フラメンコ超緩色系

月刊パセオフラメンコの社長ブログ

しゃちょ日記バックナンバー2020年7月

2020年07月13日 | しゃちょ日記

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2020年7月31日(金)その4026★群盲象を評す

盲人たちがそれぞれ象の一部だけを触って、
それぞれが感想を云う。
皆の意見は当然のように異なる。
古代インド発祥の寓話『群盲(ぐんもう)象を評す』。
決意なしでは進めないが、
おれもその一員なのだとよくよく知っておこう。

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2020年7月31日(金)その4025★最良の肴

この五ヶ月、ライヴ帰りや親しい連中との呑み会は激減。
落とすべき金も落とさないでは、世の中だって調子は狂う。
まあ、諸事情をトータル判断するなら、もうちょい待つしかない。
独り呑む時、ふと浮かんでくる仲間の顔こそ、
最良の肴であることを知る。

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2020年7月31日(金)その4024★相互補完

まだずいぶん先(来年春以降)の構想なんだが、
パセオフラメンコにスペインの風景写真をカラー見開きで連載したい。
来月から来春にかけて「フラメンコな心と技」に着目する上達講座を
すでに15本ほど準備したのだが、
皆あまりに熱く濃いハードパンチのアドベンチャーものなので、
バランス上ちょっと息抜きになる癒しの写真を欲している。
テーマはずばり「ノスタルジー」、つまり相互補完したい。
てな事情から、そうしたビジュアルを募集中。
プロアマ年齢体重問わず、手元に置いて何度でも眺めたくなる、
共感度保存度の高い写真を求めている。
ギャラが安いのが難点だが、さしあたり
半年から一年くらいのスパンでスタートしたい。
挙手くださる方は、どうぞメッセ等でご一報を!
ちなみに以下にアップする写真は、古くからのギター仲間である
宮原一浩氏(音楽家の腱鞘炎治療などでも知られる鍼灸師)撮影によるイタリア旅情。
手元に置いて何度でも眺めたくなる、まさしくそういう風情。

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2020年7月30日(木)その4023★ランチ天国

中野南口通りはランチ天国。
歩いて三分のエリアにおよそ30軒ほどの有力めし屋がぞろり並ぶ。
今のところ週一で喰いたいメニューは、
①割烹三河屋のちらし寿司、
②本格中華のチャーハンセット又は回鍋肉定食、
③パセオ階下イタリアンのパスタセット、
④丸井食堂街の天ぷら定食、
⑤なか卯のカツカレー又はカツ丼セット。
未開拓だが有力そうな店もまだ20軒ほどあるから油断はならねえ。
また、飲食街が有名な北口まで足を伸ばせば、
南口の十倍ほどは軒を並べているわけで、そうなってくると今度は
仕事そっちのけでランチ喰ってる恐れがあるので、
とりあえずパセオが南口でよかった。

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2020年7月29日(水)その4022★バカンス

決算が終わり税金も払い、
春からの騒動もひと段落しつつあるここ数日。
あと二週間ほどビシバシ攻めれば、週一休みのペースに戻る胸算用。
さあ何処に遊びに行こうかと思案するのだが、
真っ先に思い浮かぶのが、
居心地のよいパセオ新編集室だったりするところが実におめでたい(TT)

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2020年7月29日(水)その4021★正夢

若き日のブーニン。
今朝の珈琲ブレイク中にたまたま見つけた映像だが、
完全無欠、華麗なるロマンティックBACHに、
わしゃこりゃ夢かと思った。

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2020年7月28日(火)その4020★名人芸

史上最良のヴァイオリニスト、ハイフェッツ。
親父の影響もあって、わりとすんなり辿りつけた。
ヴァイオリン名曲の多くの録音が残っている。
大曲ではインテンポで端正な印象が強いのだが、
このユモレスクのような親しみやすい小品では、
名人ならではのエンタテインメントぶりを発揮してくれるのがうれしい。

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2020年7月28日(火)その4019★予想屋

午前中に銀行郵便局と役所まわり、
それと例の家賃補助申請を済ませ、
1階イタリアンでゆったりランチ。
これから昨日の対談のテープ起こしだが、
編集部井口にも手伝ってもらって今晩中に下原稿を作る。
早く終われば〝すず木〟で馬刺しだが、
大方の予想は編集室でおにぎり&カップワンタン。

