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STAP細胞騒動とIPS細胞研究所の論文捏造

2018-01-24 08:36:06 | 時事問題 社会
STAP細胞はあります!という甲高い声を聞いたのは4年前、平成26年だった。日本の頭脳の第一人者の一人であった笹井博士を自殺に追い込んだ幻のSTAP細胞は、未熟な研究者の捏造というよりも錯覚であったと理解される。

昨年、平成29年に東大の分子細胞生物学研究所の教授らが執筆した論文捏造が発覚していた。今回京都大学のIPS細胞研究所の助教が見てくれをよくするためという単純な動機で論文の捏造を行った。この分野では論文捏造がまかり通る世界なのかと思わせるほど世に知られる不正が出て来ている。

京都大学のIPS細胞研究所といえば、今やスターになっているノーベル賞受賞の山中博士が所長を務めていて、山中博士は助教の論文不正に頭を下げて後悔と反省をたれた。故笹井博士は、小保方研究者をかばうがあまりであったかどうかは詳らかに知らないが、不正の責任として死を選んだと解された。山中博士が、心無い記者の所長進退の関する質問にはっきり答えなかったことは幸いであったが、盟友でもあった故笹井博士の責任の取り方が山中博士の頭をよぎったかもしれない。

山中博士自身が論文審査に加わっていたかどうかは報じられていないが、多分関与していなかったのだろう。ただし、所長として仕組み作りには関わっていたことで、後悔の念を発したのであろう。故笹井博士とは状況がまるで異なる。小保方騒動でも理研所長はいわゆる責任をとっていない。山中博士は真面目な人であるから何らかの責任を取らなければならないと考えているのであろうが、いわゆる責任をとる必要はないだろう。

山中博士がとるべき責任は、日本の科学の進展である。スターであるがために、テレビ出演など啓蒙活動も行っているが、そんなことよりも第一線で若手を引っ張ってもらいたいと思う。それが故笹井博士の供養にもなろう。科学者は、小保方騒動をあらためて他山の石とすべきである。
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