フラメンコ超緩色系

月刊パセオフラメンコの社長ブログ

しゃちょ日記バックナンバー2020年3月

2020年03月01日 | しゃちょ日記

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2020年3月31日(火)その3862★英断

英断〟とは、こういうことか。
同じ惑星にこういう国があることをうれしく思う。

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2020年3月29日(日)その3861★イタリア便り

イタリア・ミラノのパセオフラメンコ特派員メグちゃんから小朗報。
外出禁止2週間で新たな感染者数が減ってきたと。
お医者さんたちの頑張りも凄いらしい。
フラメンコはネットレッスンで、
4/18まで完全封鎖が続く模様。

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2020年3月29日(日)その3860★なごり行き

テレビをつけると懐かしの昭和歌謡、
ちょうどイルカが歌ってる。
あの頃は歌詞を噛みしめるヒマなんてなかったが、
今聴くとけっこうシュールだったんだなあ。

 なごり行きも振るときお尻~♬

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2020年3月29日(日)その3859★不変

大久保通りを西に5分のパセオフラメンコ編集室。
普段は閑散とするこの通りなのだが、
今日も変わらぬ閑散さが実に頼もしい。

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2020年3月29日(日)その3858★返信

Sさん、おつかれさま、真夜中のお便りありがとう!
卓越したツッコミ・分析にいつも感心しています。

さて、仰る通りこの騒動は異常であり、
各種情報操作とその複雑な絡み合いが混乱を拡大しています。
上層部の指示とは云え、必要な情報提供よりも、
無用な扇動に走るマスコミ現場にも落胆しています。
同時に、今もっとも困難な医療の現場で尽力される方々に敬意を表します。

スペイン風邪的な被害の可能性も感じています。
このまま悪化するなら、「患者選択=65歳以上は切り捨て」も有り得ますから、
あと2週間で65歳に達する私も前倒しで覚悟を決めざるを得ません。

大きくは、人類の文明と環境破壊のツケであり、
自然界からの懲罰と受け止めています。
まあしかし、運良く助かる場合に備え、
今日もパセオに籠もって元気に仕事です。
仕事の質は久々に若干アップする可能性があります。
国政も、今こそ力の見せどころです。
では、また!

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2020年3月28日(土)その3857★教えてください

まるで基礎知識がないので、新聞やテレビを参考にしているのだが、
どうにも全体像がつかめない。
ほとんどの報道の論拠が明確でないので、基礎データをネットで調べ始めた。
さしあたり二点を以下にコピペするが、
国際情勢の現実とのギャップに正直戸惑っている。
聴くは一時の恥、どなたか詳しい方、
認識不足から迷路にハマる私に、どうか超初心者用のアドバイスを!

★まずはネットのフリー百科事典『ウィキペディア/Wikipedia』で、
 「肺炎」について学習したのだが(↓)。

「肺炎は年齢・性別に関係なく一般的な病気であり、
 全世界で毎年4.5億人が発症している。
 その死者は年間400万人に上り、世界における死者の約7%を占めている。
 有病率は5%以下の児童と、75歳以上の成人が最大で、
 また先進国よりも途上国に5倍多い。
 肺炎発症者のうち、ウイルス性肺炎が2億人を占めている。」

★次に日本における肺炎による死亡率を検索してみた(↓)。

『人口動態統計からみた日本における肺炎による死亡について』より
東京健安研セ年報 Ann. Rep. Tokyo Metr. Inst. Pub. Health, 69, 271-277, 2018
東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課

「疾病動向予測システムを用いて日本における肺炎と
その関連死亡要因であるインフルエンザや誤嚥性肺炎による
死亡の歴史的状況を分析するとともに今後の動向について考察した.
1899年における肺炎による死亡は,男子23,379人,女子19,934人の合計43,313人で,
総死亡者数932,087人の4.6%を占めていた.
スペインかぜの流行時の急増はあるものの1945年以降は,
死亡者数は大幅に減少し,1964年には男子12,186人,女子10,468人と最低を記録する.
2016年には男子65,636人,女子53,664人になっている.
肺炎による死亡者は,2030年には男子54,000人,
女子42,000人程度まで減少すると予測される.
また,誤嚥性肺炎による死亡者は,2030年には男子77,000人,
女子52,000人程度まで増加すると予測される.」

