Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

Band On The Run

2010-07-25 20:09:33 | ビートルズ
ひさびさにWINGSのBand On The Runを頭から聴いています。
ポップを装ってますが、これほど過激なロックアルバムは無いというくらいに、あたまがおかしいアルバムだと思います(笑)。
やっぱポールは天才もそうだけど、鬼才という言葉の方もしっくりきます。

それで、大発見?というか、20年くらい聴いてきて初めて気づいたのですが、バンド・オン・ザ・ランの3パート目のバックにかなり薄くリズムボックスの音が聞こえる(気がする)。
※アコギの音か?ってくらいわかりづらいです。

オーバーアメリカのツアーでBluebirdをやった時に使ったギロを模したリズム(CDのオーバーアメリカではほとんど気にならず、ビデオのロックショウでは大きめにミックスされている)。と同じ音が聞こえるのだが。。。
どうなんでしょう。ポールがリズムボックスを聴きながらドラムを叩いた可能性は大いにありますが。いままで全然気がつかなかった。
お持ちの方は聴いてみてください。
自分が聴いたのは25周年エディションの98年リマスターのやつです。

なぜかレコーディングの際、アフリカに行くことになり(気分を変えるためだとか・・・)、行く直前になってメンバーが2人脱退しています(アフリカに行きたくなかったからとか・・・事前に相談すればいいのに)
ということで、このアルバムのドラムはポールが叩くことになったのですが、リズム隊が1人の人間というのはなんというか、それはそれで独特のノリが出るわけです。非常にリズム隊がいい音しているアルバムだと思います。

アフリカに行ったおかげで強盗に襲われそうになったり、地元のミュージシャンがアフリカ音楽を盗みに来たとかいちゃもん付けてひと悶着あったり、気候のせいかポールがぶっ倒れて仮死状態?になったとか、今もツアーオープニングで歌われるジェットはロンドンに戻ってから録られたものの、録音を失敗したなど、なかなか騒動を起こしたこのアルバム。

だからか、変なエネルギーに満ちています。
ポールの唱法は、アルコール期と地方ツアーを経てかなりタイトに、ビートルズの頃と多少違うものの、ビートルズ後期以来の瑞々しさ。
ジェットはほんと名唱だと思うな~。この時のテイクが一番かっこいい(特にエンディングがすごい)。


金曜に久々に自分の好きな音楽について夜を徹して熱く語ったので書いてみました。