Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

ソウルの帝王よ、永遠に!!

2006-12-25 21:36:23 | 音楽


クリスマスの朝、ゴッドファーザー・オブ・ソウル、ジェームス・ブラウンが逝ってしまった。
今年彼のエネルギッシュなライブを見たばかりだったので非常に驚いた。
ニュース記事によると以下の通りである。

アトランタのEmory Crawford Long Hospitalで現地時間の25日月曜日、早朝1時45分ごろに死亡したと、彼の代理人であるFrank Copsidas氏が発表した。24日、肺炎で入院を余儀なくされたJBだが、正確な死因はまだ不明とのこと。入院時には「週末のライブまでには治してツアーを続けるよ」とコメントしていたというが、実際に彼はこれまでも現役としてツアーを続けており、今週はコネチカットのWaterbury、ニュージャージーのEnglewoodとRed Bunkでそれぞれライブを行う予定になっていた。

1933年5月3日生まれの ジェイムス・ブラウン は、1960年代からアメリカのブラックミュージックを代表する存在として活躍。"(Get Up I Feel Like Being a) Sex Machine"、"Cold Sweat"、"Give it up, or Turn it Loose"、"Say it Loud, I'm Black & I'm Proud"、"Please, Please, Please"など多数のヒット曲を持ち、ファンク・ミュージックの創始者として知られている。その音楽の魅力は多様なリズムを重ね合わせ、さらにそれをひたすら反復することによって生み出されるグルーブ感を重視したもので、特にレゲエやヒップホップなどには直接的に、間接的には世界中のポップミュージックに計り知れない影響を与えた人物。


子供の頃は彼のパフォーマンスは、ただむちゃくちゃな叫びと踊りだと思っていたので面白がって見ていたが、物事がわかる年頃になってみると、すさまじいエネルギーと技術を持った人だとわかった。それをわかっても面白かった。俺にとって、面白いということは大切なことであることを学んだ初めの人である。
俺が好きなのは面白いものばかりである。ビートルズは面白いしポールも面白い、サザンも林檎もキリンジも向井も面白い。GLAYやポルノグラフィティは真面目くさくて面白くない。そういうことだ。

今年の日本公演の最終公演で、もうしばらく来れない、ということを何かのメッセージと併せて語った、と聞いたのが少々不安だったが、あれだけのJBのパフォーマンスを目の前で初めて見たからには是非もう一度と思っていただけに残念だ。あれからまだ10ヶ月しか経ってないというのに。
2月に聴いたIt's A Man's Man's Worldの迫力は73歳とは思えない壮絶なものだった。あれは最後の輝きだったのだろうか。いや、若すぎる。

あれほどの人はもう2度と出てこないだろう。合掌。


PS:ほんとはクリスマスにちなんで↓このジャケを紹介しようと思ってました。

すごいな~これ。聴いてみたいっす。