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2020年3月28日(土)その3856★学習

医療現場の現実を想うと、
自ずといまやることの優先順位とその実践手段が分かって来る。
さしあたりこの土日はそこに集中。

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2020年3月27日(金)その3855★習性

ガチョ~~ン!
まあ、今日はそーゆー日だった。
泣きたくとも、笑う習性が前に出るタイプは
何故かガチョ~~ン!と吠える。
そして大吉で一杯やって魔女タク観て寝る。

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2020年3月27日(金)その3854★初心

土日はパセオで7月号の特集記事(12頁)制作の段取り。
カップ麺を四つ買って備えも万全。
希望だけは尽きなかった、
食えない時代の初心を思い出すのかも。

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2020年3月26日(木)その3853★生き甲斐

「生活の一コマに喜びを見い出すのが最高の生き甲斐」
朝刊の今日の運勢(羊年)だが、どんな時だって、
それが足元を支える基本なのかもしれないねえ。

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2020年3月25日(水)その3852★非凡な幸運

人の数だけ、
認識の方法と結果があり、
その違いが一種の楽しさなのだ...。
同じことが楽しいのではなく、
違っていることが感動なのである。
そして人間は正しいだけの人もなく、
まちがっていることも自然で、
しかしそれが一種の個性になって
この世界を支えている。

  曽根綾子『平和とは非凡な幸運』講談社

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2020年3月25日(水)その3851★甘く見んなよ

ハードロックをがんがん鳴らすうどん屋さん。
極太うどんが旨いだけに残念だが、騒がしくて会話も困難、
二度と行くことはないだろう。
呑み屋もそうだが、わりかし音楽で店を選んでることに気づく。

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2020年3月25日(水)その3850★気の合う

気の合う音楽を聴いたり
気の合う仕事に没頭したり
気の合う友と呑んだり
気の合う本を読んだり

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2020年3月24日(火)その3849★こんな時こそ

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月刊ラティーナ4月号が届く。
創刊68年、来月の5月号を一区切りとする休刊を決めたが、
紙媒体は停止しても、新たなメディア展開は続けるとの意志を報じている。
以下は、ラティーナ4月号の編集後記からの転載。

「日本を漂っていた先の見えない閉塞感が、全世界にも蔓延しそうな今日この頃。
 人間の本性が垣間見えてきて、何とも言えない気持ちになります。
 こういう時こそ、音楽で心を豊かにし、誠実に生きたいと実感しています」

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2020年3月24日(火)その3848★四年おき

しっとりと沁み入るギターのトレモロ。
想えばこの曲が、スペインに傾斜してゆく初めの一歩だった。
パセオ創刊以降も、四年に一度だけ(オリンピックの年に)
一ヶ月ほど爪を伸ばしてアルハムブラを弾く慣習は続く。
まあしかし、なんだな、今年ばかりは延期もやむなしか。
   
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2020年3月23日(月)その3847★半社会的体質

夜はヒマ有りの昨今なので、示し合わせて
今宵は高円寺エスペランサで久々の木曜会。
かれこれ三十年の伝統ある会合だが、
下ネタ中心の反社会的体質が懸念される。

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2020年3月23日(月)その3846★んめ~

六つに切ってカブりつく
ほどよく甘くて酸っぱくて
朝も夕も湯上がりオレンジ
んめ~!つーのが効いてる証!

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2020年3月22日(日)その3845★取り調べ

「今までに聴いたことがないようなギタリスト」
かの武満徹は、彼をこう評した。

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鈴木大介の新譜『シューベルトを讃えて』を聴く。    
貧乏でピアノが買えずギターで作曲したと伝えられるシューベルト、
その関連の作品群をギター上に甦らせようとする録音だが、
例によって大ちゃん、力まず自然体でシューベルトを謳う。
(自然体で弾けるほど簡単な曲じゃないのに汗)
丹精込めても小さくまとまらず、あきれるほどに美しい。
彼の美質は初めて聴いた三十五年前からちっとも変わっちゃいない。

現代の新作ギター曲の世界初演はだいたいこの方である。
休みことなく常に並行して冒険的プロジェクトに取り組む鈴木大介。
その原動力は好奇心なのか、使命感なのか、それとも単なる目立ちがり屋なのか、
いつか一杯呑ませて聞き出してみよう。

