






2009年8月14日(金)、一関市東山町長坂字東本町164の安養寺の境内で
ナツズイセン(夏水仙)が花を咲かせていました。





何もないと思っていた所から唐突に花茎が伸びてきて花を咲かせる。

ナツズイセン(夏水仙)ヒガンバナ科 ヒガンバナ(リコリス)属
Lycoris squamigera
中国から古い時代に入ってきたと考えられている多年草。日本の中部以北
に半野生化しているもので、リコリス・スプレンゲリー L.sprengeriと
中国原産のリコリス・ストラミネアの自然雑種とのこと。
毒草のため日本ではあまり栽培されないが、外国では花壇に植えられたり、
よく切り花にされているとのこと。最近は庭に植えられているほか、人家の
近くに野生状態で生えているものが見られる。
8月中旬頃、地中の鱗茎(球根)から高さ50~70㎝ほどの花茎が伸び、直
径8~10㎝の大きな花を5~7個開く。花の色は紫がかった淡いピンク。
秋になると青白い線形の葉を出し、翌年の5月頃には枯れてしまうが、こ
の間に地中の鱗茎が肥大する。この葉がスイセン(水仙)に似ていて、夏
に花を咲かせるので「夏水仙」の名がある。欧米では、花の時期
に葉がないことからマジックリリーとも呼ばれている。
[栽培]日なたを好むが西日が当たらないように落葉樹の下などに植える。
花後に出る葉で光合成を行うので切らないようにし、休眠中でも時々水を
与える。水はけ、水もちのよい場所の骨粉などの有機肥料を施し、球根は
1個分空ける間隔で植えつけ、5㎝覆土する。鉢植えで葉は丁度隠れる位に
する。繁殖は分球による。