百姓魔女のセルフケア研究会

心・身体・スピリット、自然界や人々とのつながりを大切に
ホリスティックに人間らしく生きるための自分のケアと暮らし方

パーマカルチャーと健康

2008-12-05 | 雑談
パーマカルチャーとは、自然の振る舞いをよく観察し、
人間が自然と共生していくために、
暮らしをデザインする体系のことです。

パーマカルチャー的な暮らしをしようと思った時に、
さて、健康については、どうとらえていったらいいのでしょうか?

自分の健康管理に使う薬草を、
外から輸入したものに頼っていいのかな?
そんな疑問がふとわきました。

私はアロマセラピストとして、ずっと仕事をしてきたので、
海外から輸入された精油を使ってきたわけですが、
もし、物の不足や原油高で、それを入手することが困難になったら、
どうなるのだろうか?と思います。

では、まず、身近なところで使えるものがたくさんあるはずなので、
それを利用することを考えよう。
そのためには、地元のおばあちゃんの知恵を受け継ぐことも必要だし、
薬草がちゃんと生きられる環境をつくっていくことも大事だし、
安全性を確認することも大切です。

西洋医学に支配された健康観の中、
私たちは自然のものから健康に役立つものを得て、
役立てて行く知識も技術も、ほとんど伝承されずに、
忘れ去られようとしています。
もちろん、西洋医学のよいところ、お薬のすばらしさはありますが、
足元をちゃんと見て、自分でできることは自分でやる、
専門家にみてもらわないとどうしようもない状況から、
自分の健康のコントロールを自分の手に取り戻し、
自然とのつながりも自分の中に取り戻すこと、
していかなければいけないと思いました。

もっと、現実的なことを考えて見ましょう。
身近な薬草を普段の健康管理に利用することが出来たら、
どうなるでしょうか?

・ほとんど、ただで材料は手に入る。
・新鮮なものを使うことができる。
・自分でつくると、「何が入ってるかわからない」ということがない。
・どこかから、輸送してくるコストや輸送や栽培で排出されるCO2を削減できる。
・自然とのつながりを感じる感性を取り戻し、心身の平穏がえられ、結果的に病気の予防につながる。
・いろいろな意味で、持続可能である。

ざっと、メリットをあげたところ、こんな感じでしょうか。

もちろん、西洋ハーブと違い、日本の薬草に関する科学的なデータ、
実践の情報は少なく、知識を持っているお年寄り達も少なくなってきています。
自分たちが実践して作りあげていかなければいけない部分もたくさんあります。
でも、それはとてもクリエイティブなこと。

パーマカルチャー的に自分の健康もデザインしようと考えた時、
身近な自然をよく観察して、薬草たちと仲良くなることは必須なのですね。

by 安珠

参考
パーマカルチャーセンタージャパン
コミュニティハーバリズム

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