peaの植物図鑑

ウメ(白梅) 2009年3月29日

一関市宮下町のウメ(白梅) 2009年3月29日





2009年3月29日(日)、一関市宮下町の農家と思われる
民家の屋敷際に植えられているウメ(白梅)の木が、
芳香を放ちながら花を沢山咲かせていました。
一関地方は、3月25日(水)の午後から降り続いた雪
が、26日にはほとんど消えたのに、3月27日(金)朝起
きてみたら、家々の屋根が真っ白になっていました。
お日様が出てきて、10時頃には全て消えましたが、ここ
数日、気温の低い日が続いていました。夜はまだまだ寒
くてストーブが離せませんが、 一関地方にも、ようや
く春が訪れたようです。






ウメ(梅)バラ科 サクラ属 Prunus mume
中国中部原産と考えられている落葉小高木~高木。
万花に先がけて冬のうちから咲き出す花は、万葉の
昔から人々に愛されている。

花は2~3月、葉に先立って開き、通常白色だが、
紅色、淡紅色のものもある。花弁と萼片は5個。雄し
べは多数で花弁より短い。雌しべは1個で、子房に
密毛がある。

若枝は緑色で無毛。葉は互生し、長さ4~9㎝の倒卵
形~楕円形で、先端は尖る。縁に細かい重鋸歯があ
り、両面と葉柄に微毛がある。

果実は直径2~3㎝のほぼ球形で、表面に密毛が生え、
片側に浅い溝がある。
ウメ(梅)の園芸種:ウメの品種の統一をはかるために
野梅系、紅梅系、豊後系などに系統類別されており、
白い花を咲かせる品種も様々ある。
 主なものは下記の通り。
野梅系ウメ本来の性質をもつ野梅(やばい)
から変わったものである。野梅(やばい)系はさらに
野梅性、紅梅性、難波(なにわ)性、
青軸性
などと呼ばれる品種群に分け
られる。花は白色の一重のほか、淡紅色や紅色
の咲き分け、八重咲き、枝垂れ咲きなど変化が
多い。
野梅系の品種は、枝が細く、時に枝から刺状の小
枝を出す特徴がある。若枝は緑色で、後に赤みが
出てくる。葉は小形で緑色が濃く、花はほかの系
統のものより香りがよい。果実は比較的小形。
シロカガ(白加賀)Shirokaga:
花は葉より早く3月頃に咲き、白色一重の中輪で
直径2㎝くらい。採果用や庭木用の品種。
オウシュク(鶯宿)Oshuku:
花は白色の中輪。枝は太い。花期は3月中旬~下
旬。
シラタキシダレ(白滝枝垂) Shiratakishidare:
花は白色で八重咲きの中輪。枝は枝垂れる。
花期は3月中旬。
トヤデノタカ(塒出の鷹)Toyadenotaka:
花は一重の大輪で淡紅白色。枝や葉、萼片に黄色
と緑色の斑点がある。花期は2月下旬~3月初旬。
シロナニワ(白難波)Shironaniwa:難波性。
花は白色で八重の中輪。
タマガキシダレ(玉垣枝垂) Tamagakishidare:
花は白色で直径2~2.5㎝の八重咲き中輪。花弁の
裏は初め淡紅色で、次第に白に変わる。よく結実
する。花期は3月上旬。江戸時代からある品種。
アオジク(青軸) Aojiku:枝や萼が緑色で青軸性
としてまとめられる品種群のひとつ。花は青白
色で一重の中輪。花期は2月下旬~3月上旬。
ツキノカツラ(月の桂) Tsukinokatsura:青軸性。
花は緑白色で一重の中輪。花期は2月中旬~3
月上旬。

今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事