音楽にこんがらがって

音楽制作を生業としている加茂啓太郎の日常

フィロソフィーのダンス、サポート・ミュージシャンについて

2018年06月17日 | 音楽
フィロソフィーのダンスのワンマン・ライブ サポートのミュージシャンをどういった経緯で起用したか書いてみようと思います。

音楽業界にはインペグ屋という商売があり、予算とスケジュールを投げれば適当にミュージシャンを揃えてくれるという事も出来るのですが、それでどこか血が通わず納得が行かない物になるのは避けたいと思ったので今年の頭から手間をかけて自分で選んで行きました。


まずバンドマスターはキーボードのギターの宮野弦士君で行こうと思いました。

理由はほとんどすべての曲のアレンジを彼が担当している事。
フィロソフィーのダンスがアレンジャーを彼に固定しているのは 彼の才能がまずは一番ですが、音源の管理がしやすい、ライブ時の適時のアップデードも可能であるという理由もあります。(バンドならライブを重ねるうちに演奏のクオリティーが向上するというのはありますがオケの場合は、それは有りえないですが、このグループは可能にしたいんです)

アレンジャーが複数に渡る場合は同期の音をライブで使用する際の管理は煩雑になるので、それを避ける事も出来ます

それと彼は以前は宅録中心の活動でライブの場数が多いミュージシャンではなかったのですが、最近はSHE IS SUMMER、にゃんぞぬデシなどライブのサポートも増え、パフォーマンスのクオリティーも見ていて上がってきたのも安心出来るようになりました。


パーカッションの早藤寿美子さんは昨年から知人の紹介で参加してもらいましたが、本当に、このグループを気に入ってくれて前回からアレンジを細くスコアにしてくれたり、様々な提案をしてくれたので続投してもらいました。


キーボードの福田裕彦さんは20年くらい前に 大学の後輩から「同じマンションにミュージシャンが居て加茂さんと気が合いそうだから紹介したい」と連絡がありました。

それがきっかけで彼が音楽を手がけて僕も大ファン(片腕マシンガール!)の映画監督井口昇監督と一席を囲むなどさせていただく、など仲良くさせていただいていました。

またクリトリック・リスをいたく気に入っていただき、「バンドマンの女」 のトラックのブラッシュアップを頼みました。

それと寺嶋由芙ちゃんのマネージャーの飯島君が、理不尽な事情で辞める時に、お礼として彼が大ファンである浜田省吾(福田さんは長く浜田省吾のサポートを務めて居ます)の「君が人生の時...」のオケを作ってもらい寺嶋由芙ちゃんにサプライズで歌って貰いました。

業界のトップキーボーディストの一人なので正直難しかと思ったのですが「ちようど浜田省吾のツアーのリハの前で大丈夫!と快諾していただきました。


ギターの朝井泰生さんは 福田さんに相談したところ「僕が一番信用するギタリストのファーストコール」という事なので、これは間違いないとお誘いしました
お話ししたところ東芝EMIから1990年にDEFYERというバンドでデビューしたとの事。
なので色々共通な知り合いも多く、またその明るく気配りが出来る性格も最高です(これもサポート・ミュージシャンとして長くやっていくには大切!)
ちなみイエローモンキーの吉井和哉さんと同じデパートでバイトしていたそうです。

ドラムの城戸紘志君は彼が90年代前半10代の時にやっていたビリビリというバンドのデモを聞き、面白いと思い連絡して会いました。
その時に「ベンジーとGXXXTに誘われたんです」と言っていました

その後、フジファブリックのサポートをするというので再会。
彼が入って1回目のライブを新宿ロフトで見たのですが、その音のデカさにビビりました

その後時々「自分がギターのバンドを見にきて欲しい」など連絡を取ることはあったのですがドリカムから、いきものががり、HYDEなど、幅広い活動は気になっていました。

サウンドのクオリティーは、まずはドラマーで決まるとも思っていたので彼のOKが出で一安心しました

ベースの砂山淳一君は城戸君の紹介ですが、彼はフジファブリックの山内総一郎君(彼には湯川トーベンさんの紹介で出会いました)の同郷で 実は総君からも以前から友人で良いベースがいるので使って欲しいと言われていたので、これは何かの縁だと思いお願いしました。


最後にMCのデビッド・アイザック

これは実はオリジナルのMCをやってくれている某ミュージシャン(これはまだ内緒です)にここでネタバレさせようと頼んだんですがスケジュールの都合でNG!

芸能プロダクションに黒人MCと頼むと20万!とか言われたのでツテを頼って探しました。

仕事は日本のバンド(tricoとか)の海外ツアー、アメリカのバンドの日本ツアーのコーディネートという近いところにいる人でした

通訳できてくれたマイケルもグッドヴァイブスで良い出会いになりました。



このアルバム「Boys are Back in Town」というのがツアータイトルの元ネタですがエルレガーデンのツアータイトルにも使われましたね
Jailbreak (Deluxe Edition)
クリエーター情報なし
Mercury



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