京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の歌時間」

2018-10-06 09:12:12 | 時計修理

10月6日土曜日。今日も雨。
市バスの運転手「せんぼぉ~ん いまでがぁ~!」のやる気のない声に雨でさらにやる気がなくなる土曜日。
阪神タイガース金本監督残留。甲子園では負け知らずのような巨人の由伸は辞めたのに~‼岡本を育てた由伸が辞めるのに~!
今年甲子園に行く気もなくしたので文句は言えない。

京都サンガはJ3降格ラインぎりぎり。
政治屋さんが平和憲法改悪寸前!世の中の60%の人が大切な選挙を棄権する愚民主義社会です。
阪神タイガースと一緒で来期も浮き上がる気がしない。

私事では母親危篤の知らせで一喜一憂する毎日です。
賽の河原常態です。電池交換1000円で細々とやる仕事。貯金がちょっと貯まった時に鬼が見つけてごそっと持っていく人生。
京都~長崎間の費用もバカにならない。

そんな心に絶望の澱がたまるようなときにはチェロを弾く。
時計をほどいて組み立てる瞬間はいやなことを忘れるが事態が良くなることはないのですぐに元に戻る。
ところが私達昭和世代には「ひょこりひょうたん島」の歌がある。これを歌うと元気が出ます。
歌には大変な効果があるのが先日解かりました。

母親の看護で出会ったリハビリのお兄さんに感激しました。
入って来るといきなり「歌を歌いましょう!」といって昏睡状態の母親に聞こえるように大きな声で昭和歌謡を歌い出した。
あな~た!な~んだい♪に母親もかすかに口が動く。
こんなリハビリも処方もあるのですね~。私もリハビリのお兄さんと一緒に歌いながら久しぶりの母親との合唱に満足しました。

母親の状態は来週が山だという。90歳の母親だからこんな時にお兄さんと一緒に歌いながら死ねるのは幸せ者でしょう。
神戸の地震で訪れた被災地の夜を思い出します。
どこからかバッハが聞けるという噂が流れただけでもこんな時に歌を歌える人たちがいることで元気が出ました。
彼女達のおかげで今でも思い出すたびに嬉しくなる。大変な元気をもらった。

時計に向うやさしさが出る。チェロの練習を始められる元気が出ますね~。弾きながら歌っています。
今日は7時まで営業。今日はちょっと前へ進みましょうかね~。









コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 時計師の京都時間「京の開眼」 | トップ | 時計師の京都時間「京の天国... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時計修理」カテゴリの最新記事