扶桑往来記

神社仏閣、城跡などの訪問記

岡山〜若狭周遊 #1 閑谷学校

2014年09月15日 | 世界遺産・国宝・重文

今年の出版計画は山田方谷、備中松山藩の家老である。

この人のことをよく知らなかったが、調べれば調べるほど偉大な人である。

地方再生の最も成功した事業の立役者といえる。

つい先日、備中松山城など行ったばかりではあるが、そのふるさとなど再度訪ねてみたくなった。

合わせて一ノ宮なども参詣してみたい。

 

ということで予定を立てて山陽道を行く。

まずは旧閑谷学校。

岡山藩池田光政公が寛文年間に創建した。

現存する世界最古の公立学校だという。

2015年に近世日本の教育遺産群として水戸の弘道館、足利学校などと共に日本遺産に指定された。

講堂が国宝、他に重文多数。

朝早く着いた。

山深い一帯が教育の場にふさわしく凜とした空気に包まれている。

瓦は備前焼で赤みを帯びどことなく異国風である。

ここは江戸期の藩校、儒教を教えた。

孔子の聖廟がある。

講堂の内部はお寺の内陣のように丸柱で囲われた独立した空間がある。

講堂の離れに学房跡。

本や資料などの保管庫だった。

跡地に洋風の建物がある。

かつて中学校として使われ今は資料館になっている。

行く道には石で出来た塀が続く。

かまぼこの様な形をしており学房の火除けとして造られたという。

 


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