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2020年7月27日(月)その4018★人材発見

flamenco2030.com の第一回webフェスで発見したギタリスト後藤晃さん。
音色の美しさが評価されスポンサー賞(エスアイイー賞)を受賞している。
彼のブログに飛んでみると、実に興味深い文章と演奏映像がたくさんアップされている。
「いろんなジャンルのギター弾きをフラメンコに誘導できる」ギタリストだと直観した。
持ち出しばかりのプラットフォーム制作運営の思わぬ副産物である。
すぐに連絡して来春からのパセオ連載について話し合うことになった。
私の願いは、
「ブログや演奏映像とリンクしながら、紙メディアにしか出来ないことをやろうよ」

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2020年7月27日(月)その4017★何を知ればいいのか?

由紀さんの苦悩はすでにピークに達しているはずだ。
「フラメンコを知らなければ、フラメンコは踊れない」
「では、フラメンコの何を知ればいいんだろう?」
極めてシンプルな命題なだけに、逆に切り口が難しい。
すでにパセオフラメンコ来年新年号からの連載は確定している。
初回締切は9月20日である。
十日後には近所の蕎麦屋で最終ディスカッション。
決まれば速い由紀さんだが、そこまでの悶絶シーンは皆さんご存知の通り。

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2020年7月26日(日)その4016★ガチンコ対談

本日10時より中野駅前の新しい編集室にて、
パセオフラメンコ8/20発売号掲載の巻頭対談収録。
暗い世相だからこそ、先ごろ開催のフラメンコwebフェスで
希望ある未来を提示した flamenco2030.com の、
その未来戦略について語り合った内容を、ほぼリアルタイムで掲載する。

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明るい希望ほど肉体的にはシンドイ日々が続くが、
精神的にはそれが逆比例で上がって来るので、
なるほどバランスとはこう取るものかと、今さら想うよ。

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2020年7月26日(日)その4015★新連載『キメを極める』

「むしろ一流バイラオーラの静止写真が役に立ってくれました。
 どうすればああいう決めポーズに至るのか?
 あれこれ自分の頭で考え試行錯誤するうちに、
 だんだんとその謎が解けて血肉になってくる。
 パセオから受けた最大の恩恵です」

これは以前のインタビューで、あの今枝友加からもらった貴重なアドバイス。
紙メディアならでは利点を活かす大きな発見だった。
     
スペインに暮らし様々なコンクールに入賞し、
極く自然にプロのバイラオーラとして活躍する萩原淳子。
数々の国際写真賞を獲得した夫君の写真家アントニオ・ペレスとのコラボで、
パセオフラメンコ9月号(8/20発売)からスタートする新連載『キメを極める』。

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彼女のアイデアで、左ページにそのヴィジョンとなるステージ写真、
右ページではその「キメを極める」ための具体的なトレーニング方法を
わかりやすく解説する。
新連載初回は全4ページで2パターン収録。
木曜に入稿し、ワクワクしながら現在レイアウト待ち。

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2020年7月26日(日)その4014★すべて活きてる

ポール・サイモンの名曲『サウンド・オブ・サイレンス』。
まるで美しいタレガの小品のようにまとめたステファニー・ジョーンズ。
小さい頃からピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、サックス、
フルートなどを演奏したというが、なるほどすべての素養が活きてる。

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2020年7月25日(土)その4013★スイング

毎度お目当ては馬刺しと冷や酒と締めの蕎麦で、
月に何度か気の合う仲間と呑む。
どちらから歩いても一分、中野五差路の隠れ名店〝すず木〟は
編集室とわが家の真ん中あたり。
古き佳きジャズがいつも流れている。
リラックスと充足を運んでくるスイングの不思議な感触は17で知った。
爺いのくせして大人の階段を登れているような極度の錯覚がうれし楽しい。

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2020年7月25日(土)その4012★即興で踊る

「タブラオでのライブを目指す人なら
 一度は憧れた事があるはずの完全即興。
 どこまでが決まっていてどこからが即興なの?
 そもそも何故即興がいいの?
 怖くてなかなか挑戦出来ない、、
 何から手をつけたらいいのか、、
 に向き合います」

カサガツなどでも注目を浴びる本格バイラオーラ梶山彩沙に
パセオフラメンコ上達連載を依頼し快諾を得た。
連載スタートは11/20発売号。
送られてきた彼女のコンセプトがうれしく頼もしい。

