peaの植物図鑑

タラヨウ(多羅葉)

福島県国見郵便局のタラヨウ(多羅葉)の実
 2008年10月25日








2008年10月25日(土)、福島県伊達郡国見町に行きました。この町には
国指定史跡の阿津賀志山(あつかしやま)防塁などが保存されているので
それを見るためでした。JR東北本線藤田駅で降りて、史跡などの資料を入
手するため約1kmほどある国見町観月台文化センターまで歩きました。
そこで「義経ゆかりの地・国見町」などの掲示版などを見せていただいて
いたら、町の商店街(メインストリート)で「鹿島神社例大祭」が開かれ
ているというので行ってみました。


鹿島神社例大祭は、毎年10月第3土曜日(神旗渡行)とその前日(宵祭)の2日
にわたって行われる町の代表的な秋祭りだそうです。露店がひしめく中を
神輿(みこし)と4台の山車(だし)が練り歩き、山車同士が激しくぶつか
り合う夜には最高潮を迎えるとのことでした。








 商店街のど真ん中にある国見郵便局の前に植えられたタラヨウ
(多羅葉)が実を沢山つけていました。





一関中央郵便局のタラヨウ(多羅葉) 2006年2月23日



一関市の旧市街地・大手町にある一関中央郵便局の前に「タラヨウ
(多羅葉)」の木が植えてあります。上の画像にある説明版に記載さ
れている通り、「葉に字を書くと、その部分が黒くなる」ことから、
「葉書(はがき)」の語源になったといわれています。

 先日の「世界・ふしぎ発見!」というTV番組で”「葉書」の語源に
なった植物は?」という質問がありましたが、この「タラヨウ(多羅
葉)」がその植物であるということは余り知られていませんでした。



タラヨウ(多羅葉)モチノキ科 モチノキ属
Ilex latifolia
暖地の山地に生える常緑高木。葉に枝などで字や絵を書くと、
その跡がすぐに黒くなる。これをインドで古くから経文を書く
のに利用された具多羅樹(ヤシ科)になぞらえて、「多羅葉」
の名がついたといわれている。

家庭の庭木として植えられているが、公園樹、庭園樹として
よく植えられており、特に寺院に多い。高さは20mほどになる
ものもあるという。樹皮は灰黒色で滑らか。葉は短枝があっ
て互生し、長さ10~18cmの長楕円形で、厚くて表面には光沢
がある。

4~5月、葉のつけ根に直径約8mmの淡黄緑色の花を密につけ
る。雌雄別株。果実は直径6~8mmの球形で、多数集まってつ
き、10月ごろ赤く熟す。
 分布:本州(静岡県以西)、四国、九州、中国

今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。

コメント一覧

岩手のPea
トラックバックありがとう!
Yakinikuさんのブログ拝見しました。トラックバックありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。
Yakiniku
初めてしりました
http://cid-aee64084d119971d.spaces.live.com/default.aspx
多羅葉が、ハガキの木で、郵便局のシンボルツリー

ありがとうございました
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