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司法試験

2008年09月12日 | 社会派らぼ
新司法試験になって3度目の合格発表がありました。

旧法曹養成制度は、大学の法学部などの教育が必須ではありませんでした。なおかつ司法試験は難関中の難関とされており、合格者が極めて限られていました。そこで旧司法試験に代わって、法科大学院の修了者が予備試験の合格者しか受験ができない現行の新司法試験がスタートしました。

新司法試験は今年で3度目だそうですが、年々合格率は低下しています。当初7割とも8割とも予想されていたのですが、今回は過去最低の3割程度に留まったようです。中には合格者がゼロの法科大学院が3校もあり、その教育能力に疑問符が投げかけられ、一部には志望者の質が低下しているともささやかれています。

社会に必要な職業に就く人材の数を確保するのは、ある面政治の責任でもあります。昨今の医者不足は明らかに行政の失敗です。是正の為に医学部の定員を増やす措置が採られたようですが、育成には最低6年間はかかるわけですし、逆に乱造が医者の質低下に繋がるようなことにならなければと懸念もあります。勿論現行の医師が全て質に問題がないわけではありませんし、いわゆる大学受験と言った関門が、どれほど能力を測れているかは甚だ疑問ではあります。命を預かる医者は医学的にも人間的にもそれなりの人格を備えていて欲しいし、数は要るし…。弁護士や裁判官も同様で、ただ人数を増やせばよいと言うわけでもなく、社会に必要な人数を確保できなければなりません。

教育の方向には、時折不安を感じます。受験勉強に代表される暗記中心の学び方には大大反対です。ですが、一方でお勉強など出来なくても構わないと考える勉強回避派にも疑問を感じています。こんな時代だから、各所に(品格を備えた)本当に優秀な人材が必要です。これからの教育に更なる奮起を望んでいます。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
聖職 (はむじろー)
2008-09-16 00:05:37
身のこなしや言動は自然に身についておくべきであって、ともすれば付き合い方まで暗記しないといけないこの世の中は人間関係がうまくいくはずがないですよね。人間関係がうまくいっていれば、無理難題クレーマーもそう続出せず、医師や教師や弁護士も志願者が減らなかったかもしれません。また、聖職に就くならば、あくどい儲け主義はご法度です!こんな聖職者が増えたら困ります。
社会の狂い (らぼ)
2008-09-16 22:30:50
どこでどう狂ったのか、もう一度1から考え直してみる必要がありそうですね。

教育が目指しているものが狂っているような気がしますが、正しい方向は学校でなくても、親でも指し示すことはできるのですよね。他人のせいにしちゃいけないっか。

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