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2020年7月24日(金)その4011★時にはいい子

ふだんは暴れん坊だが、
のっそり仕事を始めるとなぜか静まる。

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2020年7月24日(金)その4010★劣等生互助会

金融機関に勤めるかれこれ五十年来の悪友。
奴の示すヴィジョンと具体的なアドバイス通りに動くことで
このコロナ急場を凌ぐことが出来た。
それがなければパセオは臨時休刊どころか即廃刊だった。
熱き昭和の青春の劣等生互助会はいまだ健在、
みな勉強は出来ないが女にもモテない。

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2020年7月23日(木)その4009★脳科学的必然

取材帰りのカフェ。
もの凄い喧騒の中、イヤホンでのテープ起こしは意外とはかどる。
邪魔されると集中力が増すのは脳科学的必然なのか、
それとも単なるひねくれ者なのか?

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2020年7月23日(木)その4008★チャンスなんだが

待ちに待った四連休はフルタイムで編集ストックを稼ぐ。
休刊や引っ越しのツケもほぼ済ませたし、
来客も電話もないから、めっちゃ集中するチャンス。
なのにこういう事態に限って調子が出ない俺(TT)

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2020年7月22日(水)その4007★いい音だなあ

初めて聴くギタリスト、涼しい顔していいギター弾くなあ。
いろんな曲を聴いてみたいよ。
後藤さんはエスアイイー賞を受賞。
エスアイイーはカニサレスモデルなども扱うどっしり頼もしい楽器問屋さんだが、
スポンサー賞の理由は〝音色の美しさ〟だと云う。

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2020年7月22日(水)その4006★遠からず

なんだかんだと選考ラストー週間はwebフェスに首まで浸かった。
その合間を縫っての引っ越しだったことに気づく(汗)
さすがにバイレは激戦区であり、
うれしい悲鳴の末のマイベストは川﨑晃子さん
吹っ切れ方に華がある。
遠からず翔び抜けてくる予感。

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2020年7月21日(火)その4005★長寿のコツ

ロンドンにあるゴールドスミス・カレッジの非常勤講師で
行動科学が専門のパトリック・フェイガンの研究によれば、
二週間に一回程度、音楽ライブに行く人は寿命が九年延びる可能性がある。
これはライブが多幸感を引き起こすことが主たる要因らしい。
  『脳科学捜査官 真田夏希/パッショネイト・オレンジ』
                鳴神響一著 角川文庫より

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読み始めて3ページ目、こんなエピソードから
鳴神ミステリーの冴えた粋がチラホラ舞い始める。
ライブが寿命を助ける。
パセオ創刊12年目に40でクタばる予定だった私が
65まで生きているのもこの多幸法則によるものだと知った。
『令嬢弁護士桜子』シリーズ(幻冬舎)第二弾パガニーニの
好感触が醒めやらぬうちに、夏希シリーズ最新巻(第六弾)を読む。
淀みなくイッキに読ませるコンパスには磨きがかかり、
終盤の鋭い収束にはまったく意表を突かれた。シリーズ最高傑作である。

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2020年7月21日(火)その4004★非公式しゃちょ賞

大きな制約の中、実にさまざまな切り口が楽しめるwebフェス、
私個人の大当たりはこの作品。
ロック系は大の苦手なのに、このジョジーキ流カンテに一発でシビれ、
すでに十回以上リピートしている。

何でだろう? まあ、それを考えなくてもいいのがフラメンコなんだが、
こりゃ何度観ても底抜けに楽しい。
非公式ながら〝しゃちょ賞〟はこの人ミスター・ジョジーキ、
いつか一杯おごらせてくれやあ。
   
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2020年7月20日(月)その4003★しゃあないなあ

正直着地が心配だったが、
そのときはその時と観念していた。
古今東西、社会とは公正さと身内主義との闘いである。
新人公演初回の選考会には、苦すぎる記憶がある。
アートにはそうした葛藤を是正する機能があるが、
うっかりすると逆に取り込まれてしまうリスクもある。

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投票者数2038人。
妥当と感じられる領域への着地に安堵した。
なんだかんだと初回は難しい。
あれほど止めれと叫んだ不正投票。
技術と根気でその排除に凛として取り組んだスタッフの心意気に、
フラメンコ界とこのプラットフォームの未来を見たい。
この週末は、常にフェアを有言実行するそのリーダーと対談、
フェスの総括と展望をすぐにまとめてパセオ8/20発売号に掲載の段取り。

