パソコンカレッジ スタッフのひとりごと

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あり得ない!「うるう年」のお話(Excel全バージョン)

2009-09-10 09:01:47 | エクセル
今回は、うるう年をとりあげます。

みなさんご存じの通り、うるう年のルールは、3つあります。

1.西暦年が4で割り切れる年は閏年
2.ただし、西暦年が100で割り切れる年は平年
3.ただし、西暦年が400で割り切れる年は閏年

詳しくは、ウィキペディアをご覧くださいね。


従いまして、今年2009年はうるう年ではありませんでしたが、昨年2008年は、うるう年でした。

さて、エクセルで、うるう年でない年の2月29日を入力するとどうなるでしょうか?



セルB2に、「2009/2/29」と入力してみました。

見る限り、日付として認識しているような気もします。





しかし、B2を選択して、オートフィルしてみます。


すると、えらいことが起きました!





こんな日付は存在しませんよね。

つまり、「2009/2/29」は、日付として認識されていませんでした。

文字列として認識されているのです。


ちなみに、「2/29」と入力してみました。

日付として認識していれば、数式バーには、当年が自動的に補完されて、

つまり、2009/2/29 と表示されるはずです。

しかし、年は補われていません。

しかも、セルの左に寄っています。これは、文字列の特徴です。





さあ、それでは、本題に入ります。

1900年は、うるう年でしょうか?

ルール2によって、うるう年ではないことがわかります。

1900年2月29日は、存在しません。

しかし!!

1900/2/29 と入力して、オートフィルしてみると、ちゃんと日付として認識していることがわかります。





セルの書式設定の表示形式をみると、シリアル値もちゃんと持っています。

エクセルの世界では、1900年2月29日は、日付として存在しているのです。

不思議ですね~~

誰に尋ねるとこの問題は解決するのでしょうか?

謎のまま、今日のブログは終わる・・・



だい

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Lotus1-2-3のシェア取り (bitvic)
2009-09-10 21:57:43
詳しい説明ありましたよ。
http://www.relief.jp/itnote/archives/001333.php
説明によれば「MicrosoftがLotus1-2-3のシェアを取るため、互換性を満たすように、Excelの日付関連の仕様を設計したけれど、これによってないはずの1900年2月29日が存在することになってしまった。」ということらしい。
bitvicさんへ (だい)
2009-09-11 09:27:07
コメントありがとうございます。

説明のサイトを拝見しました。

なるほど、そうだったんですか。

デジタルの世界に、こんな人間くさい話があったんですね。

勉強になりました。

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