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2020年3月22日(日)その3844★大局観

「アフリカじゃ、毎日数千人が餓死してるんだから、
 コロナどころじゃねーんだね」

たけしさんの発言で、
ここ数日のバランス感覚の故障の理由がわかった。

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2020年3月22日(日)その3843★類似品

西欧の古い曲なら、どのあたりの時代のどこらあたりの地域の作曲家であるのかの
見当はつくものだが、この人ばかりはまったくわからんで難儀する。

〝メヌエット〟で有名なルイジ・ボッケリーニ(1743~1805年)はイタリアに生まれ、
ヨーロッパ各地で活躍後スペインに定住した。
ハイドン~モーツァルト時代(古典派)の作曲家でありながら、
ひと時代前のバロック音楽や、すっ飛ばして次の時代のロマン派のような作風でもあり、
挙句の果てにスペイン国民楽派の先駆みたいな曲も書いている。
中でも『ファンダンゴ』が有名、いろんな編曲・録音・映像があるが、
やはり原曲通りパリージョの入ったバージョンが楽しい。
ルイジ・ボッケリーニ、類似品にご注意くだちゃい。

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2020年3月22日(日)その3842★往来自粛

我が編集部は特殊な立地にある。
デスクは中野区、
トイレは杉並区。
大阪兵庫の往来自粛に心が痛む。

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2020年3月21日(土)その3841★人の数だけ

「人の数だけ考え方はある」 
 地域や民族や宗教だけでは括りきれない多様性に仰天する昨今。
 普段から自分でも云ってることじゃねーのと大苦笑。
「人の数だけフラメンコはある」

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2020年3月20日(金)その3840★開放傾向

いつ爆弾警報が落ちてくるか分からん状況だが、
自粛要請が開放傾向にあるのはうれしい。
まあどーあれ状況は厳しいが、やることは一緒だ。

新型ウイルスと闘う!的な発想にはどうにも違和感がある。
映画だか小説だか忘れたが、地球侵略を目論む知的宇宙人が
人類には無害の地球のウイルスにやられて逃げ帰ってしまう話の影響だろう。
素人ならではの暴論だが、今回も集団免疫が好手だと感じる。
ワクチン完成が前提だと聞くが、閉鎖オンリーではすべてを失ってしまうから。
・・・ぢっと手を見てカニとたはむる。

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2020年3月19日(木)その3839★協働の時

専門家というのは実に深く知っている。
そして自己の専門領域を守ろうとする意識は本能的でもある。
それがゆえ、全体の善きバランス判断に支障を来たすこともある。
医療・経済・数学・脳科学などの多国籍混合メンバーによる充分な討論こそ
(市民を代表するニュートラルな司会者は必要)が、
いま最も知っておきたい情報。
勝ち負けではなく、各セクション・プロの協働によって
最善手を発見しようとするプロセス。

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2020年3月18日(木)その3838★学習不足

騒動にこれ以上付き合う気になれないので、不安を増加させる可能性が
あると思った投稿には一切反応しないことに決めました。
考えを改めることがあるとしたら、
「例年のインフルエンザ以上の感染被害が出た場合」だけです。

上記は、理性も気骨もあるフラメンコギタリストのFB投稿。
どこにも偏向することのない冷静な彼の分析を大いに参考にしていたが、
彼の投稿がシステムから消去される事態が発生し、
その旨を反映した投稿の一部を引用。
「例年のインフルエンザ以上の感染被害が出た場合」という
具体的な線引きに、実際的な沈着冷静を感じる。

戦争反対を表明すると圧力がかかり孤立させられることが普通だった戦前の日本。
大メディアの煽動でやがて日本が戦争に突入したことは周知の事実。
ストーリーこそ違うが、これらテーマは同質である。

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2020年3月18日(水)その3837★丸腰太郎

中止や延期と差し替える自由な時。
忙中には着手できなかった仕事や私事のさまざまな保留案件に
整理と解決を与えるのが昨今のマイブーム。
社会の健常化を想いつつ、
小さな達成を積み上げスタンバる丸腰小市民のマイペース。

