１２月定例会：最終日

１２月定例会の最終日です。
午前中に全員協議会が行われ諸事項報告と委員長報告の確認などが行われました。
午後には本会議が開催されて、議案の審議結果についての委員長報告と議案に対する討論・採決が行われました。

私は理事者提案の議案については全て妥当と判断し賛成しましたが、「政府への日米間におけるＦＴＡ（自由貿易協定）締結に反対する意見書提出に関する陳情」と、同意見書提出については以下の理由から反対しました。（陳情・意見書とも賛成多数で採択されています。）

（反対理由）
これまでの高い関税で米価を高止まらせて消費者の負担によって農業所得を守ろうとする政策は間違っています。
ＦＴＡ締結によって農産物の貿易自由化が行われれば輸入品は国内産より安いですから農産物の市場価格は下がりますが、これは消費者にとっては有難いことです。市場価格が下がったことにより生産費が下回れば、不足分は農業所得補償で農家に直接支払いするので国内生産者も安心して生産に取り組めます。また、これまで米価を高い関税で守ってきた結果、日本の農業は米作一辺倒でしたが、これからは他品目へ農業資源が振り向けられることも期待できます。結果として食料自給率の向上も期待できます。これこそ生産者、消費者両得の政策かと思います。