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2020年7月20日(月)その4002★時さえあれば

有限を知るからこそ、過ぎゆく時が愛おしい。
時間さえあれば、自らの十指でピアノバッハを弾きたい。
唯一の問題はまるでピアノが弾けないことだが、
それも時間さえあれば(たぶん30年くらい TT)解決できる問題だ。

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2020年7月20日(月)その4001★胸算用

数えてみたらざっと新連載16本を同時進行で抱えている。
主要テーマは〝フラメンコな心と技〟。
上達に即効性のあるものから、十年二十年かけて学ぶものまで、
バラエティ豊かに取り混ぜてある。
8月発売の9月号から来年4月号にかけて
順次スタートするのでだんだん楽になる、はず。

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2020年7月20日(月)その4000★ふつうに行こう

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この四ヶ月、悲観に沈めば谷底まで転落するであろう
各種障害物(天災≦人災)のゴツゴツ険しい登り坂だったが、
前に進むほどに見晴らしが澄んでくるので、
それこそが面白かったりする。
案ずるより産むが易しと云うが、案じるヒマのない
多忙な充実こそが面白さの重要な要因だったとわかる。
「よく遊び、よく学ぶ」もとよりそれが私の商売だった。
この好感触をキープするには、私の場合は攻め六分・受け四分、
引きつづきシンプル&フラットな自然体で生きればよいという
大ザッパな展望が立つ。
復刊から二号目となる月刊パセオフラメンコ最新号、
本日7月20日ふつーに発売。

 

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2020年7月19日(日)その3999★やれやれ

引っ越しに伴うもろもろ雑務が今日でようやく片づく。
中野マルイの斜め向かい、駅からも家からも徒歩2分。
半径200メーターほどであらゆる用事をこなせる新しいパセオ編集室。
銀行・郵便局・コンビニをまわって、ゆっくりランチを食っても
一時間ちょいでデスクに戻れる快適さ。
移転費用も、自然と削減できた月間コストのほぼ一年分で償却できそうだ。
残る課題は運動不足だが、明日からは暴れん坊将軍ロンの散歩
(裏の桃園緑道)を毎朝の日課に加えることで焼け石に水としたい。

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2020年7月18日(土)その3998★粘りの季節

昨日はこの秋からの新連載『発表会大作戦!』『タブラオ奮闘記』、
それぞれシリーズ初回の大物執筆者が決まり、また新年号スタートの
スペイン舞踊家・平富恵『めざせ、バレエナシオナル!』の連載も決まった。
打ち合わせ帰りに銀行に寄ると、待ちくたびれた持続化給付金が振り込まれていた。
焼け石に水であっても、粘れる余地が広がるのは頼もしい。
いろんな幸運に感謝しつつ、この週末は日がなバッハで穏やかに引っ越し残務。

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2020年7月18日(土)その3997★成功率

「成功とは倒れた回数より一度だけ多く立ち上がることなり」

今朝の東京新聞『筆洗』で知ったヨーロッパの格言。
この学習によって、これまで0.3%に過ぎなかった私の成功率は、
一躍50%に跳ね上がった。めでたし、めでたし

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2020年7月17日(金)その3996★じゃーなリズム

つ、強い、あまりにも強い。

藤井新棋聖誕生! ツイッターの世界のトレンド第一位だという。
昭和の最盛期には3000万人を数えたという将棋の競技人口は、
現在は600万人ほどだという。
このひとりの天才少年の活躍が、
その盛り返しにひと役買ってくれるかもしれない。

久しぶりに盤駒を引っ張り出し、鉄壁にして柔軟な指し手を恐る畏る並べていると、
その異次元的強靭さに冷や汗が吹き出す。
あらゆる専門家の分析を収集したとしても、このおっちゃん(アマ六段)が、
タイトル奪取を決めた将棋のあらゆる変化を噛み砕くには
最低でも丸々一週間を要するだろう。
勝った負けたの話どころではなく〝藤井アートの解明〟こそが焦点なのである。

さて、マスコミ報道の狂騒ぶりに一番驚いているのは
将棋の関係者や古くからの愛好家だが、
皆とまどいながらも笑いと苦笑いを噛み殺すのに必死である。
コロナ報道におけるマスコミの、正確な分析を怠り
悪戯に恐怖を煽り立てるスタンスは言語道断だが、
彼らもまた〝明るい希望〟に飢えているのだろう。
だが想い起こすのはやはり、自らの首を絞める戦前・戦中の報道姿勢である。
彼らが正気と客観を取り戻さぬ限りコロナ騒ぎは終わらない。

