第７回仁木ＰＣ写真クラブ作品展御礼

共存共栄

【撮影所感】
　
　先回に引き続き、山中峠の作品を紹介したい、１点目は、下ばかり見ないで空に目を向けて新たな春の息吹を収めようとした作品。春から初夏のかけて葉をつける樹木の葉より先駆けて息吹く蔓の若葉をワンポイントにし、樹木の若葉では無いことを表現する為、あえて樹木に巻きつく蔓を画面左上に入れた構図にした。

寄り添い

【撮影所感】

　２点目も、同じ樹木であるが少しカメラの角度を変え、見方も変えて見るとまるで樹木同士が肩を寄せ合い仲の良いカップルに見えた早速、タイトルが脳裏に浮び〝寄り添い〟としてアングルをとってみたが締りが無かったが先回紹介した突然の虹のように今度は、薄曇の雲の合間に太陽が顔を出してくれた、陽の照射線をポイントにしてまとめた作品ある・・・ラッキー！であった。

涼

【撮影所感】

　３枚目は、山名峠を下って郡上八幡に下る途中の滝である。誰でも撮る被写体であるが、これから夏シーズンにかけて渓流や滝を撮影する機会が多いことを考え少しでも参考になればと紹介したい。　滝は冷たさ、涼しさ、豪快さ・・・等、色々の表現があるが今回は〝涼〟で表現した作品です。記念写真や記録写真にならぬよう滝の一部分をとらへ、岩の冷たさと滝のしぶきを白で表現する為、Ｆ値２２、１アンダーにし、ポイントに岩の上部の緑の植物を入れてみた作品です。


　　　　次回より、また写友の作品を紹介したいので写有諸君は作品提供をお願いしたい！

彩添えて

　【撮影所感】
　１０年来の某自動車会社の元会長と月１回の撮影会を行っているが、５月９日に岐阜県山中峠の水芭蕉の撮影に久しぶりに遠出撮影を行った。少し時期が逸しているのではと思いながら到達したら、桜の満開と空には虹のお出迎えを受け感動しました、その時のショットを今回と次回に分けて各３点ほど紹介したい。

　１点目、山中峠の水芭蕉湿原へ下りる途中の桜越しに撮影。
　　　　　撮影ポイント、虹と桜の花の色を出すためマルチ測光で撮影。
　２点目、湿原に降り立ち、枯れ木を背景に撮影。
　　　　　撮影ポイント、空の虹に露出を合わせ撮影。
　３点目、倒木の下に咲く一輪の水芭蕉。
　　　　　撮影ポイント、水芭蕉の白い花びらに淡い光が射すまで待って撮影。

　　　　＜撮影ワンポイント＞自分が表現したい色の箇所に露出を拾うことです。