音曲亭ぱつら

ジャズプレイヤー金子雄生の音曲話と与太郎的日常生活におけるその傾向と対策に関する一考察

2018 7/6(金) 加茂直明 金子雄生 Duo 「空蝉」

2018年07月07日 | ライブ/イベント報告
空蝉-

古語「現人 うつしおみ」が訛ったもの。転じて、生きている人間の世界、現世。うつそみ。
蝉の抜け殻。

熱い季節を経て静かに終焉に向かっていく儚さや◯◯◯

加茂直明(舞踏) 金子雄生(演奏) 阿佐ヶ谷ヴィオロンにて

気温がグッと下がって 雨もポツポツと降り出した公演でしたが

満員のため 丸椅子出動し

ドリンクオーダー追いつかず15分押しでスタート。

いろいろな方が観に来てくださいましたね

出来れば三日間公演くらいやりたかったなあ。

ありがとうございました。








写真: 篠田ミハヤ
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3/29 「ひとつのメルヘン」

2018年04月01日 | ライブ/イベント報告


3/29(木)

「ひとつのメルヘン」@内幸町ホール

第2部「散楽」に出演。

まぁ〜忙しかった。

緞帳前でドンソンゴニ弾いて

鬼のお面を弾きながら回収して

袖のマイクで口琴鳴らしてから 神事の道具持ってセンターに歩いて行ってそれ置いて

帰りは鈴チリンチリンやりながら歩いて

最後はフラメンコのステップに合わせないでw ラッパでラテンのメロディを吹きましたw


って書かれてもわからないでしょwww


こんなにアバンギャルドな日本舞踊の会はないよきっと。


楽しかった。

花柳茂義美さんをはじめ 出演者のみなさん、スタッフのみなさん ホントにありがとう。


写真:スズキマサミ
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笠岡諸島アートブリッジ2017 出品作品 YouTubeアップ!

2018年01月31日 | ライブ/イベント報告



昨年夏に開催された笠岡諸島アートブリッジ2017にて発表した作品を

YouTubeにアップしました。

イベントや製作内容などは
作品制作奇譚 笠岡諸島アートブリッジ2017
でお話ししましたが

なぜ今頃?といわれると説明に困るのだけど

当時、夢中になってつくったこの作品が

時間を経て 円熟し、自分にとって重要な位置にあると気づいたと言うことでしょうか。。

そこで、昨年末に米山氏に連絡を取って

再度、映像の編集を頼んでみたところ

快く引き受けてくれたのです。

再度、出来上がったVTRを見た時には

あの時関わってくれた人達の顔が浮かび、島の暑さや匂いまで思い出されます。


確かにこの時間軸はupしてもわからないものかもしれないけど

知らない人に対するパワーや説得力があると思っています。

是非一度、ご覧ください。




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Sala blanca 〜ナオミミリアンの白い部屋〜 秘密倶楽部M

2017年12月28日 | ライブ/イベント報告



12/27(水)

六本木WEIRD BARにて

ナオミミリアン主催のイベント 白い部屋シリーズ?

今回は秘密倶楽部Mというタイトルで。

をを。みんなマスクしてる。

誰だか、わかるけどマスクしてる。www

出演者がまた濃いね〜というダンサー3名

ナオミミリアン

86B210鈴木富美恵

タカダアキコ

それぞれがワンマンでいけるダンサーが集まっちゃって。



この中になんで俺?


っつう中で 2セット思いっきり楽しませていただきました。

全く違うアプローチのダンスをこんなに間近で観られるライブって贅沢だよね。

また演りたいな。

記念写真はヒドイけどw

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万福House 年内ライブ終了。

2017年12月01日 | ライブ/イベント報告

写真:利光哲也

11/30(木)
横浜ADLIB

カイドーユタカ(b)が欠席の

変則トリオでお贈りしました万福House

1stセットはいつものレパートリーを

2ndセットは完全なフリーで演ってみたけど

どうやってもエキサイティングな演奏になるんだな。これが。

めちゃくちゃおもしろいことになりましたw

ワタシにとっては毎回新しい発見があるしもうたまりません。

この日はお客さんもなんだか濃いことw

山口県からお越しの方もいらっしゃったんですぞ!

そしてその濃いお客さんからついに「CDはないんですか?」の質問が。

キターッ。

作っちゃいますか?そろそろ。


ともあれ、今年最後の万福House 終了。

ありがとうございました。



山口県からのお客様 利光さんと


来年は1/12(金) 横浜ADLIBからスタートです!

