天気予報で大気の状態が不安定と聞いていた。
昼過ぎに天窓から空をみると未だみたことのないような「邪悪な雲」が湧き起こり我が家の上空に達せんとしていた。
ぱらぱらと屋根に何かあたる音がしてきたため、「これは雹が来るな」と思っていたら、突如家の中全てがパチンコの店内のような凄まじい騒音に満たされた。
わずか数分のことである。
雹はだんだん勢いを増し、収まる様子がない。
屋根やガラスはまあ大丈夫そうだったが心配はガレージのポリカの屋根、何といっても青空駐車のクルマ2号機である。
恐る恐る玄関ドアを薄目に開けてみてみると2号機は氷弾の機銃掃射を受けている。
「これは持つまい」と観念した。
ガレージの中の1号機はどうやら難を免れた。
10分の後、雹は去ったが雨は止まない。
外へ出てみると冷蔵庫の中に入ったような冷気に我が家が包まれており、家の前の坂道を雹玉が流れ、オホーツクの流氷である。
雹の一件は、夕方〜夜のニュースで大々的に取り上げられた。
どうやら仙川〜つつじヶ丘の一体のみの出来事であり、1kmも離れれば雹は降らなかったようだ。
近所の坂のサグ部分は雹がたまって氷室状態だったらしい。
まさか武蔵野で雹害に遭おうとは。
http://matome.naver.jp/odai/2140359068042673901