春の声
江戸の名勝、文京区は駒込の“六義園”を歩く。
パセオから20分もあれば飛んでこれる。
ま、勝手知ったる我が家の庭のようなもんだ。
毎度入口で三百円徴収されるが、自分で管理すれば年ウン億はかかるだろうから、それを考えればタダみてえなもんだろう。
ここ駒込に育った母のお気に入りスポットだったこともあって、私の来園歴は半世紀あまりに達する。
マイスキーのバッハを聴きながらちんたら歩いていると、ハラの底からエネルギーが湧いてくるのを感じる。
四季折々の美しい風景には、人をバランスよく後押しする効用があるのかもしれない。
ま、さっき喰った牛丼のせいかもしらんけど。
ふと、ヘッドホンをはずして耳を澄ませば、そこかしこから春の声。
東京も捨てたもんじゃない。
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