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2020年7月17日(金)その3995★イーブン

歳を取ると、面白いようにひらめきや反射神経が鈍る。
本人的にはあまり面白くないんだが、
スムーズな世代交代の実現には、案外重要な要因のように想える。
なのでトータル的にはおれも助かる。

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2020年7月17日(金)その3994★凹む暇なし

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きのうカリスマ今枝友加からメールをもらい、
返信ついでにその瞬間ひらめいたパセオの連載企画をぶつけてみた。
今しがた電話でしっかり話して、ほぼひらめき通りの連載が決まった。
来年5/15の彼女の振替公演に照準を合わせる3・4・5月号の短期集中連載とし
(おそらくタイトルは『わたしの好きな唄』)、
リサイタル直近の5月号ではパセオ表紙に登場していただく。
ああ、なんだかとてもうれしい。
暗い世相に凹む暇はなく、四方八方たがいに呼応しながら
明るい勢いを創ってゆきたい時期だと再度確認。

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2020年7月16日(木)その3993★トドの詰まり

フラメンコな心と技のレベルアップを主眼とするパセオ新連載12本。
それぞれ毎日のようにうれしい進展があるので最優先で取り組んでいる。
来年4月号開始予定だった目玉講座も2本、
チョー前倒しで来月発売号からスタートすることになった。
むろん現場はお祭り騒ぎで、引っ越しの後始末もろもろ雑用は牛歩の歩みだ。
ちょっとひと息入れたいところではあるが、
こんな状況こそが江戸っ子肌には合ってるようで、
しばらくは清濁交じりの激流に自分から乗っかる。
人生戦歴3勝997敗、例によってコケる可能性大だが、
フラメンコって、それとバッハも将棋も落語も人生も、
トドの詰まり、身を捨ててこそ浮かぶ瀬、なんだよなあ。

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2020年7月15日(水)その3992★90分一本勝負

フラメンコ界の昇り龍・西田昌市管理人、
片やすでに終わっている老いぼれ編集長の対談記事が決まり、
今月末にパセオの新編集室で久しぶりにサシでやり合う。
ひんぱんにメールでやりとりするが、都の緊急事態宣言の二日前、
Flamenco2030.com の立ち上げを決めた4月5日以来のご対面である。
粋でシャイで礼儀正しい昇り龍に振ったテーマは以下の通り。

★Flamenco2030立ち上げについて
★第一回webフェスの総括
★第二回以降のwebフェスの具体的構想
★フェス以外の柱事業~Flamenco2030の具体的な未来展望

90分一本勝負の対談は、パセオ8/20発売号とその次の号にまたがって掲載の予定。

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2020年7月14日(火)その3991★美しくないのは

「煎じつめればこの世のことは何もかも美しいのであり、
 美しくないのは生きることの気高い目的や自分の人間的価値を
 忘れたときの私たちの考えや行為だけである」

徒歩ゼロ分の中野通り割烹・三河屋、ランチちらしを頬張りながら
乙川の短篇を読み進めていると、おなじみのチェーホフの箴言が目に留まる。
なるほど旨えこと云いやがる、くやしいがその通りだ。
文庫を閉じて、茶を呑みガリを喰う。
続きを読む気は失せ、途中で止めてあるメール返信を一から考え直す。

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2020年7月14日(火)その3990★封じ手

どちらが勝ってもうれしい。
藤井七段が木村王位に挑むタイトル戦第二局。
あまり素人受けしない戦型になったが、名局を期待したい。
あと数分で開封される私の封じ手予想は、藤井七段の「△6五歩」。
それに対する木村王位の指し手で、本局の流れが決まるだろう・・・
などとエラソーに構えてられるのはあと数分で、
午前9時の実際の封じ手発表に頭を抱える自分の姿がくっきり視える。

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2020年7月13日(月)その3989★目力

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本物の月光仮面と、うちの月光仮面。
本物は二丁拳銃で悪党を倒すが、うちの偽モノは
悪党が宴会用に里芋の皮を剥くのをじっと見つめる。
自慢の目力で悪党を倒すつもりだ。

