五里霧中

政治家や文化人など世の中のバカ退治! もいいけどその他のネタも・・・

元マスコミ人の感度 2

2006-05-28 00:24:42 | マスコミ

前回に続いて 元日本テレビアナウンサー・記者の

  藪本サンのブログを肴に書きます。 弱いものいじめだな・・・

 前回のブログから長文ですがお読み頂くと今回の文章も楽しめます。

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2006年05月22日

返信

あまりのコメントの勢いに狼狽しています。コメント読ませて頂きました。
誹謗中傷の類もたくさんありましたが、真摯な意見もありました。
厳しいご批判ですが、受け止めなければならないと思うこともありました。

身内からはブログはすぐに閉鎖した方がいいんじゃないか、とも言われましたが、
多くの方のご指摘通り、私も、そのやり方はとても不誠実で無責任な感じがして嫌です。とても気が滅入っていますが、私なりにコメントの返事を書いていきたいと思います。

まず、どうしてこういう記事になったのか、その背景を書いた方がいいのかもしれません。


日テレの子会社で会社をクビになった人、というのは私の最も信頼するディレクターでした。入社当時担当していた「クチュリエで道楽」という番組のスタッフです。細かいところまで気配りのできる人で、過酷な労働条件の中、こつこつと実直に働き、周囲を和ませ、落ち込んでいる人がいれば、そばに行ってとことん力になってあげるような人でした。私もよく失敗をしていましたが、この人の存在で何度勇気づけられたことか。会社を辞めてからも交流のある数少ない「日テレ関係者」です。結婚後の新居にも来てくれました。

だから、彼が盗撮未遂事件を起こした、と聞いて、ショックを受けました。まさか、と思いました。電話しても通じません。マスコミということで、ネットに流しているんじゃないかとか、いろいろと警察に疑われたようで長期間拘留され、徹底的に調べられました。でも、何も出てきませんでした。彼は、ほんとに、出来心でした。

釈放後、彼と話をしました。彼は、やったことについて一切弁解せず、私に、迷惑をかけてすみませんと何度も謝っていました。私に謝る必要は全くないんですけど。辞表を出す時、彼は同僚から嘲笑と憐憫と軽蔑の視線に必死になって耐えていたことでしょう。親思いの人ですから、親に対して、何度も心で土下座したことでしょう。自分のやってしまった愚かな行為を心の底から後悔したことでしょう。

絶望しているんじゃないか、自棄になって自堕落な生活を送っているんじゃないか、死んでしまわないだろうか、気にかかっていました。どんな事件を起そうとも、私が彼に感謝している気持ちはかわりません。

11月末、栃木のこころみ学園で行われる収穫祭の前日、彼に電話をし収穫祭に誘いました。彼は夜間の清掃の仕事があるから日中はきつい、と言いながらも、夕方収穫祭が終わろうとする頃、来てくれました。久しぶりに会ったその顔はとてもやつれていて数ヶ月間の彼の生活が垣間見えたような気がしました。帰りの電車の中はぎこちない会話が続きました。彼は努めて前向きな話をしてくれたような気がしました。

その彼と別れた後、一人で電車に乗っていて、ミニスカートの女性が私の目の前に現れました。その時、思いました。その見えそうなパンツ、たかがパンツ、されどパンツ、そのパンツで一人の人生が大きく狂う。狂わせたのは、彼本人なんだけれど、八つ当たりに近い気持ちで、その女性のスカートが憎いと思いました。エスカレーターで前にいた女性があと10センチ長いスカートだったら、わざわざ携帯を出さなかったんじゃないか、なんて想像をしたりしました。これは、きっと親心、みたいなものかもしれません。タラレバです。言い出したらキリがありません。

彼は第2の人生を最悪の状況からスタートしています。自業自得と言えばそれまでですが、私は彼が将来、ほんとに、死ぬ間際になって、もしかしたら、第2の人生の方が実りある人生だったな、なんて思うことを心から願っています。

人は誰でも過ちを犯す可能性がある。私も法律を破ったことが多々あります。人を傷つけたことが多々あります。過ちを一度犯したら、社会から抹殺されて当然、全人格が否定されて当然、だとは思いません。

とはいえ、正直に言うと、アナウンサーが逮捕された件で日テレの広報コメントをネットで読んだ時、腹が立ちました。一方は、名前も出され、即刻クビです。(もっとも、関連会社の社員ということで広報発表など何もなかったと思いますが)その対応ぶりは雲泥の差があります。社内規定で著しく社に損害を与えた社員は懲戒解雇というのがあったはずだが、それにはあたらないのか。などと思いました。が、しかし、クビになったところで、私はうれしいか?満足か?納得するか?答えは否。

日テレの対応は不誠実だと思います。だけど、週刊誌に写真入で出たと聞いてます。もう社会的には公になっています。彼は、顔も名前も知られている。毎日外を俯きながら歩いているはずです。親、親戚に恥をかかせ、彼は一生盗撮アナというレッテルを貼られるわけです。もしかすると職場は異動になるかもしれませんが、それでも、どこにいっても、一生元盗撮アナです。それが世間が彼を思い出すキーワードになってしまいました。一度ついてしまったイメージを払拭するのは難かしいことです。彼の将来の展望は絶たれたといってもいぐらいです。それが、社会的制裁を受けた、という意味、あるいはこれから受ける、とした方がいいでしょうか。それが彼のやったことに対する罰として甘いでしょうか。

