カシュクール キッズサイズ
(★印は「スーパーパタピッセット」に含まれるソフトです。)
子供服ですので、動きやすくしたいですね。でも、格好は流行のスリムシルエットで・・・と望むところですね。
布帛(伸びない生地)で作るなら、シルエットとしてはやはり大人と同じ「スリム」を使用しましょうか。よく動く子は「ノーマル」が良いかも知れません。このデザインでは「ワイド」は不向きです。
多少伸縮するストレッチ生地であれば、「スリム」でも動きやすく安心です。
ニット素材で作るなら、「超スリム」でも構いません。
※ 中にはあまり伸びないニット素材もありますから注意しましょう。Tシャツ程に延びるものなら超スリムでもかまいません。
子供服ですから、くれぐれも動きやすいという点を気遣ってくださいね。
下表を参考にパタピッに数値を打ち込むと身頃製図ができ上がります。
子供製図は、標準体型であれば下表の身長サイズを活用してください。
細い子、太い子は本人の採寸寸法を入力しましょう。
「入力項目」の名称の意味や採寸箇所等はマニュアルが詳しく解説しています。
布帛は上表を参考に操作してください。ニット素材では、次の入力項目を変更してください。
「背肩幅」・・・「採寸寸法-1」(伸びを考慮してのことです)
「微調節AH」・・・「1」(この数値は体型やフィット具合の好みで増減しても構いません)
きもの合わせにします。ウエストから下のラインを反転して写しましょう。CADユーザーは「ミラー複写」機能を使用します。
先の入力で前ネックの開き寸法を指示しましたので、その点を通る様にカーブ線を描くのが良いでしょう。
※ 「前ネックポイント移動」の決定は、鏡の前で前ネックポイント(首の付け根)から何センチ下まで胸が開いても構わないか、メジャーを当てて考えます。
もし、「あまり胸を開けたくないな」と思う場合は、脇のウエスト位置にカーブラインをつなげるのは無理があります。その場合は、脇の点を適度に上げて程よいカーブを描くようにしましょう。(下左製図)
逆に、「もっと胸を開けたい」場合は、カーブを深く描くと良いでしょう。(下右製図)
前身頃のウエストダーツは、削除しましょう。後ろ身頃のウエストダーツは、そのまま利用しましょう。ウエストをシャープに表現することができます。余分な線を消して仕上げます。 タックのないデザインは、上の製図をそのまま使用します。
タックを施したデザインの方は、下の解説を参考に右身頃の製図を仕上げます。左身頃は上の製図を使用します。(隠れる側の左身頃にはタックは必要ありません。)
切り開き線を入れます。(下図青色線)
好みの間隔で構いませんが、サイズによりバランスを考えて決めましょう。1~3cmの範囲でしょう。
右脇は、ウエストから上の脇線を三等分します。
下図の様に各切り開き線を開きます。タックの切り開き分量に決まりはありません。下図の数値を参考にしてください。CADで操作する場合は、「回転機能」を使います。紙面で行う場合は、切り開き線(青色線)にハサミを入れて開きましょう。
上身頃の前後アームホールを計測し袖ソフトを呼び出して入力します。
アームホールの計測は、アームホールの線上をクリックすると画面に計測数値が表示されます。簡単です!
三種類の袖が同時に画面に現れますが、このデザインでは、布帛を使用する場合は「細袖用普通袖」を使用します。
ニット素材を使用する場合はを使用し、「袖口寸法」は2cmほど細くします。
※ ここでは七分袖を例に解説しますが、「長袖」「半袖」「五分袖」などデザインは自由です。
画面に現れた製図はそのまま印刷して使用します。