どうぞよろしくお願いします!











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ライブ5連発

2017年11月08日 | ライブ/イベント報告
普段そんなに続かないライブが

ぽんぽんと続いて

久しぶりに忙しいこころもちになった。


さすがは秋の文化の日周辺。


始めは10/30

場所は祖師ヶ谷大蔵Muriwuiから。

昨年の夏の終わりに共演した黒田百合さんと板垣朝子さん ふたりのダンサーと。

このふたり、好きなんだよなあ。

窓を使った演出は流石の黒ゆりマジック!魅せてくれました。

ミュジシャンは ぱつらと伊藤啓太(b) 野崎くらら(perc)

啓太さんがまんなかでドーンといてくれるから、ぱつらが好きにやっても安定してる。

くららさんの軽ーく出したトーンも気持ちよかったな。


写真:大洞博靖


11/2 は「万福House」@自由が丘hyphen

そう。連休前の木曜日で どこもかしこもイベントでいっぱいだったんだと思う

いつもよりはお客さん少なめだったけど 数あるイベントの中からよくいらして下さいました。

林栄一(as) 金子雄生(cor)カイドーユタカ(b)外山明(ds) この4人で演るのは今年最後。

11/30(木)の横浜ADLIBでは林 金子 外山でお贈りいたしますー。

写真は最後まで残ってくれたお客様たちと。





11/4
Trumpet5人衆。「Ekoda Trumpet Catastrophe vol.1」@江古田Flying teapot

こんなイベント初めてだw

普段、トランペット奏者と会わないもんね。

並べてみるとみんなそれぞれ個性があって面白いもんだ。

基本的にはフリーなんだけど、途中でそれぞれキーを変えて同時演奏など

実験的なアプローチを。

面白かったなあ また演るのかなぁ?

左から 田村夏樹 北陽一郎 金子雄生 石川寧 橋本英樹





11/5
国立市民まつり@国立駅前 歩行者天国

園田游 「魚水」園田游(舞踏)レンカ(舞踏)ニラ(g)前田隆(b)中尾勘二(reeds)金子雄生(cor)ノブナガケン(perc)桐生秀樹(perc)

普通に歩行者天国のお祭りに来た人が

入り口間近でやってる 普段目にしない舞踏なるものを目撃するとどういうことを感じるんだろうなw

それでも老若男女、興味津々で見物したり写真とったり。

気がつけばなんと2時間休み無しのパフォーマンス!

終了後の記念撮影。アンニュイな園田さんと満面の笑顔のレンカさんとやや疲労の様子のぱつらw

レンカさんかわええw

写真:スズキマサミ


11/6
金子雄生ソロ2017「続・雲」vol.4 最終回 @阿佐ヶ谷violon

2月から始まった今年のソロ公演。

長年、経験してきたことの粒が少しづつかみ合ってきて

ひとつの小さな結晶になりかかっている実感はある。

まだまだひとつひとつが粗雑なままだけど

それがいいと言ってくれる人もいる。

少しづつでも前に進んで、またひとりで立とうと思います。






さあ、また練習だ。

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池田千夏 金子雄生 Duo 2周年記念ライブ @Rock India

2017年10月26日 | ライブ/イベント報告


「2周年っスか。早いっスね〜」

店に入るやいなや マスターの鶴ちゃんが カウンター越しに言った。

ホントだよなあ。

千夏さんと始めた頃は

どんな曲をレパートリーにしていいかも迷いながら

Duoの難しさに戸惑いながら。。

それでも、続けていくもんだね。

少しずつレパートリーが増えて

相変わらず難しさに戸惑いながらも

「ボヤキジャズだ」なんて嘯きながら

少しは余裕が出来た。

それを聞いて笑ってくれる常連さんも少しは出来た。

ありがたいことだ。


さて、若い頃からやってきたスタンダードナンバーも

ワタシたちの年齢と共に古くなり

シナトラが映画で歌っていた頃の名曲はもう

80年も前の曲だなんて。

Bebop然り。

だからね、どんどん年代も繰り上げて演奏していかないとね。

ワタシたちの年代のスタンダードナンバーも構築していかないとね。


三年目はいろいろチャレンジしていきます。

今後ともどうぞよろしくお願いします。


最後になっちゃったけど

2周年ライブのゲストとして演奏に加わってくれた

松本拓也(b)と柳沢マーヤ(ds)、ありがとう!


