peaの植物図鑑

ドイツアヤメ/ジャーマン・アイリス(German Iris)

一関市厳美町のドイツアヤメ/ジャーマン・アイリス
 2008年5月24日











2008年5月24日(土)、一関市厳美町字沖野々215にある一関市博物館に行きました。国道342号線から名勝・厳美渓(天工橋)に行く道を曲がった所にある民家の道路沿いに作られた花壇で、「ドイツアヤメ/ジャーマン・アイリス」が花を沢山咲かせていました。
日本のアヤメの代表がハナショウブ(花菖蒲)とすれば、欧米の代表はこのジャーマン・アイリスといえるほど、多くの品種があるということですが、黄、紫、橙、淡紫色など様々な色の大輪の花が、今を盛りと咲いていました。













ドイツアヤメ/ジャーマン・アイリス
アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris germanica
根茎性で、外花被片にひげ状の突起をもち、草丈70cm以上、多くは80~100cm、
肥厚した根茎から出る葉は剣状で緑白色、60~80cm。長く直立した花茎上部に
1輪ずつ大輪の花を咲かせ、8輪ほどつける。花茎は18~20cm。花色は白、黄、
オレンジ、ピンク、赤、青、紫、茶、黒など豊富。また内、外花被片で花色の
異なるもの、花被片にひだや波打つものなど多くの品種がある。これらの種、
品種を総称して「ジャーマン・アイリス」という。和名は「ドイツアヤメ」。

ヨーロッパで古くから栽培されており、庭、花壇に利用される。自生品はない。
[栽培]日当たりがよく、排水のよい土地を好み、酸性土と高温多湿を嫌うのでア
ルカリ性の砂質壌土に、9月頃浅植えする。繁殖は株分け。[花期]4~6月。

原産地、起源不明の自然交雑種とされる「ドイツアヤメI.germanica」を母体と
し、ほかに「イリス・パリダI.pallida」、「バリエガタI.variegata」、「シプ
リアナI.cypriana」、「メソポタミカI.mesopotamica」、「トロヤナI.trojana」、
「カシュミリアナI.kashmiriana」などが交雑され、1800年代の初期から園芸品種
が作出され、毎年、400ほどの新品種が発表され、現在はアメリカでの育種が多い
とのこと。
「オートグラフcv.Autograph」「カーテン・コールcv.Curtain Call」「ダッチ・
チョコレートcv.Dutch Chocolate」「デビー・レアドンcv.Deby Rairdon」
「ナイト・アウルcv.Night Owl」「ゴールド・アクセントcv.Gold Zccent」「ピンク・エン
ジェルcv.Pink Angel」「ウインター・オリンピックスcv.Winter Olympics」な
どがある。
アヤメ(イリス)属 Iris
北半球の温帯を中心に約300種が分布する。主に根茎または球根をもつ多年草。
葉は剣状または線状で、花は茎に頂生し、鞘苞内に1~数花をつける。

今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。

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