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2020年7月12日(日)その3988★総力戦

誰もが願うフラメンコな心と技のレベルアップ、
そこにガッツリ今さら聴けない必須教養も盛り込む。

この秋から来春に及ぶパセオフラメンコ大改編はそうした領域に全力で迫る。
現在教授陣10数名とのやりとりは山場を迎えており、
9月号から来年4月号にかけて順次スタートする新連載はおよそ12本!
不発に終われば一年後には休刊だから否応なく気合いは入る。
休むまもなくギンギラギンにキンチョーの夏がやってくる。

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2020年7月12日(日)その3987★粋だねえ

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2020年7月11日(土)その3986★ハイリスク

家に戻って晩めしの京風おでんと竹の子ご飯の仕込みを済ませ、
犬一匹いないのどかな編集部にて、がっぷり四つで編集台割表に取り組む。
この格闘こそが
「ハイリスク・ノーリターン」と称される
フラメンコ専門誌編集長の最良の歓びの時でもある。
さすがにこの作業のBGMに落語は不向きで、
バッハとパコ・デ・ルシアが思考の推進力を高めてくれる。
突き進む集中力は無我の境地を招き、
七割方でき上がった台割をふと眺めれば、この編集長はむしろ
「ハイリスク・ノータリーン」ではないかと想えてくるとです(TT)

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2020年7月11日(土)その3985★人間工学

いまもそんなだが、休日の独り出社の単純作業の場合、
BGMは落語であることが多い。
十代のころから数千回は聞いてるお気に入りの録音ばかりで、
噺に聴き入るわけでもなく、ただ親しく懐かしい音楽を流してる感じ。
なんだかんだと人の気配も好きなのだろう。
稀代の名人・立川談志師匠は「落語は人間の〝業〟の肯定」と説いた。
業を肯定しない限り、この私の人生もまるで説明つかないわけで、
ほぼ無意識的にそういう大らかな諦めと安堵を落語に求めているらしい。
人間学の不可解なカラクリも存外、
この名作『寝床』に集約されている感がある。

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2020年7月10日(金)その3984★角換わり腰掛け銀

藤井七段の世界新記録がかかった昨日の棋聖戦。
研究が極度にモノを云う「角換わり腰掛け銀」というプロ好みの戦型で、
アマチュアならちょっとパスしたい難解すぎる闘いになる。
序盤から終盤まで、観る者にも強度の緊張を強いる神経質なコラボレーション。
スポーツならフェンシングに近いか。
音楽に例えるならシェーンベルクの12音技法だが、
フラメンコに例えるなら、、うーん、ロシオ・モリーナかも。
それにしても渡辺棋聖は強かった。

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2020年7月9日(木)その3983★お年ごろ

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ゼロ歳なので、まるで好奇心のかたまりみたいな暴れん坊である。
家がぶっ壊れそうだが、ま、仕方ないところだ。
「好奇心は生命を生命たらしめる」
それに私の経験からすると、65歳くらいになれば
だいぶ好奇心はおさまるはずである。

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2020年7月9日(木)その3982★犬みたい

ご近所に動物病院がオープン。
床屋付きだというので早速ロンも刈られてきた。
クマのようだったロンが、
まるで犬のようになって戻ってきたので、
わしゃ驚いた。

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2020年7月8日(水)その3981★急務

かつてカルメン・アマージャは、その人間離れした名人芸で
多くの人々を魅了し驚愕させた。
サビカスやリカルドのファンは、
超人パコ・デ・ルシアの出現にさぞや面食ったことだろう。

現在のプロ将棋界はまさしくそんな局面を迎えている。
旧式アマ六段のこのおっちゃんなどは、
マスコミを賑わす藤井七段のタイトル戦報道をうれしく思いながらも、
指されたばかりの棋譜を並べるや否や、なにやら複雑な気分に陥る。
殊に中盤戦における藤井七段の指し手の意図が「さっぱりわかんねえ」のである。

江戸時代から続く歴代の将棋名人(明治時代以前は公務員だった)には、
超絶技巧とともにアート性が濃厚だった。
だから棋譜を並べていても分かり易い文学性があって、共感や感動も豊かだった。
だが藤井七段の場合はそういうわけには行かない。
これまで見たこともない強靭な求心性は、
まるで仏教で云う「空」のような畏怖さえ感じさせる。
おそるべき才能とAI成果が直結していて、
AIと直結している分だけ過去の名人たちとタイプが異なるように見える。

