋」を渡り、渡り終えたところから左に降りて行くと
マリア像のある四郎ヶ島の向かいの山の中腹に天主堂が見える。
駐車は、天主堂下に広場があるのでそこに駐車した。



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