突然ですけど、あの、昔は服屋にディスプレイされてる「マネキン」って一応、顔(頭部)がついてましたよね。外国人風の顔のだったり。
それから顔のペイントやカツラが省かれたような無機質な感じの頭部がついてるのが多くなって(銀河鉄道999に出てくる機械人間の素の姿のシルエットみたいな)。
そして今現在、大抵お店に置いてあるマネキン(トルソーといったほうがいいかもしれません)って頭部が除かれてるでしょう(もちろん全てではありませんが)。首から上が無い。
頭部が無くても全然違和感が無い、というよりあの顔がついてないほうがすごく結果論ですがストイックにモデルとしての役割を果たしている。
的外れは覚悟で書くんですが、「マネキンの頭の部分要らないんじゃないか?」って最初に言い出したひと(マネキンメーカーのひとかわかりませんが)、このひとってすごいと思うんですよ。
だってひと型なのに頭部取り除いたら妖怪じゃあるまいし、まして首から上が寸断されてるって不吉だろうって最初はみんな思いそうでしょう?
それを「頭無くても大丈夫!」って最初に思って作ってみたひとはほんとに功績大。
どういう経緯でそうなったのか全く知りませんけど、そんなことを思いました。
※画像は札幌大通公園で撮った黒田清隆のマネキン、じゃなくて銅像です。かっこいいですね。