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2020年3月19日(木)その3836★夢判断

この忙しい夢がトイレに行きたいことの暗示だと薄々気づいている。
まだ序盤戦だというのにすでに一手30秒の秒読み状態。
▲2四歩、△同歩、▲同飛車、△2三歩の局面で、飛車で3四の横歩を取るか、
取らずに2五か2八に引くか、この三択に迷っている。
2八飛車の他は皆リスキーだが、2八飛車では勝てない。
時間切れ1秒前、最も激しい変化に突入する▲3四飛車をハッシと指す。
「はい、そこまで、この将棋は延期指し掛けとします」
なぜか立会人の佐伯九段が唐突にストップをかける。
一礼してトイレに駆け込みながら、
最善手は含みを残す▲2五飛車だったことに気づき蒼ざめる。
そのとき目覚めて現実のトイレに駆け込む。
生きた心地がしないのか、これぞ生きる醍醐味なのか?
この夢の分析解釈は、晩酌の肴だな。
ともあれ、漏らさなかったことはめでたしめでたし。

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2020年3月17日(火)その3835★耕作期

本日パセオフラメンコ5月号大詰め。
取材ライヴや会合が延期になった分、通常より一週間早いラストスパート。
直近のパセオライヴ2本も延期となり、今日はその時期を再調整。
先手先手で新たな企画と特集を準備し、
鎮静後の道筋をサクサク耕すのが昨今の趣味。
きのう午前も8月号特集『新人公演に出たい!』を
若林のさくちゃんと相談・決定、うっきー!

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2020年3月16日(月)その3834★風にも負けず

昼めし前に編集整理を済ませ、郵便局、銀行(原稿料振込)、
信用金庫、珈琲ロード、区役所(マイナンバーカード作成)、
中野警察署(運転免許返納)、中野マルイ、風月堂、眼科(白内障術後検診)、薬局、
焼き鳥大吉(落語の師匠とのルーティン)の順で巡る。
恐るべき強風にたびたび遭遇し、風にも負けないデブでよかったと初めて思う。

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2020年3月15日(日)その3833★プライド

社会を壊すのはウイルスではなく、疑心暗鬼の群集心理。
まず、大袈裟に煽らないこと、次に煽られないこと。
これがヒステリーを鎮静させる基本定跡だと現代人なら皆知っている。
マスコミ現場のみなさん、まずは直ちに各現場で軌道修正お願い!

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2020年3月15日(日)その3832★寛大

形勢がよい時は油断なくそのまま勝ち切り、
悪い時は折れない粘りで逆転する。
そういうタイプ同士の今日のNHKトーナメント準決勝。
人生と生活を懸け、互いに忖度抜きで真理を追求し合う
日曜午前のプロ将棋は十中八九、清々しい余韻を残す。
そうだよな、シンプルにそう徹すりゃいいんだ。

形勢がよい時は油断して逆転され、
悪い時はボキッと折れてそのまま負ける。
おおむねそういう青春だったが、唯一パセオに関しては、
最初から三十六年間、形勢だいぶ不利のまんま、
ただボキッと折れることだけはなく今日に至っている。
つまり、将棋に比べると人生ははるか寛大である。

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2020年3月14日(土)その3832★二択

「この調子で社会活動を規制する」
「規制を解き、通常の社会活動に戻す」

人類はどちらを採るべきか?
このシンプルな二択を、個人として考えておきたい。

まず、重症者治療とワクチン開発はいずれの場合も最大急務として、
人材・予算を最優先で惜しみなく投入する。

前者は後者より多大な死者(自殺者等を含むトータル)を出し、
かつ精神的・経済的な後遺症も桁違いに大きいと考える私は後者だと、
今件で自分がくたばらないうちに記録しておこう。

ビジュアルはなぜかリャド(スペイン 1946~1993年)

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2020年3月14日(土)その3831★今日の学習

百家争鳴(ひゃっかそうめい)
「多くの学者が自由に自説を発表し論争すること」 

百花斉放(ひゃっかせいほう)
「多くの花が一斉に咲くこと~科学・文化・芸術活動が活発化すること」

疑心暗鬼(ぎしんあんき)
「疑いの深さからあらぬ妄想にとらわれること」

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2020年3月13日(金)その3830★ファンダンゴ

ファンダンゴ
アランフェスで有名なロドリーゴ作曲。
フラメンコの人気曲種ファンダンゴのつもりで聴けばぎょっとするだろう。
クラシック先行だった私が、フラメンコのファンダンゴを初めて聴いた時には
ぎょっとしたもんだが、いまはどっちも好き。
ファンダンゴのあまりの乱痴気騒ぎぶりに、
その昔の欧州でファンダンゴ演奏禁止になった歴史を最近知って、
ファンダンゴが益々好きになった。
ちなみに、あんこやみたらしなどの餡ダンゴは小さい頃から好き。

