バランスの華
こー見えても経営者の端くれである。
私の場合、そのルックスや人格や経営手腕はともかくも、その卓越したバランス感覚を絶賛されることが多い。
例えば、
江戸っ子なので気は短いが、そのぶん胴体は長い。
たしかに髪の毛の本数は少ないが、そのぶん借金は多い。
たしかにオデコは広いが、そのぶん心は狭い。
たしかに見た目は悪いが、胃が丈夫なのでそのぶん消化は良い。
たしかに人にはきびしいが、そのぶん自分にはやさしい。
たしかに器量は小さいが、そのぶん態度は大きい。
…………
ま、これらは一例にすぎないが、物事の大小、多い少ない、広い狭い、良い悪いなどが絶妙に配分されていることが一目瞭然である。
私の中では、このような美しいバランスがいつでも保たれているのだ。
ルックスや人格や経営手腕などに大きな問題を抱えながらも、これまで生き残ってこれたのは、こうした優美なバランス感覚によるところが大きいものと思われる。
きっと皆さま方の中にも、私ほどではないにせよ、こうした美しいバランス感覚のひとつやふたつは備えておられるものと推測できる。
フラメンコの明るい未来のためにも、どーかそうした長所をご遠慮なく伸ばしていっておくんなせえ。(TT)
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