フラメンコ超緩色系

月刊パセオフラメンコの社長ブログ

しゃちょ日記バックナンバー/2018年03月

2018年03月01日 | しゃちょ日記



 

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2018年3月31日(土)その3185◆だからリアル

もとはスペインで生まれたダンス音楽。
エロすぎて演奏禁止を喰らったこともある。
「シャコンヌ」。
バスク語の chocuna (ひどい)が語源 (汗)
決定版を創ったのはバッハ。

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テーマは低音部のメロディ。
そのリピート上に三十ほどの変奏を載せる。
ひとつの本質から生まれるさまざまな顔。
 天使と悪魔。
 激情と安堵。
 刹那と求道。
だからリアルで、まるで暮らしの参考書のよう。

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2018年3月30日(金)その3184◆自我爺さん

「Paseo編集長、新作ありがとうございます!
 相変わらず素人でも面白い絶妙な編集ですね
 面白かったです」

パセオライヴにも出没する
上原時代の呑み友Yukaちゃんからメール。
はみ出る色気と癒しの美人さんだが、
さすがにおだてのツボを心得てやがる(笑
まあしかし、ボコボコにされるのを常とする編集長稼業ゆえ、
月に一度はマッカランで自画自賛(自我爺さん)

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2018年3月30日(火)その3183◆メソポタミアの昔から

過度に内罰的、そのくせ責任回避したい。
自分以外の何かに原因や救いを求める病。

現場の鬼にしてパセオライター、石井拓人は現代の若者の傾向をそう読む。
なるほど納得の分析であり、ここ数十年、
つい最近まで(そしてこれからも)驚きと落胆の連続だった。
とは云え、若い私だって安穏とそこにハマった時期もあるわけで、
親や周囲もそういう頼りないモヤシ野郎を憐れんでいたに違いない。
だからこそ今、力なく笑いながらも、どーやら立ち直ることもできるのだろう。
「今どきの若者はなっちゃいねえ」
これはメソポタミアの昔からの伝統である。

不安は前進の糧だ、やり尽くしてから考えろ。
一心不乱の父は、シンプルな楽天性。
唯我独尊の母は、壁を作らないバランス調整力。
とまあ、不滅の名盤『シロコ』冒頭のタンゴがそう響く。

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2018年3月29日(木)その3182◆今宵はマリア

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今宵はマリア・パヘス。
近ごろの渋谷は鬼門だが、オーチャードだけは別もの。
パセオ忘備録(8月号)は白井盛雄と関範子が担当。
編集部新人Ricoも2018マイベスト座談会に向け初取材。
人気連載つれづれメンコの取材(6月号)で写真家大森有起も入る。
これから夕方まで6月号汗だくの追い込み。
終演後は来年度の重要企画会議という名の呑み会。
帰宅後は3/22藤井六段VS糸谷八段戦、三度目の徹底検証。
   
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2018年3月28日(水)その3181◆間違い探し

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日曜のNHK将棋トーナメントの決勝戦。
ジェーも私もテレビの画面もまったく動かないことに驚く連れ合い。
間違い探しですか?と突っ込むまにさん。
            
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2018年3月27日(火)その3180◆無いほうがいいもの

頼りになるデザイナーが精魂込めて仕上げてくれたレイアウト刷りをズラリ床に並べ、
この段階でページの並びを最終的に決める。
オールカラーに踏み切ったことでそういう自由度が増し、
マーケティングから割り出す予定の代割が大幅に変わることもある。
結論と決断、自由と責任、もう後戻りは出来ない、
センスのみが頼りのアナログ編集長冥利に尽きる瞬間だ。

ここはもっといい写真じゃないとな、
ここはもっと面白い文章じゃないとな・・と次々に欲が湧いてくる。
そのイメージが次号からのクオリティを高めてくれるから、
安い原稿料のわりに協働スタッフへの要求も高まってくる。
これは無いほうがいいなと感じるのはおおむね私の原稿であり、
一刻も早く全体のレベルを高めることで、
こうした汚点を早期撲滅する必要がある。