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2020年3月13日(金)その3829★地獄の入口

地獄への入口は、それぞれ責任逃れの甘々な正義論で舗装されてる
結果的にそれが正しい可能性も3%程あるが、
あいにく私はそれに乗れない

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2020年3月12日(木)その3828★自粛ブーム

ライヴや会合の中止が相次いだこの三週間。
よーやく今宵はご馳走にありつける。
先を見て、自粛し過ぎは自粛。

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2020年3月12日(木)その3827★三者討論

病理と経済と脳科学、
この三者討論が聴きたい。

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2020年3月11日(水)その3826★弁明

淡々と積み上げる深く美しいバッハ
パンチ力を欠くが、そもそもそこで勝負する気配がない。
安定する温厚な超絶技巧はすべて音楽そのものに献身するが、
要所で発揮するシャープで冴えた閃きが
上質な活力を与えながら全体構造を引き締める。
真夜中に三度続けて聴いてしまったのは、
私の持たざる美点をすべて備えた演奏だったから。
と、もっともらしく大寝坊の云い訳。
 
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2020年3月10日(火)その3825★待ってましたっ!

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角川春樹小説賞や野村胡堂文学賞に輝く売れっ子作家で、
すでに刊行された二十数冊の小説はすべて読んだ。
現役シリーズ物では特に『多田文治郎推理帖』と
『脳科学捜査官 真田夏希』がお気に入り。
前者はNHK時代劇、後者は民放の2時間ドラマシリーズに
登場するのは時間の問題かと想われる。

フラメンコ仲間というめでたい縁から、その鳴神師匠に
パセオに連続フラメンコ小説を書いてもらえることになった。
常に超多忙だが義理堅い師匠は数年前の約束をしっかり遂行され、
パセオ3/20発売号にその連載第一回目が載る。
なんとゆーか、、感無量である。

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2020年3月10日(火)その3824★不快な傑作

しかしそれは不快な傑作であった。
何かわれわれにとって、美と秩序への根本的な欲求をあざ笑われ、
われわれが「人間性」と呼んでいるところの一種の合意と約束を踏みにじられ、
ふだんは外気にさらされぬ臓器の感覚が急に空気にさらされたような感じにされ、
崇高と卑小とが故意にごちゃまぜにされ、「悲劇」が軽蔑され、
理性も情念も二つながら無意味にされ、
読後この世にたよるべきものが何一つなくなったような気持にさせられるものを
秘めている不快な傑作であった。
今にいたるも、深沢氏の作品に対する私の恐怖は、
『楢山節考』のこの最初の読後感に源している。
                      三島由紀夫『小説とは何か』より

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ジタバタしてもしょーがねーじゃん、ふつーの風邪なんだからと云うと、
姥捨て山(楢山節考)かと苦笑される。
何せギタリスト深沢七郎のギターソロLPアルバムをリアルタイム(1973年)で
購入した世代(当時18歳)のヘンタイだから、パニックを起こすことのほうが難しい。
年寄りの腕の見せどころ、みたいな対策を期待してるし。

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2020年3月9日(月)その3823★鏡の中の狂躁

さすがに学校閉鎖はひどい大悪手だと直感した。
トータルリスクを慎重に長期的にジャッジできぬ政権やマスコミは、
やはり私を含む平均的民衆を映す鏡だった。
ペストやスペイン風邪やインフルエンザや各種新型の歴史をネットで独習した。
おぼろげながら問題の輪郭が視え始めたころ、
ある医師の冷静な考察を読んで、ようやく自分なりに整理がついた。
完璧には遠くとも97%程度の確率論だと位置付けてる。
ジタバタしねーでいつも通り暮らすこと、
トイペが無けりゃ手で拭きゃいいや(汗)など、直感通りに迷わず。

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2020年3月8日(日)その3822★最近パセオがおもろい

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どーよ、これ!
東敬子『フラメンコのいま』に登場するラファエル・カンパージョ。

現役ファンにはご理解いただき、むしろ
フラメンコファン潜在層にアピールしたい近ごろのパセオ表紙。
何が当たるかわからぬが、フラメンコな魅力に基づく直観的インパクトを重視。
表紙だけの理由ではないが、この半年あまり着実に部数が伸びている。
ビジュアル含む連載陣の充実とパンチある特集という戦略は現時点では吉。

