peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

宮城県栗駒町「世界谷地・原生花園」のウラジロヨウラク(裏白瓔珞)&ガクウラジロヨウラク(萼裏白瓔珞)

2006年06月19日 | Weblog




6/19(月)、宮城県栗駒町にある「世界谷地・原生花園」に行ってきました。梅雨時なので心配でしたが、天気予報通り、曇り空ながら時折陽が射す天気で良かったです。
 思っていたほど花を咲かせていた植物の数は多くありませんでしたが、滝は2つも見ることができました。








ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)











ガクウラジロヨウラク(蕚裏白瓔珞)











ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)ツツジ科ヨウラクツツジ属Menziesia multiflora
亜高山やそれより低い山の低木林や林の際などに生える落葉低木で高さは1~2m。多くの枝に別れ、葉は互生し形は倒卵形~卵状楕円形で枝先に集まってつくので「輪生」のように見える。葉の大きさは長さ3~6cmで幅が2~3mmぐらい。葉の色は裏面は裏面が白味を帯びているが、表面も他のツツジに比べると白っぽい感じがする。

 6~7月、枝の先から数本の花柄を伸ばし、長さ1.5cmほどの筒状鐘形の紅紫色の花を下垂する。花の大きさは、直径7~8mm、長さ1.5cmぐらい。色は紅紫色で濃淡がある。雄しべは10個。萼片は短く、あまり目立たない。別名:ツリガネツツジ、アズマツリガネツツジ 分布:本州(中部地方以北)

 和名の「裏白瓔珞」の「ヨウラク(瓔珞)」は、仏像の首や胸にかける珠玉の飾りのこと。ヨウラクに似た花のツツジで、葉の裏面が白味を帯びていることによる。

 なお、北海道、東北地方、中部地方北部には、萼片が長さ7~10mmと長い「ガクウラジロヨウラク(萼裏白瓔珞)var.longicalvx」と呼ばれるものが自生する。

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