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2018年3月26日(月)その3179◆それがゆえに

あらゆる宗教から距離を置くようになったのは、
育った時代に拠るところも大きい。
もちろん共産主義や儒教などもその例外ではない。
1970年代に思春期を迎えた世代というのは、
そこそこ世界の宗教史の裏側を学んでいるし、
それらの布教現場の現実も嫌やというほど知っている。
そうした反動から哲学やらアートに流れたことはともかく、
世代的にはやはりラッキーだったと想える。
漂流先がフラメンコだったことは意外だったが、
今はそれが数少ない必然だったようにも思える。
挑戦と融合。
フラメンコは大いに本能的だが、
それがゆえに戦争を避ける知恵を内包している。

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2018年3月25日(日)その3178◆嵐の前の静けさ

花見帰りのオープンカフェ。
スイーツにがっつく寸前のジェー。

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2018年3月25日(日)その3177◆だから

深い味わい。

その人だけの魅力。
踏み込んだがゆえの困難、
その泥沼から探りあてたその人だけの真実。
行為と思索の積み重ねだけが生む、信頼に値する美しさ。
その熟成には永い葛藤を要する。
それらはしばしば普遍性を帯び、
人々に安堵と勇気を与えもするが、
すでに本人はあまり意識していない。
だからパセオを創る。

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2018年3月25日(日)その3176◆花見

きのうはパセオで番犬、今日は一家で遠足。
朝から絶好調のジェー。
朝湯で新聞を読んでたら、早く行こーぜと迎えに来る。
連れ合いは自主練に出かけた。
ケーコはケーコ好きなのである。
戻ったら、皆してご近所新井薬師の桜だ。
元旦以来の全休なので、全身脱力でのんびり暮らす穏やかな日曜日。

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2018年3月24日(土)その3175◆三日見ぬまの桜かな

各員万障乗り越え、あす日曜は一家総出で花見。
今年が最後だと云い聞かせつ、一方で塩分控えめの暮らし。
切腹を前に煙草を勧められ、いや身体に悪いから結構、
と断った故事を想い出す。

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2018年3月21日(水)その3174◆見よう見マネ

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なんとかしちゃう奴。
男でも女でも中性でも、先輩でも後輩でも同期でも、
そういう人間とつるむことが多いのは、
観ていて爽快であり、かつラクチンだからだろう。
元来ヘコタレ野郎の私も、やはりそう在りたいから、
見よう見マネでこの半世紀ほどそうやってる。
詰まるところ、これが一番疲れない暮らし方であり、
そんな意味でフラメンコはもってこいの場だった。

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2018年3月20日(火)その3173◆髙野美智子ソロライヴ

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高円寺エスペランサ、ともに20時スタート。
明日日水曜は松下幸恵(Vol.83)、
明後日あさって木曜は髙野美智子(Vol.84)が登場するパセオライヴ。
二日連チャンはシリーズ開始以来はじめてのこと。
高野は私の熱望にチャレンジしてくれると云う。
熱望とはどちらにとってもプレッシャーと知る(汗)。
パセオ忘備録執筆は井口由美子。

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2018年3月19日(月)その3172◆松下幸恵ソロライヴ

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あさって水曜パセオライヴは名古屋のマエストラ松下幸恵が初登場!
高円寺エスペランサ20時スタート。(フライヤーの19時半は開場時間)
協演はカンテのマヌエル・デ・ラ・マレーナ、
ギターの鈴木尚と俵英三、パルマに井山直子。
座席指定は予約開始翌日にソールドアウト。
以降の立見予約もパンパン状態。
パセオ公演忘備録担当は若林作絵。
気合い入るわあ。

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2018年3月17日(土)その3171◆かぼちゃプリン

「天気はいいけど寒いよ」

起き抜けに連れ合いが云う。
陽射しが書斎を直射して心地よい。
ユーミン『春よ、来い』が聞こえてくるようだ。

 春よ 遠き春よ 瞼閉じればそこに
 愛をくれし君の なつかしき声がする

お出かけ日和だが、連れ合いは生徒たちのライヴ本番、
私はパセオで記事書きなので、ジェーも出社で番犬、ご褒美はかぼちゃプリンだ。
晩めしもおめえの好物ちゃんこ鍋だから、今日もさわやかに張りきって行こーぜ!

