失敗しない服作りの方法 (7)

パタピッ スタイル magazine
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七つ目の課題

(7) 完成後のアイロンがけ(プレス) 

・・・ についてお話しします。

これが結構大事。
既製服風に仕上がるか、素人作りで終わるか、、、
「商品価値」が決まる瞬間です。
大事な仕上げを 是非覚えてください。

ここは、実際には実演を見ていただくのが一番実感していただけるのですが、、、。
当ソーイングレッスンでも、最後はプレスで決めます。
プレス前は、「きれいに縫えてないわ、自信がない。 縫いつれが気になる。 歪んでいる。」など、いかにも素人が作りました、、、という状態。 このままでは手作り感満載。 
ところが、最終章でアイロンのマジックです。 まさしくマジック!

アイロンが当たると、、、一瞬で、店頭に並ぶ商品にランクアップです。
要所要所でアイロンを当てるコツなどがありますが、それが上手にかかりますと、、、
作品によっては、「うん十万の服? どこのブランド?」と惑わすほどのでき上がりです。

気になっていた縫いつれも歪みも、嘘のように消えて、とっても上手な出来栄えになります。

既製服も同じ工程を踏みます。 縫製後の既製服はあちこちがしわしわ、、、。 最後のプレスで商品になります。

ブラウスにアイロンをかけるシーンを、当ソーイングMagazine(パタピッユーザー限定で公開しているコーナー)でも見ることができます。 ブラウスが一着仕上がるまでの工程を実演と文章、図解で分かり易く解説したコーナーですが、その総合的な縫製工程の公開はユーザー限定となりますが、アイロンの部分のみ宜しかったらご覧ください。
スタートはボタンホールの説明から始まりますが、後半でアイロンがけのシーンが見られます。 ブラウスを例にしていますので、ご家庭で行うアイロンがけと何ら変わらないかと思いますが、アイロン自体は業務用のアイロンを使用しています。      してご覧ください。

実際のアイロンのマジックは、スーツやワンピース、パンツ等、アイロンのかけ難いものでご覧いただくのが良いのですが、実演動画が無いため、ブラウスで申し訳ありません。

デザインや生地によっては、この最後のプレスが難しいことがありますので、自分では自信がない、、、という場合は、クリーニング屋さんに持って行って「プレスお願いします」と頼むことができます。 クリーニング屋さんのアイロンは強力です。 ピシッと決まります。 アイロンがけではプロですから、プレスから戻ってきた服は見違えるような仕上がりになっているでしょう。
特にスーツやフォーマルなどは上手なプレスでピシッと決めたいものです。

当ソーイングレッスンでも、クリーニング屋さんと同じ業務用のアイロンがありますので、仕上がりもやはり違います。 家庭用のアイロンではなかなかピシッとかからない生地も、きれいに仕上がります。

一般の家庭には業務用のアイロンはありませんが、大方の服は家庭用のアイロンでもきれいにかかりますので、縫製が終わったら丁寧にアイロンで仕上げましょう。
アイロンがけが難しいスーツなどは、クリーニング屋さんに任せる、、、という手がありますので、ケースバイケースで仕上げていきましょう。


以上でこのコーナーは終了です。

生地選びの難しさや、是非正しい型紙を使用してほしいこと、ミシンの選択を誤らない様に、など お話してきましたが、間違った方法で遠回りをしている方がいます。失敗を繰り返して無駄使いをしている人がいます。 ちょっと軌道修正するだけで、成功率が格段と上がることに気付いてほしいと思います。 

スタートラインでは同列です。 能力の差はありません。 片方が成功して片方が失敗する、、、大切な時間を費やして服を作るのですから、是非成功する道を進んでほしい。 成功する喜びをバネに可能性は広がり能力は伸びていくものです。

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