てなことを感じるのが、棋力が衰えつづける年寄りの哀しさである。
アート性とエンタメ性を兼ね備えたパコ・デ・ルシアの超絶技巧な前衛性も、
いまやわかり易い古典である。
イスラエル・ガルバンやロシオ・モリーナもやがてはわかり易い古典となるだろう。
わかんねえわかんねえとボヤくヒマに、
優れた解析力を持つ若者たちのご指導を仰ぐことこそ急務である。

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2020年7月6日(月)その3980★百円札のお爺さん

「いまは誰でも選挙に行けるけど、昔はそうじゃなかったんだよ」
自由民権運動を噛み砕いて語る父をなんとなく誇りに思えて、
選挙会場までお供したことを思い出す。
投票の帰り道、小学校近くの〝菊せん〟で
クリームあんみつをおごってもらった記憶が鮮烈だ。
失恋直後であろうとギックリ腰であろうと倒産寸前であろうと、
何があってもよくよく調べて投票に出掛ける。
そういう習性の遠因は案外、そんな幼児期の記憶に拠るのかもしれない。
 
きのうの都知事選の投票率は55%。
およそ半数強は投票し、残り半数弱は投票しない。
そうか、東京人の半分弱は自由に怯える時代なのか。
選挙のたびにクリームあんみつと
百円札のお爺さん(板垣退助)を思い出す東京ネイティブ65歳。

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2020年7月5日(日)その3979★トドのつまり

「怒るということは、困っているということだ」
都知事選の開票速報に現在激怒中であるわけだが、
一体オレは何に困っているのだろう。
まずは東京を皮切りに、そして国全体に〝善い政治〟を!
そんな願いが大幅に遠のいたことに大いに困っている。
いや、おっちゃんはそんなには困らない。
困るのは若い人たちなのだ。
東京都民として、日本人として、一社会人として、
そして人間として、この結果がもたらすトホホ感は痛恨にすぎる。
この国の政治が劣悪なのは政治家やメディアだけのせいではなく、
トドのつまりは多くの選挙民の俗悪性だとよくよく分かる。
太平洋戦争開戦前のごとき悪夢が蘇る。
ヒトラーが民主選挙で選ばれたドイツ史を思い出す。

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2020年7月5日(日)その3978★なるほど

「怒るということは、困っているということだ」
心理学者のコラムで読んだのだが、なるほど、
よくよく考えてみればそういうケースがほとんどだ。
つまり怒ってるヒマに、困ってる原因を解明し、
そっちの解決に集中すれば、怒る必要もなくなっちまうわけだ。

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2020年7月4日(土)その3977★渇望する東京ネイティブ

四ヶ月近い各種トンネル工事だったので、晴れの日はお日さまがまぶしい。
岩盤から落ちてくるさまざまな理不尽は顔面で受け止め、
一方でタチの悪すぎる難クセやら老害やらは
即座にガブリ喰い千切る方針だったが幸い狂歯の行使には至らず、
迷うことなく作業に集中できた。

あす日曜朝は、家の裏手の桃園小学校にて都知事選。
晴れれば投票にお供するロンも今から張り切ってる。
てゆーか、例によって張り切りすぎにござるな。
犬は我が身の鏡とゆーことか。
  
愛する故郷に、このさき自己顕示目的のスタンドプレイヤーはいらない。
フェアな推進力を渇望する東京ネイティブの結論は変わることなく、
知性と勇気ある『火車』弁護士に迷わぬ一票。

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2020年7月4日(土)その3976★グランプリ発表!

投票者総数2083名、
いよいよグランプリ以下受賞者、
およびスポンサー賞(14社)の発表!
速報記事はパセオ7/20発売号にて

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2020年7月2日(木)その3975★忙中華あり

初回webフェス(大成功!)のまとめ作業、
パセオ8月号の締切、引っ越しの後処理と整理、
資金繰りの各種交渉、ロンのお相手と、何かと忙しい。
まあ、これもひとつの人生の華ですわ。

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2020年7月1日(水)その3974★テンテコ舞い

webフェス投票者はなんと2000人超え!
オール投票で決まる受賞者は今週土曜の発表だから、
flamenco2030.com 裏方はテンテコ舞い。
今月20日発売パセオ8月号でその巻頭特集を担当する編集部井口もテンテコ舞い。
テンテコ舞いシリーズはこの夏いっぱい続く見込み(汗)
フラメンコ界に〝秋〟は来るのか?
いや少なくとも〝飽き〟は来ない!

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