日々雑記

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富める者はますます豊かになっているーーオックスファム・インターナショナルの警告

2015-01-22 15:07:25 | 経済

 国際援助団体オックスファム・インターナショナルは19日、スイスのダボスで21日から開催される世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)を前に世界の経済格差に関する報告書を公表しました。世界で80人の億万長者が保有する富はこの5年間で倍加し、2014年は貧しい50%の人たちの富の総計を上回ったと指摘しました。


 報告書によると、最も豊かな1%の人たちが保有する富は、世界金融危機が起きた2008年以降増え続け、2014年には世界の富の48%を占めています。この傾向が続けば、2016年には逆転し、1%の富裕層が保有する富は残る99%の保有する富を上回ることになります。

 1%の富裕層の富の平均は、成人1人当たり270万ドル(約3億1900万円)。一方、下位80%の平均は1人当たり3851ドルで、その合計は世界の富の5・5%を占めるだけでした。

 また2010年には388人の億万長者の保有する富が貧しい50%の保有する富と同じでしたが、2011年は177人、2013年は92人と富の集中が進行。2014年は80人でした

 報告書は「不均衡の拡大は不可避ではない」と指摘。各国政府が貧富の格差是正に取り組む女性の経済的平等を促す労働者に生活できる賃金を保障し、役員報酬との格差を是正する富裕層の課税を強化する―ことなどを提言しています。

 オックスファム・インターナショナルのビヤニマ事務局長は19日、自身のブログで、国際的な税制改革が必要だと指摘。「世界税金サミット」の開催を呼び掛けました。

 

 

 

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