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2018年3月16日(金)その3170◆35年目

編集長復帰号(4月号)の発送もすみ、5月号も校了し、
間髪入れず6~7月号の編集整理に入る。
本業もあるので今は時を稼ぎたい。
ページを減らしたが、Since1984、創刊35年目にして
ようやく念願のオールカラー印刷。
新企画をもりもり潜行させながら、来年新年号には増ページのメドも立った。

せっせと両面コピー手作り製本している29歳のおれに
こいつを見せて活を入れてやりたいが、あいにくタイムマシンは故障中。
まあ、欠陥だらけだがあきらめない奴なので、きっと何とかするのだろう。

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2018年3月16日(金)その3169◆節約

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寒い朝はパールマンであっためる。
暖房費の節約。
つま先まであったまる。
だがジェーはふかふか布団の中。
          
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2018年3月15日(木)その3168◆口説き文句

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「自分の欠陥に邪魔されない仕事に打ち込めばいい。
 できないことを悔やむには及ばない」

今朝の東京新聞で、ホーキング博士のこんな矜持を知った。
博士の功績に畏れながらも、欠陥とコンプレックスのデパートのごとき私は、
ド共感で胸がいっぱいになった。
また、博士はこんなことも云っているのだが、これは編集長復帰以来、
お仲間たちを口説くのに汎用する私の定番文句でもある。

「どのみち死ぬんだから、多少は善いことを」

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2018年3月15日(木)その3167◆安全ベルト

今日明日でパセオ5月号のデザイン入校が終わる。
だいぶ勘が戻ってきたので、ジェットコースターに例えるなら、
両手で万歳しながら引きつった笑顔をふりまくぐらいのことは出来るようになった。
ちなみに安全ベルトはセロテープである。

新連載は一本だけだが、これがめっちゃおもろい。
踊る喋り屋しの(凌木智里)による連載エッセイで、
春夏秋冬、年四回の掲載予定だったが、
とりあえず隔月連載に増やす魂胆であり、本人はまだ知らない。

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2018年3月14日(水)その3166◆大爆発を未然に防ぐ

「愚痴は周囲と自分を同時に腐らせるから、
 一歩踏み込んで具体的な改善策を提案したらいい」

十年も昔にmixiにそんな風を書いたら炎上した(汗)。
十代半ばで社会に出た頃、それが愚痴だということも知らずにさんざボヤいたことで、
周囲の大人たちから総スカンを喰った苦い想い出から、
あの頃はほんとバカだったよと自嘲を込めて書いたつもりだったが、
愚痴がいかんとは何事かとボカスカやられた。

「男と女では生理が違うのよ。ぐちぐちコボすことで大爆発を未然に防ぐの」
唯一この見解には合点がいった。
とはいうものの類は友を呼び、永年の仕事仲間や呑み友たちは男も女も皆、
愚痴知らずの完全燃焼タイプであるからして、
いっこうに愚痴に対する免疫は育たず、十年にいっぺんほど、
こうしてぐちぐちコボすことで大爆発を未然に防ぐ。

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2018年3月14日(水)その3165◆ギブ&テイク

まー何処へ云ってもグチだらけでたまったもんじゃねーが、
そんなにおれにグチが云いてーなら、
一分だけ聞いてやるから一発殴らせろというグチ。

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2018年3月13日(火)その3164◆高め安定

前列左のヒロミ(山室)とボクシング観戦の打ち合わせ、
右隣りの今宵の忘備録ライター関範子と来年新年号の大型企画の相談、
後列のボケ老人への対応と、いつもながら何かと忙しい開演前。