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2017.10.18「ON THE CORNER」

2017年10月19日 | ライブ/イベント報告


雑踏のなか

たまたま出くわした知っている顔に安堵と戸惑いと

ぎこちなく始めた会話に 何かしら閃きに似た何かを見出して

思いもかけない方向に進んだ時 初めて味わう喜びの、、、

そんなふうに音楽ができたら。。



なぁんちゃって。



そううまい具合にはいかないのだ。

普段の、雑談なんつうのは とりとめもなく、つじつまも合わず

あっち行ったりこっち行ったりしながら、が楽しい。


今回 集まったメンバー

「こうこう、こういうことをやりたいのでよろしくお願いします」

と言って集まってもらったわけじゃないもの。

前からいろんなとこで会っていて 面白そうな人だなあと思っていたひとに来てもらった。


2曲くらいぱつらのオリジナルの譜面を渡してあったけど

説明も何もしなかった。


当日、「雑談だな」と言っただけで、何となく笑っちゃったし

眉間に皺寄せて即興演奏するっていうキャラクターでもないでしょ。

ホントにショートストーリー一編読んじゃったし

本読みながらギャグ言って たまらなくなって吹いちゃったし。

、、と思えばいきなりゆったりとバラード曲演奏してみたり。


面白かったなあ。


これもひとつの「在り方」なんじゃないかなあ。

もっとたくさんのお客さんに聴いてもらいたかったけど

喜んでいただけたようだったし。

「落語聴いてるみたいでした」って

まあ、上の写真見ても バンドって雰囲気じゃないよね。


それが、新鮮なものとして映れば それでいいと。

続き、ありますよ。来てください。

お会いしましょう。

AT ON THE CORNER











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作品制作奇譚 笠岡諸島アートブリッジ2017 六島編

2017年08月15日 | ライブ/イベント報告
どうすんだよ!と己に問いかけたって出ないもんは出ない。
頭を抱えて悶絶するだけだ。

「金子さんどうします?今年の六島」
アーティストの三友さんから連絡がきたのは6月のはじめだったか。
「このままじゃ終われませんよ」
と強く出たものの、心中は穏やかじゃあなかった。テーマが決まるまでは。

昨年の春先と夏の2回、島の小学生と、海に浮かぶブイでカリンバや弦楽器を作った。
そこで島の唄をつくろうとみんなに六島のいいところを挙げてもらったんだけど、時間の問題もあって ワタシとしては中途半端なかたちで終わってしまっていた。
じゃあ、引き続きその唄を作ればいいじゃん、となるんだろうけど、そう簡単にはいかん。漠然としすぎてる。
漠然としていたところに敗因(別に負けた訳じゃないけど)がある。
もっとフォーカスを絞っていかないと。となるのだ。

時間は過ぎる。
プロフィールとアー写を求められ、その後「チラシはこれで入稿します」とゲラが回ってきて
徐々に今回の企画が組み上がってくるのを横目にジッとしている。
たまに口笛などふいて気を紛らわしてみる。
時間は過ぎる。


7月に入ってどのくらいかしたころ
ふと「架空の〜」という単語が浮かんできた。
架空か。。
そういえば六島には不思議なことに歴史文献が見つかっていないという。
それなれば その昔を仮定して、六島の「架空の伝統音楽」を作ってみようか。
よしっ!と寝転がっていたカラダを起こしてみるが
「伝統音楽」と言っても些か広うござんすね、と思いなおす。
ここはじっくり考えなければ。
と数日間を費やした日、そうだ、六島で今、地ビールをつくろうと孤軍奮闘している青年がいたのだ、と竜平君のことを思い出す。
自ら種をまき、麦を育て、ビールの作り方を他方に教えを乞うて。
そうだ、田植え唄、種まき唄。そういう労働歌をつくろう!
昔から歌われてきた「架空の労働歌」
どんな時間を経ていまの六島に続いているのか。都会からきた人間が感じる六島の時間、そのゆがみ。
テーマは「時間」だ。

そこからは早かった。
まずは労働歌のメロディが降りてきた。
その時、不思議にも昔聴いたアフリカ・ピグミー族の森に響くシンフォニーのようなサウンドが聞こえてきて
シンプルなオブリガート、伴奏歌になった。
それが、日本の農耕民族の歌を乗せたのだ。

何年かぶりに 苦手なDAWソフトを立ち上げて自分の声を重ねていき
それを再現してみる。
なんだか可笑しくなって、部屋の中でひとりでウケている。我ながら気持ち悪い。
リズムは、西アフリカのDonso n'goniの人たちが伴奏で用いるカリニャンという鉄製のギロと手拍子のみ。いける。