懲戒が妥当だとか、不当だとか、それについては何とも言えません。わかりません。でも、いずれにせよ、パンツがもたらす結果は重い、と私は感じているのです。重すぎる・・・というのが盗撮という犯罪を軽んじているととられた部分でしょうか。

確かに、私の書いた文章は、加害者側にたつところが大きく、盗撮された被害者の感情に対する配慮が欠けていました。心からお詫びします。被害者がどんなスカートをはいていようと盗撮される筋合いはないわけで、盗み撮りされたというのは苦痛です。さも、被害者がミニスカートで挑発していたかのような誤解される表現だったと思います。反省します。
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  この人よっぽどパンツが好きなんですね。
 
      それに自分の知り合いである人が盗撮未遂で拘留されたことを
 
      思いっきりかかれていますが、本人の了解をとっているの?
                          (友人を一人なくしたね・・・)
 
 
   自己防衛のためなら知人のプライバシーを晒すことも
        
        メディア人としてOKとは驚きました。
 
    その調子でテレビ業界の暗闇の部分を暴いてください! 
 
 
 知人の箇所についてはお詫びとともに削除することになるでしょう
 
 
  しかし藪本さん、事件の記事での被害者に対する記述が良くなかったから、
 
   「心からお詫びします。」と書かれていますがこのくだりのみですね。
 
 
  普通 「申し訳ございませんでした」や「ごめんなさい」が後に続くでしょう。  
 
  時間をどのくらいかけて「返信」のコメントを書かれたのかわかりませんが、
 
  一般人の基準から見ても誠意のない文章です。   
 
 
 以前に書かれていたブログ記事です。
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2005年08月30日

いやな事件

朝日の記者の捏造記事、どうしてそんなことをしたのか、怒りを通り越して憐れみを感じる。すぐにバレるような捏造記事を何故書いたのか。社内のチェック体制が甘い、というような記事も目にしたけれど、記者があげてくる取材メモがでっちあげだなんて誰も思わない。取材メモってそんなものだ。1年生の取材メモだって、その記者が必死でとってきた貴重な情報で、信頼に足りる、と常識では思っている。取材メモをいちいち疑ってかかっていたら、仕事にならない。ニュースの一次情報なんだから、嘘があるはずないのだ。普通は。

珊瑚礁に自分でKYと傷をつけたのも朝日だったな。信じられないようなことがまた起きたものだ。最近では、コラム記事を盗用したり、取材テープを流出したさわぎもあったっけ。こんなことがあると、次々と思い出してしまう。

でも、次々とそんな人が出てくるっていうのは、会社の体質に何か問題があるのかしらって思ってしまう。少なくとも、他社より常に独自ものやスクープをあげていないと、失格組に入るというプレッシャーが強いんだろうな。そういえば、知り合いの朝日の記者も、人一倍がつがつしている。でも、だからといって、記事捏造など絶対しない。書けない。そんなことをしたら、記者でなくなるからだ。取材したことを書くってのは、記者の命だから、自分の存在をかけて、そんなことはできないはずだ。

やっぱり、個人の問題か。プレッシャーそれ自体は、悪いことではないし、それがあるから切磋琢磨して、いい記者になっていくのだと思うし。朝日の体質ってことにしたら、何だか、話がボケてきてしまう。捏造した記者の自爆行為なんだと思う。多忙のあまり、一時的に自分を見失ってパニックに陥ったのか、それにしても取り返しのつかないことをしたものだ。

こういう不祥事をおこした時って、注目されるのは、情報公開の仕方だ。今回は、文書だけで会見もしなかったっていうから、お話にならない。役所の不祥事などの会見は、朝日に限らず、マスコミは、会見に応じている当局者を、罵倒し、人格を否定するような暴言まではいて、情報開示を求め、隠蔽の体質を厳しく糾弾するのに、自分の所の不祥事は、会見さえしないっていうのはやっぱりずるい。

話はとぶけれど、日テレ不祥事の時も、見ていてとても腹が立ったわ。
あの例の視聴率問題。氏家さんはじめ、幹部が揃って会見していたけど、悪いのは問題の社員であって、私たちは関係ないよ、って感じだったもの。
自分の子供が悪さをしたら、親は謝るだろうし、どこが悪かったのか、反省するってものでしょう。個人の問題でも、会社が謝って、自己検証するのが美しい姿でしょう。あの時の日テレは見苦しかった。トップに、反省の色なし、だったもの。そんなのが、私に本を書かせたエネルギーにもなったのだけどね。

不祥事の会見は、潔く、真摯に、謙虚に、お叱りに耳を傾ける姿勢が伝わらないと、見ている人の腹の虫がおさまらない。そんなこと、わかっているはずなのに、怒りを買うやり方しかできないっていうのは、何でなんだろうといつも思う。天下の朝日なのに、残念。天下、だから、こんなことになったのかな。

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 他社に対しては上のように偉そうな事を書いておきながら一体
 
 今回の事件に対しては何なの?
 
 
    「これぞ汐留もとい麹町踊りの所作ですかぁ~」
 
 
  最後に藪本さん、タイトルの「元日本テレビアナウンサー・記者の」の冠を
 
          いつこっそりはずしたのですか?
 
    メディアの人間は隠蔽癖があるように見えるね・・・
   
 

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