代々木上原ムジカーザのアルテイソレラ『港に着いた黒んぼ』初日。
やはりと云うか、鍵田真由美と大沼由紀の〝黒白(こくびゃく)の
コントラスト〟には内臓に鳥肌が立った。
横綱同士が恐れることなく対峙し、互いの底力を存分に発揮し合う
世にも稀なるガチンコシーンに、なぜか不思議と涙腺がゆるむ。
凄いもん同士がこれ出来るって、実はこれ稀有なことなんだよね。
フラメンコ的完全燃焼という点で若干不満は残るが、
アルテイソレラの高く安定するクオリティに今回も脱帽。
団員たちの深く潔い献身、そして、おそるべきコンダクター佐藤浩希。
あっ、矢野吉峰のワル役も九平次ばりに黒光りしてたぞっ!

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2018年3月13日(火)その3163◆港に着いた黒んぼ

今宵はアルテイソレラ、久々のデスヌード。
会場は代々木上原のムジカーザ。
以前住んでた自宅から歩いて五分の会場だったので、
開演前にひとっ風呂浴びてブラり出掛けるのが定跡だったが、
中野に引っ越して来てからもその黄金定跡は不滅である。

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今回は小川未明の原作『港に着いた黒んぼ』。
あの大沼由紀さんの客演が大きな観処になるだろう。
何年か前の日本橋劇場の「鍵田真由美(生)VS
大沼由紀(死)」の凄絶な葛藤は、日本フラメンコ史の金字塔だった。
観る前からゾクゾクするパブロフ状態がアルテイソレラ公演の真骨頂である。

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2018年3月11日(日)その3162◆生き埋め以外は

パセオ5~6月号の入稿ラッシュで、土曜予定の遠足は来週に先送り。
ボーナスとしておやつは450円まで。これで歌舞伎せんべいが射程に入った。
納期と闘うそこそこハードなトンネル工事は、抜けてみれば結局、
これが裏方稼業のやり甲斐、自らも掘り進む現場監督の歓びなのだとわかる。
この先も果てしないトンネル工事はつづくが、
生き埋め以外はすべてオッケーと判明。

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2018年3月10日(土)その3161◆労働歌

歩いて五分のパセオ編集部。
来客や電話の少ない土日祭などは妙に作業がはかどるので、
休日は連れ合いのスタジオの仕事(番犬)が非番となるジェーを連れ、
ついつい遊びに来てしまう。

ひとり気ままな休日出勤の主なBGMはグールドのバッハ、
ファジル・サイのモーツァルト、桂枝雀師匠の落語などで、
作業の性質に合わせてアバウトに選ぶが、
さすがに"音楽"としては聴いていない。
ただ、どれもパコ・デ・ルシア『アルモライマ』や『熱風』のように
数千回はまじ聴きしたものばかりで、
あらゆる細部に至るまでしっぽり心身に染みている。
だからある瞬間に触れるだけでその全貌が全身を貫く。

おそらく私は、ある一定の距離を保ちながら名人たちのリズムの呼吸に反応している。
それらに共通する安定した骨太の通奏低音が、
雑念から逃れ作業能率を高めながら集中に達しようとする快適な追い風となる仕組み。
その意味ではフィジカルに作用する労働歌に近くて、
事務作業は落語、編集整理はモーツァルト、企画と記事書きはバッハ、
みたいな役割分担が多い。

中でもシンプルな二声が対話の理想を奏でるグールドのフランス組曲(バッハ)は、
読者や取引先との会話を楽しむような気分ですらすら筆を進ませる。
このようにほぼ万全たる休日の制作環境であるのだが、
唯一文章のクオリティの問題だけが解決されぬまま今日に至っている。
ちなみに、平日はフラメンコ漬けのジェーの、
休日のお気に入りはモーツァルトのようで、
落語をかけると何故かのそのそ足元から遠ざかる。

