二日目の高山見物は桜山八幡宮から。
高山駅から北東の方角にあり山を背負っている。
参道の鳥居から堂々としたもので社殿も立派。
創建は仁徳天皇の御代といい、飛騨の凶賊を討つために派遣された征討将軍が桜山にて応神天皇の霊に戦勝祈願を行ったのが始まりという。
そこから時代がずっと下がって元和9年(1623)、金森重頼によって社殿が再興された。
飛騨国府は高山の盆地のひとつ北、古川にあったとされている。
飛騨国の一国支配はたぶん豊臣政権下だと思われ、その時、高山の鬼門にあたる方角にあった桜山八幡を鬼門封じに活用したのではないかと思う。
この点でも高山の始まりは金森家治世からと考えてよさそうだ。
桜山八幡宮の例大祭が「高山祭」、高山で最も有名なイベントである。
恥ずかしながらまだ見たことがない。
高山祭で使われる屋台を展示しているのが屋台会館、そしてもうひとつこの神社の隠れた至宝が日光東照宮の精密ミニチュア模型である。
御祭神に参詣した後、屋台会館を見物。
さすがに飛騨の匠の本場、本気で造った芸術品である。
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