実力テスト

昨年に続き、全国学力テストの結果が発表されました。大雑把に見る限り、40数年ぶりに実施された昨年度の結果と大差はありません。インスタントラーメンでもあるまいし、教育問題は一朝一夕に結果が出なくて当たり前です。ご丁寧に順位までつけて発表されている数値を謙虚に活かせるほど、今の日本は大人でもないという気がどこかでします。

基礎知識より応用能力が低迷しているとの指摘も以前と変わりません。知識の羅列を追っていれば当然でしょう。「5+3」の計算ができても、主語が答えられても、良いことはあまりありません。手に持った5本のバラが3本増えて8本になることがわかること。人が何を考え何を感じ、何を語ろうとしているかが分かること。知識ばかりに汲々として、身につけるべき知恵が育たないのは、今のやり方の限界を物語るように思えてなりません。

教員採用試験にからむ不正の発覚で、不正採用された教師の採用取り消しが発表されました。なぜこの学年途中での取り消しなのか？　07年度以前の不正に関しては立証するに足りないせいか不問というのも合点があまりいきません。この際、全教師を対象に「資格更新試験」などを実施して、不適格者を一掃するくらいの英断を見せない限り、教育界への不信は取り除けないくらいのところまで来ているのではないでしょうか。



「メールの添付ファイルが開かない」
ワンポイント知識や講座案内を（ぱぁと２）で紹介しています。簡単なご質問も可能です。

閲覧には当方から発行する「ID」と「パスワード」が必要です。よろしければ、メールで（pc_labo@mail.goo.ne.jp）お問い合わせ下さい。24時間以内に返信します。