次に、テーマの「時間」だ。
これを表現するには、詩だ。
これも迷わなかった。吉原幸子さんの詩  散歩 ー「八月の鯨」より
早速 息子さんの純さんに連絡し、承諾を得る。

さて、朗読、です。初挑戦であります。
はっきりいってこれが一番タイヘンな作業だった。
声のトーンもそうだし、つっかえるわ噛むわ漢字は読めないわ。
何テイクやったかわからない。
あんまり出来ないもんだから、分けて録ろうとやってみたけど、、だめだ。
声の強さから何からバラバラになってしまって聞き苦しい。
これなら多少うまくいかなくても通して録らないと朗読にならない。うおお。

何日もかけて、どうにか形にして、後ろにアンビエント?な音楽をつけていく。
まず、Donso n'goni
10分間のループ録り。うー走る。うーモタる。
さんざん録り直ししたけど、ここは重要部分だったので丁寧に丁寧に。
鈴や小物を入れて。さすがにラッパは一発オーケー。まあ、OK出すのも自分だけど。

さて、「時間」と「労働歌」のつなぎだが
ここで六島で作ったブイのカリンバに登場してもらう。
はじめはいろんな奏法で録ってみたけどね、シンプルにいきました。
所々に労働歌の匂いをちりばめながら。

そうして組み上げていった作品を持って新幹線に乗った。

なんせ、向いてないDTMを挑戦したもんだからてんやわんやだったし
「ほら、スピーカーの右側の遠いとこから聞こえてくるようにしたいんだけど、それどうすんの?」
みたいな、へんな質問にもやな顔せずに(電話だから顔見えないけど)答えてくれたバンドウさんとか。(あ、終わってからまだあいさつしてないや)
いろいろ面倒見てもらいながらのバタバタです。



六島に入ってからも、まず小学生達と久しぶりの再会からすぐ
「8/11に本番で歌うか、ここで録音するか」と誘導尋問で録音し、
アーティストと共同生活の中、「PCが熱暴走するから」と一番クーラーの聞く部屋を占領するという暴挙を遂行する。
悪人である。
その悪人を咎めもせずに見守ってくれて
実は、本番前日、小学校の屋上で(今後のヒントとして)内輪だけのプレイベント野外上演を行った際
屋上を解放していただいた校長先生。
だまって協力してくれた三友さんや皆さん。
本番、この作品に映像を提供してくれた写真家の米山氏(あの映像がなくては成り立たなかった)
本当にありがとう。



そして、地ビールを作ろうと孤軍奮闘している竜平君も
本当に忙しい中、いつも明るく惜しみない協力をしてくれた。
労働歌も竜平君は作詞してくれた。この唄は、よそ者のワタシが作った詞などおよびもしないほどの力をもったものだった。

「今録音する?それとも本番で歌う?」
誘導尋問にて録音したにも関わらず、本番でお客さんに「六島の子供達です」と紹介され
出て行かざるを得なかった小学生達。ひどい大人でごめん。

わたしが六島滞在中、その「架空の伝統音楽」を竜平君が作業中に口ずさんでくれたようだ。
「アノ唄いいですね」と言ってくれた。
これから あのメロディに血が通い、肉がついて、原型をとどめないほど変貌していってくれたらうれしいなあ。

秋には竜平君のビールが出来あがるという。
みなさん、六島にビールを飲みに、どうですか?
きっと竜平君がいい顔で迎えてくれますよ。



米山力 作品「時の茶室」にて  photo:Chikara Yoneyama









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最高!!万福House 第一弾

2017年07月21日 | ライブ/イベント報告



2013年から続くSuper Session

林栄一、カイドーユタカ、外山明という強力なメンバーで

セッションバンドでも一度もメンバーチェンジはなかったんだけども

「万福House」としてレギュラーバンドになった。

あな嬉し。

今回、7/20横浜ADLIBにて レギュラーバンドとして初めてのライブ

特別 気負うことなく普段どおりは当たり前で。

とはいうものの

今回の演奏は特によかった。

お客さんも その手応えを感じていた と思う。

音楽のことだから 説明は出来ないけどね。

だけど、これからもっともっといきますよ。

Super Sessionの時よりライブ回数も増えるし

イマジネーション豊かに

エネルギーに満ちた演奏に




みなさん どうぞ聴きにいらして下さい。










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