小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

6月定例会:1日目

2007年06月01日 | 議会活動報告
今日から改選後初となる6月定例会が開会しました。
本定例会に上程された議案等は以下の通りです。

■報告案件4件
・平成18年度一般会計予算継続費繰越計算書の報告
・平成18年度公有水面埋立事業特別会計予算継続費繰越計算書の報告
・平成18年度一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告
・平成18年度介護保険特別会計予算繰越明許費繰越計算書の報告
・株式会社活性タウン高浜の経営状況の報告

■予算案件5件
・平成19年度一般会計補正予算
・平成19年度国民宿舎特別会計補正予算
・平成19年度老人保健特別会計補正予算
・平成19年度介護保険特別会計補正予算
・平成19年度公共下水道事業特別会計補正予算

■その他案件1件
・内浦港湾区域における公有水面埋立地の用途変更かかる答申

■請負契約案件3件
・高浜小学校体育館耐震補強・改修工事請負契約
・学校給食センター厨房機器購入契約
・農業集落排水事業処理施設工事請負契約

本会議で議案が上程され、その後全員協議会で議案審議が行われました。
以下に私の質疑の一部を報告します。
*分かりやすくするため、多少表現を修飾しています。

(高浜駅の継続費の繰越計算書の質疑)
Q(小幡):若狭高浜駅整備事業(H17~H19の継続事業)で、高浜市場が新年度予算では1500万円の計上であるが、実際の工事は2640万円で発注されている。他にも備品購入費でポスシステム(約1200万円)が追加されている。補正予算としての対応が必要なのではないか。

A(役場):3ヵ年の継続費の中でやりくりしており問題ない。(用地費と補償費の予算が余ったのでそれを流用する。)

Q(小幡):用地費と補償費の余った予算を流用するので問題ないとの説明だが、それでは工事費・備品購入費が増加することの議会説明は必要ないとの判断か。
せめて新年度予算を計上した段階で、予算上はこうだが実際には総事業費の中から余った予算を流用するので決算では金額は増えることになるくらいの説明が必要ではないか。

A(役場):総額8億9千万円の範囲内の流用であり問題ない。また、このことは昨年の6月定例会でも説明している。

*本件に関しては他の議員からも、用地費・補償費で予算が余った(約5千8百万円)のであれば、他に流用するのではなく総事業費を圧縮すべきであったとの意見が出ていました。

(補正予算の中の韓国保寧市訪問団の旅費計上の質疑)
Q(小幡):国民文化祭を契機に韓国保寧市との交流が行われていることは構わないが、今後の方針をどう考えているのか。例えば友好都市締結なども視野に入れて交流を続けていくのであれば恒常的な費用も発生する。現実のメリットも冷静に考えなければならないのではないか。

A(役場):国を挙げて海外からの観光客誘致に取り組んでいる。また、海浜観光都市ということで韓国保寧市と高浜町は共通点もある。友好関係を結ぶことはメリットもある。しかし、ご指摘のことは韓国保寧市側も今後見極めたいとしている。
メリットとコストの比較など慎重に検討していく。