本号の新連載は人気作家・鳴神響一氏による
連続フラメンコ小説『祝祭のアレグリアス』。
スペイン留学中のバイレ練習生を主人公とする本格ミステリーで、
アフィシオナード鳴神響一ならではのエンタテインメント。
願えば叶う、数年前から無理やり頼み込んだ念願がいよいよ実現し正直超うれしい。
そしてタイトル画はあの大和田いずみ画伯。

そして渾身の特集(全8頁)は『マイベスト座談会2019』。
参加メンバーは、石井拓人、白井盛雄、若林作絵、西田昌市、堀慎二郎、
編集部・井口由美子とトムクルーズの合計七名。
2019年のフラメンコ界を俯瞰しながら、メンバーそれぞれの
未来に向けた逞しい発言の数々が好ましく頼もしい。

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2020年3月7日(土)その3821★春近し

もうすぐ春だし凹んだ気分じゃいけねーよ、
気晴らしに向島百花園でも行こーじゃねーのと家を飛び出し、
いや待てよ、今日は原稿いっぱい来るから、
まずはそっち片付けるかと中野五差路でUターン、
パセオに着いてパソコン開けばメールがわんさか花盛り、
返信書いてりゃ日も暮れそーだが、
まあそーゆー土曜もオツじゃねーのと、
とりあえずCDかけて緑茶を呑んでスタンバイOKみたいな春近し

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2020年3月6日(金)その3820★それぞれの確率論

「わからないときは安全そうなルートを選ぶ」
「安全そうに見えるルートが最も危ない」

〝免疫性〟がキーワードとなる、それぞれの確率論。
短期を採るか、長期を採るか。
現時点で中止要請はなく、
出演者、協催者の快諾を得て、
パセオフラメンコライヴは普通に開催。
責任者は私。

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2020年3月5日(木)その3819★スタンバイ

やむを得ぬ事態に、予定のライヴや会合が延期あるいは中止となり、
何十年かぶりで自由になる時を得ている。
失うものは大きいが、これもよしとしないことには、
せっかくの時が自由の翼を失う。
さしあたり、好きなだけ寝て、好きなだけ仕事して、
好きなだけ準備して、合い間に呑みに行く。

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2020年3月4日(水)その3818★リハーサル

オブリビオン(忘却)
ラスト近く、ハイポジションで再現するテーマの痛切
アートの恩恵、それは例えば、
ほとんど息さえできない、
やる瀬ない痛みを予め知っているからこそ、
救いのない現実の激痛に耐えうるということか
  
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2020年3月2日(月)その3817★売るほどある

「月刊パセオフラメンコ
 買い占めで品不足!」

そーゆーガセも流れねーし、
なんなら売るほどあるし

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2020年3月1日(日)その3816★パパは偉大

「おい、ちょっと待て、これ聴いたか?」

〝古典の父〟ハイドン(=退屈の母)はスルーと決め込んでいたが、
不惑のころ、とんだ心得違いに気づいた。
このチェロ協奏曲、上質エンタメなのに〝古典美〟の宝庫だ。
あの頃はもっぱらメフィスト(ロストロ)盤を聴いたが、
近ごろの演奏レベルは遥か凄いことになっている。
例えばハウザーとキアン、この聴き比べはかなり面白い。
映像込みのトータルではハウザーが好きだが、
じっくりCD聴くならキアンかも。
チェロ演奏は明らかに新時代に突入したな。

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2020年3月1日(日)その3815★誤解考

「対人関係というのは主に、美しい誤解と
 そうではない誤解から形成されている」

てな感じの、数日前に読んだ実に身もフタもない剛速球。
妙に引っ掛かっていて、出典の詳細を再読しようと
あれこれ探したんだが迷宮入り。
まあ、結論は出てるんだから、
あとは手前でじっくり考えろっつーことか。

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2020年3月1日(日)その3814★

日曜午前のNHK将棋でフル充電。
晩めしの仕込みもすませ、さあ、これから仕事じゃあ。
天気もいいし、今日はこーゆーノリで!

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2020年3月1日(日)その3813★気休め

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自宅PCの背景をカトランに。
ほんわか出来る相性みたい。

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