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2018年3月9日(金)その3160◆一週間

明日土曜は久々の安息日。
地元書店でじっくり選んで、向島百花園で読書三昧。
おやつは三百円まで。
ただしゆで卵とバナナはこれに含まない。
帰りに渋谷タワレコで外盤バッハ新譜を漁り、
宵から中野で連れ合いと月イチおつかれ会。
ちょっとサボってささやかな平穏と解放、日曜から新たな一週間、
テュリャテュリャテュリャテュリャーリャー♪~   

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2018年3月8日(木)その3159◆注文の本質

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「3月22日は2回目のパセオライブ、
 小山さんに前回頂いた課題をクリアできるように頑張ります」

クールビューティ、という形容がぴったりだったあの頃の髙野美智子。
あの頃というのは、小島章司門下生だった三十年も前のことである。
やがて髙野は、事も無げに協会新人公演奨励賞を受賞し、
美しい絵心・洗練の突出する本格バイラオーラに成長した。

「フレームからはみ出して完全燃焼する髙野」
それが私の注文(ムチャぶり)だった。
我ながら、まったく観客席というのは我がままなものである。
まるで編集部に対する読者の如しである(汗)
期待する人に対する注文とは、結局のところ、
それは自分に対する注文でもあるわけだ。

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2018年3月7日(水)その3158◆すっかり朝型

近ごろは6時始業なので、遅くも23時にはジェーと布団にもぐる。
早くに帰宅し『相棒』待機の煮物中。
かつおと昆布と日本酒の京風出汁で、豚バラ、大根、こんにゃく、
じゃが芋、ゆで卵、うす揚げ、最後にはんぺん。
(いけねっ、ちくわぶ忘れたあ)
ジェーと連れ合いの帰宅に合わせ、あとはコトコトとろ火で煮込むだけ。
これから湯船でゆっくり、カズオさんの続き。

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2018年3月6日(火)その3157◆伸びしろ満載

予定より三日早く、編集長カムバック号が仕上がってきた。
         
スリルと冷や汗万点の二ヶ月だったが、
パセオ創刊時や協会設立時のジェットコースター感覚が蘇り、
やっぱりオレにはこれなのかと合点がいった。
将棋なら初手を指したところ、
ステージなら幕が上がったところであり、
すべてはここから始まる。
まあしかし、おれなら迷わず定期購読だな。
「いつか読み返したくなる」という編集方針の精度はさておき、
希望と伸びしろだけは満載である。
自分独りじゃ何も出来ない奴だけに、
ひと肌脱いでくれたすべての仲間たちに感謝!

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2018年3月4日(日)その3156◆飛躍

作用反作用の法則。
だから人は平等である。

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2018年3月3日(土)その3155◆いつかきっと来る

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1966年フランス映画の名作『男と女』のアヌーク・エーメ。
私ら世代における美女の典型である。
ところが若い世代と話すと、意外と無反応であったりする。
なるほど、美女や美男の基準は、時代や地域によって大いに異なる。
環境による刷り込みは思いのほか大きく〝絶対〟はない。
つまり、いつかはあんたやおれの時代がきっと来る。

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2018年3月1日(木)その3154◆反動は三日後

筋肉痛が三日後にやって来る。
若い頃ならスッと翌日来てくれたものだが、
伝達回路に衰えが生じている。

身体ばかりではない、心も同様である。
いいことも悪いことも、
鈍く静かに受け止めることが出来る。
嬉しすぎて馬鹿にハシャぐこともなく、
哀しすぎて落ち込むこともない。
冷静にその時点ですべきことに集中するわけだが、
およそ三日後にその反動がやって来る。

嬉しさ余って相手に抱きつくでもなく、
また怒りに任せて張り倒すでもなく、
わが身に起こった事象に対し、
衝動的に反応するのではなく、
ある程度冷静に判断できるわけで、
まあ、その意味では悪かない。
しかしながら、それを年の功と云うべきか、
あるいは耄碌(もーろく)と云うべきかは、
実にビミョーだ。

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